物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

ジンジソウ ~2019~

2019-10-02 08:00:00 | ユキノシタ科

ジンジソウ(人字草)

<学名:Saxifraga cortusifolia Siebold et Zucc.>

ユキノシタ科 ユキノシタ属 多年草

 

 

長野県からの帰りに寄った群馬県上野村の山の中の崖で花を咲かせていました。

 

撮影日 2019.09.28: 群馬県-上野村

 

 

関東以西~九州の山地の日陰の斜面や岸壁に生える多年草。

 根生葉は根生し、5~20cmの葉柄があり、長さ2~17cm、幅3~19cm

 

腎円形で、7~11浅~中裂。花茎と共に全体にまばらに毛がある。

花期は9~10月。 高さ10~35cmの花茎の先に集散状の花序に多数の花をつける。

 

花弁は5個、白色で、上側3個は小さく、スペード形で 黄色(まれに赤色)の斑点がある。

 

下側2個は長楕円形で長さ1.2~2.5cm。長く垂れ下がる。 雄しべは10個、葯は橙黄色。

 

和名は花の形が「人」の文字に似ていることに由来する。

 

 


ついでに地元のジンジソウ自生地(その2)を覗いてみました。

 撮影日 2019.09.28: 群馬県-藤岡市

 

 

ここでは未だ開き始めたところで2,3花が開いたばかりでした。

 

 

 


少し前に地元のジンジソウ自生地(その1)で咲いていたのを撮って 記事にしていました。

群馬県絶滅危惧種   ~ ジンジソウ ~ 

が、

 ちょっと離れた地元のジンジソウ自生地(その2)では未だ咲き出したばかりでした。

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イワネコノメソウ

2019-05-02 15:21:55 | ユキノシタ科

 撮影日 2019.05.01: 群馬県

 

イワネコノメソウ(岩猫の目草)   <学名:Chrysosplenium echinus Maxim.>  ユキノシタ科 ネコノメソウ属 多年草

 

 

 

本州(関東以西)・四国・九州の主に太平洋側の山地の沢沿いなど 湿った林床などに生える多年草。

草丈5~10cm。走出枝をだして群生する。

全体は無毛。茎葉は対生し扇状円形。縁には数個の鋸歯がある。 花時に根生葉はない。

花期:4 - 5 月、茎の先に集散花序に小さな花をつける。

 

 苞は扇形で緑色。緑色の萼裂片が平開する。

雄ずいは短く、長さ約0.5 mm程度で8本。裂開直前の葯は赤色~ オレンジ色ですぐに黄色の花粉を出す。

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ダイモンジソウ / ジンジソウ

2018-12-31 06:00:00 | ユキノシタ科
ユキノシタ科 ユキノシタ属 多年草
秋咲きのユキノシタの仲間ダイモンジソウとジンジソウの比較、識別
どちらも山地の湿った斜面や崖地に生える多年草です。


ダイモンジソウ(大文字草)
<学名:Saxifraga fortunei var. alpina >
北海道、本州、四国、九州に分布、渓流沿いの岩場など
湿気のある場所に生える。

撮影日 2008.10.14: 群馬県
葉は腎円形で、基部はくさび形または心形、5-17浅裂する。
花期7-10月。集散花序に白色まれに淡紅色の5弁花をつける。
花弁は上側の3弁が長さ3-4mmの楕円形で短く、
下側の2弁が長さ4-15mmの線状楕円形になり、「大」の字の様になる。
葯は橙赤色または暗紅色になる。


和名は、花が「大」の字に似ることからついた。



ジンジソウ(人字草)
<学名:Saxifraga cortusifolia Siebold et Zucc.>
関東以西~九州の山地の日陰の斜面や岸壁に生える。

撮影日 2008.10.14:群馬県
根生葉は腎円形で、7~11浅~中裂。
花期は9~10月。集散状の花序に多数の白花をつける。
花弁は5個、上側3個は小さく、スペード形で黄色の
斑点がある。下側2個は長楕円形で長さ1.2~2.5cm。
長く垂れ下がる。葯は橙黄色。


