物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

ノジスミレ

2022-03-20 20:32:50 | スミレ科は⇒ すみれ world

いよいよ菫の季節到来です。

 

 



スミレ類の中では割と早咲きのスミレです。

撮影日 2022.03. 19: 群馬県

 

側弁には毛が生えていません。

 

良い香りがあります。

距は細長い感じです。


                                                               

  

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セツブンソウ ★ Remember ★

2022-03-12 21:00:04 | キンポウゲ科

だいぶ暖かくなってきましたね。
皆さんいろいろと春を探して記事にされていますが、
私の方はなかなか…  そろそろ冬眠から目覚めないといけませんね。
未だあまり出かけていないので、とりあえず過去のデータから
Rememberということでいくつか記事を作ってみます。

 

セツブンソウ(節分草)
<学名:Eranthis pinnatifida Maxim.>
キンポウゲ科 セツブンソウ属 多年草

 

 

スプリングエフェメラル(春の妖精)と呼ばれ人気のある植物です。

関東地方以西に分布し、石灰岩地帯を好み落葉樹林内の斜面などに
群生していることが多い多年草。


高さ10cm、地下に球形の球根(塊茎)があり、茎頂に1個、
直径2cmの白い花を咲かせる。

 

 

高さ10cm、落葉樹林内などにまとまって自生する多年草。


埼玉県秩父には何か所か自生地が知られています。

中でも堂上の自生地は観光バスで大勢の方々が訪れるなど
沢山の花と沢山の人でごった返すほどです。

花期は2~3月、1本の花茎を出し細かく切れ込んだ総苞片
(花序全体を包む葉の変形したもの)を開き、
その先に可憐な白い花を1輪咲かせます。

総苞葉は花茎の先端につき、無柄でふぞろいに深裂し、裂片は線形。


花は茎頂に1個つき径約2cm、花柄は長さ1cm前後、
花びらに見える部分は萼で通常5枚あります。

 

 

本来の花びらは退化して、
先端が2又に分かれた黄色い蜜腺(甘い蜜を出す器官)になっており、
雄しべを囲むようにつきます。

黄色い花弁が小さくなり蜜線に変化したものが、
蕊と共に中央に固まっている。
雄しべの先端に付いている花粉が入った葯は鮮やかな紫色。
面白い造りの花です。

地下に球形の塊茎があり、花後、根生葉を出します。
根生葉は5角形で3全裂し、幅3~5cm、側小片は
さらに2深裂して、各小片は羽状に細裂する。

可憐な花は人気が高く、現在は、乱獲や自生地の
環境破壊によって希少植物になっている。
環境省レッドリストでは 準 絶 滅 危 惧 (NT)に指定されている。
          準絶滅危惧(現時点の絶滅危険度は小さいが、生育条件の
          変化によっては絶滅危惧に移行する可能性のある種)


名前は、早春に芽を出し、節分の頃に花を咲かせることから
つきました。が、秩父での盛りの時期は2月末~3月頭ぐらいです。

雪の中で咲くセツブンソウを見ることもあります。


 

通常1つの花茎に1つ花をつけますが、2つ花をつけたもの、

愕の丸いの

尖っているもの

数の変異や 色白のものなど



いろいろと変異も見られることがあります。

 

 

 

 


地下に球形の球根(塊茎)があります。

(これは栽培品を購入した鉢植えのセツブンソウを撮りました。
野生のものを掘ってきてはいません。
また埋め戻しました。)

 

花後の様子

若い果実

 

 

いろいろと個性、変異があって面白い植物ですね。