エゾリンドウ(蝦夷竜胆)
<学名:Gentiana triflora Pall. var. japonica (Kusn.) H.Hara>
リンドウ科 リンドウ属 多年草
草原に1株だけ 色違いの花が咲いていました。
ピンクのエゾリンドウです。
エゾリンドウ(蝦夷竜胆)
<学名:Gentiana triflora Pall. var. japonica (Kusn.) H.Hara>
リンドウ科 リンドウ属 多年草
草原に1株だけ 色違いの花が咲いていました。
ピンクのエゾリンドウです。
エゾリンドウ(蝦夷竜胆)
<学名:Gentiana triflora Pall. var. japonica (Kusn.) H.Hara>
リンドウ科 リンドウ属 多年草
マツムシソウ咲く 高原はすっかり秋色でした。
撮影日 2021.9.12: 群馬県
エゾリンドウがたくさん 綺麗に咲いていました。
北海道から本州中部近畿以北にかけて山地~亜高山帯の草地や
湿地帯に生える多年草。高さ30~100cm。
葉は柄がなく対生し、長さ2~8㎝の長楕円形、披針形で、全縁。
主脈と平行に側脈が有り、裏は粉白色を帯びる。
花期は9~10月。花は茎の先端と上部葉脇に数個集合して付き、
花冠の長さは4?5cm、花冠は筒状で、先は5裂、紫色で平開しない。
日が差すと花が開き、リンドウよりも淡い青紫色の花を咲かせる。
条件が良いと斜開し、直径2㎝ほどになる。
雄しべは5個。雌しべは1個で、花柱は2裂する。
がく筒は長さ12~15㎜で、先は5裂する。
裂片の長さや形は変異が大きく不同。
センブリ(千振)
<学名:Swertia japonica (Schult.) Makino>
リンドウ科 センブリ属 二年草
先月、観察中に見かけたときは未だ蕾でしたが
撮影日 2020.9.27: 群馬県
そろそろ咲いているだろうなと見に行ってきました。
北海道西南部、本州、四国、九州の日当たりが良くやや湿り気のある
山野の草地などに広く分布する。
撮影日 2020.10.18: 群馬県
根は黄色を帯びる。
草丈は5~30 cm。茎は薄紫色を帯びて断面は四角く、直立し
根元から数本に分かれて生える。細長い線形の葉が対生する。
発芽した芽がロゼット状の根生葉となりそのまま越冬し、
翌年の8~11月に茎先に円錐花序を出し多数の花を咲かせる。
花は合弁花で、白い花冠は深く5裂し、縦に紫色の線があり
雄しべは5本、雌しべは1本、
花びら(花冠裂片)の基部に 蜜腺溝があり蜜腺の周囲には
細い毛のような付属物がある。
5枚の萼片は、線形で尖り、長さは5~11 mm。
リンドウなどと同じで陽が当たらないと花が開かないんです。
近くに咲いていたリンドウの花
当薬と呼び、ドクダミやゲンノショウコと共に有名な日本固有の生薬です。
開花期の全草が用いられ、乾燥させ、煎じてまたは粉末にして
飲みます。 薬効は、胃腸虚弱、下痢、腹痛、発毛などとされます。
日本固有の生薬で、漢方薬には用いられない。
花、葉、茎、根すべてとても苦くセンブリの名前の由来は
「千回振出してもまだ苦い」ということからつけられたとされています。
リンドウの花は晩秋を飾る代表的な花です。
撮影日 2020.10.03: 群馬県
横顔やらせん状の蕾もかわいいですね。
リンドウ(竜胆)
<学名:Gentiana scabra Bunge
var. buergeri (Miq.) Maxim. ex Franch. et Sav.>
リンドウ科 リンドウ属 多年草
本州、四国・九州の人里に近い野山から山地の明るい林床や
草原に見られます。
春に細い芽が伸び、茎は立ち上がり夏が過ぎると茎は次第に
横に倒れ、高さ20~60cm。葉は披針形で細長く、対生し、
顕著な3脈があり、柄はない。
花期は9~11月。茎の先や上部の葉腋に青紫色または紅紫色の
鐘形の花を上向きに数輪開きます。
蕾は渦状に巻いた状態で、花は晴天の時(陽が当たっている時)
だけ開く花冠は長さ4~5cmで先は5裂し、裂片と裂片の間に
副片(付属片)があり、内側には茶褐色の斑点がある。
蜜腺は子房の基部につく。
柱頭は2個で、蒴果は2片に裂ける。雨滴散布をします。
雨滴散布についてはこちらをご覧ください。⇒◎
園芸植物として、または野草としてよく栽培されるが、
園芸店でよく売られているのは別種のエゾリンドウの
栽培品種のことが多い。
和名は、中国名の竜胆を音読みしたリュウタンが、なまって
リンドウになったという。
古くは えやみぐさ(疫病草、瘧草)とも呼ばれていた。
「秋、花後、茎葉が枯れる頃、根を掘り採り地上部を切って、
水洗いして十分に天日で乾燥させます。
これは漢方の生薬の一つ、竜胆(りゅうたん)と呼ばれます。
竜胆は、苦味が強いことで知られているいます。
クマの胆嚢を乾燥した「クマの胆(い)」の熊胆より苦い
ということから、竜の胆として、竜胆の名前がついたともされています。」
雌雄異熟
1つの花で、花粉を出す時期(雄性期)と柱頭が花粉を受けられる状態に
なっている時期(雌性期)が時間的にずれていること
雄性期が先行する場合を雄性先熟
雌性期が先行する場合を雌性先熟
( 雌雄異熟でない=雄性期と雌性期が一致する場合は雌雄同熟と
呼ばれます。 )
自花受粉を避け他の遺伝子を取り込む知恵です。
雄性先熟の代表的なものとしてこのブログではキキョウ科のものを
紹介してきましたが、
リンドウの仲間も雄性先熟の花になります。
開花後まず雄蕊が花粉を出します。
①の花の中の蘂を見ると、雄蕊が花粉を出しています。
②の花は開花後少し経ったものですが
雄蕊が枯れ始めて雌蕊が出てきて柱頭が開いてきて
花粉を受けるようになっています。
センブリ(千振)
<学名:Swertia japonica (Schult.) Makino>
リンドウ科 センブリ属 二年草
陽が当たらないと花が開かないんです。
撮影日 2019.10.26: 群馬県
北海道西南部、本州、四国、九州の日当たりが良くやや湿り気のある 山野の草地などに広く分布する。
近くの里山で見てきました。
草丈は普通5-30 cm。茎は薄紫色を帯びて断面は四角く、直立し 根元から数本に分かれて生える。
細長い線形の葉が対生する。
発芽した芽がロゼット状の根生葉となりそのまま越冬し、 翌年の8-11月に茎先に円錐花序を出し多数の花を咲かせる。
花は合弁花で、白い花冠は深く5裂し、縦に紫色の線があり 雄しべは5本、雌しべは1本、
花びら(花冠の裂片)の基部に 蜜腺溝があり蜜腺の周囲には細い毛のような付属物がある。
当薬と呼び、ドクダミやゲンノショウコと共に有名な日本固有の生薬です。
開花期の全草が用いられ、乾燥させ、煎じてまたは粉末にして 飲みます。 薬効は、胃腸虚弱、下痢、腹痛、発毛など。
花、葉、茎、根すべてとても苦くセンブリの名前の由来は 「千回振出してもまだ苦い」ということからつけられたとされています。