和名は花の形が「人」の文字に似ていることに由来。


葉の様子






花の様子

識別は葉より花で見分けるのが分かりやすいですね。
上の3枚の花弁の形が
ジンジソウではスペード型で黄色い斑点があります。
ダイモンジソウは斑点がなく楕円形です。




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ジンジソウ  ~2018~

2018-10-17 18:00:00 | ユキノシタ科
ダイモンジソウを見た後、同じ仲間のジンジソウのポイントへ
行ってみました。
ジンジソウの見られるポイントが何か所かあるのですが、
ここは花期が遅いです。


撮影日 2018.10.14: 群馬県


ジンジソウ(人字草)
<学名:Saxifraga cortusifolia Siebold et Zucc.>
ユキノシタ科 ユキノシタ属 多年草




関東以西~九州の山地の日陰の斜面や岸壁に生える多年草。

根生葉は根生し、5~20cmの葉柄があり、長さ2~17cm、幅3~19cm、
腎円形で、7~11浅~中裂。花茎と共に全体にまばらに毛がある。

花期は9~10月。

高さ10~35cmの花茎の先に集散状の花序に多数の花をつける。
花弁は5個、白色で、上側3個は小さく、スペード形で
黄色(まれに赤色)の斑点がある。

下側2個は長楕円形で長さ1.2~2.5cm。長く垂れ下がる。
雄しべは10個、葯は橙黄色。






和名は花の形が「人」の文字に似ていることに由来する。



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ダイモンジソウ  ~2018~

2018-10-17 10:00:00 | ユキノシタ科
少し前にそろそろ咲いているころと自生ポイントを覗いてみたのですが、
ちらほら開きだしたところだったので、花時を狙って再訪してきました。


撮影日 2018.10.14: 群馬県


ダイモンジソウ(大文字草)
<学名:Saxifraga fortunei var. alpina >
ユキノシタ科 ユキノシタ属 多年草




日本では、北海道、本州、四国、九州に分布し、垂直的にも海岸から
高山までの広い範囲に分布し、渓流沿いの岩場など湿気のある場所に
生育する。

よく栽培されており、園芸品種も多数ある。

根茎は短く、分枝しない。
根出葉には長い葉柄があり、葉身は長さ3-15cm幅4-20cmになる腎円形で、
基部はくさび形または心形、縁は5-17浅裂する。
葉の表面まばらに毛が生えるか無毛。

葉の様子

花期7-10月。

高さ5-40cmの花茎を出し、集散花序に白色まれに淡紅色の
5弁花をつけ、ときに円錐状になる。

萼裂片は長さ2-3mmの卵形から卵状楕円形で、斜開する。

花弁は上側の3弁が長さ3-4mmの楕円形で短く、
下側の2弁が長さ4-15mmの線状楕円形になり、「大」の字の様になる。

雄蕊は長さ3-4mmで10個あり、葯は橙赤色または暗紅色になる。
雌蕊は2個の心皮からなり、花柱2本を残し上部までほぼ合着する。

大の字がたくさん見られました。 ホントに大の字に見えますね。




和名は、花が「大」の字に似ることからついた。
また、葉が「フキ」に似ていて、水しぶきのかかるような岩場に
へばりつくように生えている様子から、イワブキとも呼ばれています。

変異の幅が広く、特に葉の大きさ、形状、切れ込みの度合いなどから、
ミヤマダイモンジソウ、アカバナダイモンジソウ、ハマダイモンジソウ
などの型が区分されている。
 
ミヤマダイモンジソウ(var. alpina )
北海道、本州(中部以北)に分布し、全体に小型、花の下部の花弁が
あまり長くならない。

トウホクダイモンジソウ(var. mutabilis)
本州(東北、北陸地方)に分布し、葉の変化が多い。
最近では区別しない。

チョウセンダイモンジソウ(var. koraiensis)
朝鮮、中国に分布する。
 ●ウチワダイモンジソウ(var. obtusocuneata)
葉が倒卵形、葉の基部が楔形。
 ●イズノシマダイモンジソウ(var. jotanii )
房総半島や伊豆七島に分布する。葉は腎円形で厚く、花茎や花柄に
長腺毛がある。

 ●ナメラダイモンジソウ( var. suwoensis)
本州(中部以西)、九州に分布し、葉が中裂する。


コメント (2)
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