物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

ゲンノショウコ ~2018~

2018-10-03 18:00:00 | フウロソウ科
ゲンショウコ(現の証拠)
<学名:Geranium thunbergii>
フウロソウ科 フウロソウ属 多年草






北海道~九州の山野にふつうに見られ茎は約30-40cmに伸びる。

撮影日 2018.07.15: 群馬県
茎や葉には毛があり、茎の上部、葉柄、花柄、萼には腺毛がまじる。
葉は掌状に分かれ3~5深裂する。

花期は7~10月

花は長い花柄の先につき、紅紫色または淡紅色、
白色で直径1~1.5cm。花弁5枚の花を2~3個つける。







花柱は5裂。

(紅紫花は西日本に、白紫花は東日本に多く見られるという)


さく果は長さ約1.5cmで短毛と腺毛が多い。
心皮の上部がくちばし状にのび、その下端に種子がある。
熟すと5裂し、裂片は種子を1個ずつ巻き上げる。

別名をミコシグサ(御輿草)ともいう。
これは実の裂けた姿を御輿の屋根にたとえたものである。
御輿草⇒●

ゲンノショウコはドクダミ、センブリなどと共に、
 日本の民間薬の代表格として知られます。


ゲンノショウコは「(胃腸に)実際に効く証拠」を意味し
 よく効くので「現の証拠」と呼ばれます。


根・茎・葉・花などを干し煎じて下痢止めや胃薬とし、
また茶としても飲用する。
 飲み過ぎても便秘を引き起こしたりせず、優秀な
整腸生薬であることから、
イシャイラズ(医者いらず)タチマチグサ(たちまち草)
などの異名もある。



ハクサンフウロ   ~季節外れの花便り その⑩~

2017-12-12 06:00:00 | フウロソウ科
ハクサンフウロ(白山風露)
<学名:Geranium yesoense Franch. et Sav.
          var. nipponicum Nakai>
フウロソウ科 フウロソウ属 多年草




東北地方~中部地方(伊吹山まで)の亜高山や高山の
湿った草地、高山の雪渓周辺の草地に生える。

撮影日 2017.07.31: 群馬県
高さは30-80cm程度。変異が大きい。


花期は7~8月。花色はピンク色だが、花によって
薄いものから濃いものまであり、濃淡に差がある。




花弁は5枚。

咲いたばかりの時には雌しべの柱頭は開かず、
雄しべが花粉を出している。
その後、葯が脱落して雌しべの柱頭が開いてくる。
雄性先熟です。


エゾフウロやイブキフウロと変種の関係にある。
顎片には伏した毛がある程度で毛が目立たない点や
花弁の形などで区別されるが、中間形もあって区別が
難しい場合がある。



名の由来

風露(ふうろ)とは、夏の朝に、朝霧が露になり、
花について風に揺れる様子をたとえたもので、
風露草になった。
白山に個体数が多いことから、ハクサンの名になった。









おまけ➡同じ仲間の カイフウロ





ミコシグサ ~ゲンノショウコ~

2017-10-30 18:00:00 | フウロソウ科
ミコシグサ(神輿草) = ゲンノショウコ(現の証拠)
<学名:Geranium thunbergii Siebold ex Lindl. et Paxton>

フウロソウ科 フウロソウ属 多年草


赤花                   (↓画像クリックでゲンノショウコの記事にどうぞ)

撮影日 2015.9.13: 群馬県

日本全土の山野や道端に普通に見られるフウロソウ科の植物。
和名はゲンノショウコ(現の証拠)といいます。
夏から秋にかけて野山で、白色や紅紫色、淡紅色などの花を咲かせる。
白花

撮影日 2017.8.17: 群馬
果実は、次第に先端が長く嘴のように伸びて、
ロケットとか鉛筆の様な種の入った実が出来ます。

撮影日 2017.10.28: 群馬県


種子は下の萼片の中にでき熟して黒褐色になると、
下方からバネのように捲れ上がり、種子を遠くに
飛ばすため果実が弾け飛び、弾けた後の姿が、このような形
(神輿の屋根の四隅に付いている飾り似ている)
になることから「神輿草」と呼ばれている。







ミコシグサ    ~ゲンノショウコ~

2016-11-08 06:20:00 | フウロソウ科






ミコシグサ(神輿草)  ⇒ ゲンノショウコ

<学名:Geranium thunbergii Siebold ex Lindl. et Paxton>
フウロソウ科 フウロソウ属 多年草


秋に種子を飛散させた後で果柄を立てた様が神輿のように
見えることから、ミコシグサと呼ばれる。


撮影日 2016.11.6: 群馬県



北海道~九州の山野にふつうに見られる高さ30~60cmの多年草
葉は掌型に3-5に深裂。
花期は7~10月。紅紫色または白紫色の5弁花を咲かせる。
(紅紫花は西日本に、白紫花は東日本に多く見られる)



さく果は長さ約1.5cmで短毛と腺毛が多い。
心皮の上部がくちばし状にのび、その下端に種子がある。
熟すと5裂し、裂片は種子を1個ずつ巻き上げる。

ゲンノショウコはドクダミ、センブリなどと共に、
日本の民間薬の代表格として知られます。
ゲンノショウコは「(胃腸に)実際に効く証拠」を意味し
よく効くので「現の証拠」と呼ばれます。

根・茎・葉・花などを干し煎じて下痢止めや胃薬とし、
また茶としても飲用する。
飲み過ぎても便秘を引き起こしたりせず、優秀な
整腸生薬であることから、
イシャイラズ(医者いらず)タチマチグサ(たちまち草)
などの異名もある。





おまけ
散策中に出会った鳥さん



たぶん ヤマドリ さんだと思いますが。・・・







ゲンノショウコ

2015-09-21 06:00:00 | フウロソウ科
ゲンノショウコ(現の証拠)
<学名:Geranium thunbergii>
フウロソウ科フウロソウ属 多年草


北海道~九州の山野にふつうに見られ茎は約30-40cmに伸びる。
茎や葉には毛があり、茎の上部、葉柄、花柄、萼には腺毛がまじる。
葉は掌状に分かれ3~5深裂する。

あちこちで咲いています。

花色は白っぽいものがほとんどです。
撮影日 2015.09.13: 群馬県

花期は7~10月
花は長い花柄の先に2個つき、紅紫色または淡紅色、白色で直径1~1.5cm。
花弁5枚の花を2~3個つける。花柱は5裂。さく果は長さ約1.5cmで短毛と
腺毛が多い。心皮の上部がくちばし状にのび、その下端に種子がある。
熟すと5裂し、裂片は種子を1個ずつ巻き上げる。
(紅紫花は西日本に、白紫花は東日本に多く見られるという)
こちらでは珍しい赤い花をつけているものがありました。




和名の由来は、飲むとすぐ効くので「現の証拠」である。



別名をミコシグサ(御輿草)ともいう。
これは実の裂けた姿を御輿の屋根にたとえたものである。


撮影日 2015.09.20: 群馬県