<< スミレの季節には未だ数ヶ月があります。
まだまだ寒く植物の話題も少ない季節ですので(とはいっても色々動き出してはいますけど)
今年のスミレ観察の参考に2007年度の撮影したスミレをいくつか記事にしてみます。 >>
昔は "ケマルバスミレ" と呼ばれ全体無毛のものを "マルバスミレ" としていましたが 研究が進み
無毛品がほとんど見られないことから今では区別せず一括してマルバスミレとしています。
名前の通り毛の生えた丸い葉が特徴です。
花は白色で丸弁 綺麗な花です。側弁に毛がはえているものがあり 品種・ヒゲケマルバスミレ( f. barbata Hiyama ex F.Maek.)と呼ばれます。
距は太くて少し赤みを帯びているものが多い。柱頭はかまきりの頭のような形をしている。
北海道から九州まで全国に分布している。
最近 仕事で遅くなるためなかなか更新などできずコメント頂いた皆さんには申し訳ありません。
●ナンテン < Nandina domestica Thunb. > メギ科
難を転ずる・・・・・難転・・・・・南天 と言う、まー語呂合わせと言うことでしょうか。
中国原産で(自生があるとしているものも有ります。)中国語では「南天竹」と言うことから
南天となったのだそうです。庭木としてよく植えられている強い木でちょうど梅雨の時期に
花が咲きます。雨でうまく受粉できない場合もあり南天に傘を差しておく家も有ります。
我が家では何もしませんが結構良く実を付けてくれます。
実は漢方薬になり喘息とか百日咳などの咳止めになるんだそうです。
●マンリョウ < Ardisia crenata Sims > ヤブコウジ科
我が家の万両・・・かわいい実が鈴なりに成っています。 こぼれ種からの小さいのが
回りに生えています。
マンリョウの果実は果肉が少なくほとんど栄養に成る消化される部分が無くくほとんどが
種子であるため鳥をだましている"擬態果実"と呼ばれています。
●センリョウ < Sarcandra glabra (Thunb.) Nakai > センリョウ科
お正月の切花としてよく利用される植物で有名ですね。我が家では去年の夏に剪定の失敗で
見る影もなくなってしまいました。画像は去年の正月に切花にしたときのものです。
●ヤブコウジ < Ardisia japonica (Thunb.) Bl. > ヤブコウジ科
十両とも言われる林の木の下などに普通に生えるかわいい植物です。
地下の横に走っている根を漢方薬にするそうで解毒作用があり特に幼児の頭部などに出来る
化膿性の腫物に効果があるんだそうです。
●マンリョウ・センリョウ・ジュウリョウ・・・ときたら百両・・・
カラタチバナが百両と呼ばれるそうなんですが私は未だ見たことが無いです。・残念・
暮れの頃にバラ科の果実をいくつか取り上げました。今回はバラ科のイチゴ状果を取り上げます。
画像は去年の6月に撮ったヘビイチゴの果実です。作りは普通のイチゴ(オランダイチゴ)も同じです。
表面の粒々の一つ一つが果実になります。イチゴの食べている部分は花床・花托が大きくなったものです。
それから春に長野で撮ったシロバナヘビイチゴの花の写真を載せておきます。実の写真は無いのですが
ヘビイチゴと付いていますがオランダイチゴのなかまで美味しく食べられます。
ついでにヘビイチゴには毒はなく食べてもいいですが美味しくはありません。
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ちょっとおまけ・・・・・・・
春に咲くヘビイチゴの花 黄色い5片花ですが良く似たものがあります。
ヘビイチゴの仲間の特徴はがくとがくの間に大きな副がくと呼ばれるものがあることです。