野菊の仲間
リュウノウギク(竜脳菊)
<学名:Chrysanthemum makinoi Matsum. et Nakai>
キク科キク属の多年草
<学名:Chrysanthemum makinoi Matsum. et Nakai>
キク科キク属の多年草
秋遅くに花をつける野菊の1種。
本州(福島県・新潟県以西)・四国・九州(宮崎県)に
分布する。(関東や近畿では普通種。)日本固有種。
低山の森林周辺に多く、特に林縁部の日向に多い。
分布する。(関東や近畿では普通種。)日本固有種。
低山の森林周辺に多く、特に林縁部の日向に多い。
もう咲き出していました。
3撮影日 2017.10.1: 群馬県
地下茎は長く伸びて、まばらに複数の茎を立てて
株立ちになり、小さな群落を作る。
高さ30 - 80cm、茎は細くてやや立ち上がり、
茎の下部は木質化するが、ひょろしとして頼りない。
株立ちになり、小さな群落を作る。
高さ30 - 80cm、茎は細くてやや立ち上がり、
茎の下部は木質化するが、ひょろしとして頼りない。
葉は長さ4 - 8cm、大まかには楕円形、
おおよそは三つに浅く裂けて、さらに粗い鋸歯がある。
表面は緑色で毛があってつや消し、裏面は短い毛が
密生して白っぽくなっている。
ちなみにこの毛はT字型になっている。
基部には短い葉柄があって、葉身から少し流れる
おおよそは三つに浅く裂けて、さらに粗い鋸歯がある。
表面は緑色で毛があってつや消し、裏面は短い毛が
密生して白っぽくなっている。
ちなみにこの毛はT字型になっている。
基部には短い葉柄があって、葉身から少し流れる
花期は10~11月。ヨメナやノコンギクなどより遅い。
花は茎の先端に単独か、せいぜい2 - 3個だけ着く。
径2.5 - 5cm、外側には白い舌状花が並び、
真ん中の管状花は黄色。舌状花は楕円形でヨメナなどより
ずっと丸みがある。
花は茎の先端に単独か、せいぜい2 - 3個だけ着く。
径2.5 - 5cm、外側には白い舌状花が並び、
真ん中の管状花は黄色。舌状花は楕円形でヨメナなどより
ずっと丸みがある。
そう果は長さ1.8mm。
名前は、茎や葉の香りが、中国から伝わった竜脳
(リュウノウジュから採れる精油)という香料に
似ている事に由来する。
(リュウノウジュから採れる精油)という香料に
似ている事に由来する。