物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

ノブドウ

2024-01-04 19:26:03 | ブドウ科

 

撮影日 2023.10.14: 群馬県

 

 

ノブドウ(野葡萄)
<学名:Ampelopsis glandulosa (Wall.) Momiy.
               var. heterophylla (Thunb.) Momiy.>
ブドウ科 ノブドウ属 つる性落葉低木

果実は、熟すと光沢のある青色や紫色などに色づくか白色になり、
毒はないが味が悪く食べられない。

白い実は本来の実であり、青色や紫色の実はブドウタマバエや
ブドウガリバチの幼虫が寄生している寄生果である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

異常に脹らんで、白緑色、淡紫色、瑠璃色、赤紫色

形も大小不揃いになります。


謹賀新年

2024-01-01 00:00:00 | シソ科

新年あけましておめでとうございます。

花日記 今年一番の記事は辰年にちなみ
タツナミソウ を取り上げます。
が、  タツナミソウの仲間は同定の厄介なものとしてよく知られていて
一秋も同定に自信はありません。
また、タツナミソウは立つ波であって辰とは違うんですが・・・・

タツナミソウ(立浪草)
<学名:Scutellaria indica L. >

シソバタツナミソウ【イガタツナミソウ型】(紫蘇葉立浪草)
<学名:Scutellaria laeteviolacea Koidz.>

ヤマジノタツナミソウ(山路立浪草)
<学名:Scutellaria amabilis H.Hara>

今年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

https://ameblo.jp/hanano500

 

 

  

https://sumire500.blog.fc2.com/

 

 

http://sumire500.livedoor.blog/


十月桜

2023-11-19 18:00:00 | バラ科


今年も 群馬県藤岡市鬼石にある 桜山公園 にお花見に行ってきました。

ソメイヨシノやカワズザクラなど何種類かの桜が植えられています。

今の時期フユザクラとジュウガツザクラが見頃です。

 

ジュウガツザクラ(十月桜)
<学名:Cerasus subhirtella (Miq.) Masam. et S.Suzuki 'Autumnalis'>
バラ科 サクラ属 落葉高木

エドヒガン(江戸彼岸)とマメザクラ(豆桜)の雑種といわれるコヒガンザクラ(小彼岸桜)の園芸品種。

毎年、10月頃~12月と4月上旬頃の年2回開花する。

花は中輪、八重咲き(花弁十数枚)淡紅色。(縁が薄く紅色)


また萼筒が紅色でつぼ型である。春は開花期に新芽も見られる。

 

また、春のほうが花が少し大きい。樹高は5m程。

広く「冬桜」と呼ばれることもある。
結実は環境因子のよって変化し、結実しない場合が多いです。
秋の花と冬の花は大きさや花柄の長さに違いがあります


トリカブトの勉強  その7

2023-09-07 20:08:20 | キンポウゲ科


花柄に屈毛の有るトリカブト 「キタザワブシ

 



撮影日 2023.09.02: 長野県

 

ミヤマトリカブト Aconitum nipponicum subsp. nipponicum の亜種。

 


キタザワブシ(北沢附子)
<学名:Aconitum nipponicum Nakai subsp. micranthum (Nakai) Kadota>
キンポウゲ科 トリカブト属 多年草(疑似一年草)

 

 

 

本州の日光や関東山地、中央・南アルプス、御岳山などの亜高山帯~高山帯の
草地、林縁などに生える多年草。(ミヤマトリカブトが日本海側に分布するに対し、
太平洋側の山岳に分布している。)


環境省レッドリストでは絶滅危惧II類 (VU)に指定されている。

 

 


花柄には屈毛が生える
萼に屈毛、縁の内側には長い毛が目立っています。

雄しべには毛が密生する。


花弁



葉は基部付近まで3深裂し、さらに2~3深裂し、裂片は狭倒披針形で羽状に裂けます。



 

名前は南アルプス赤石山脈の北沢峠で発見されたことによるとのことです。


若い果実    無毛のようです。


ヒオウギアヤメ

2023-07-05 06:00:00 | アヤメ科


ヒオウギアヤメ(檜扇菖蒲)
<学名:Iris setosa Pall. ex Link>
アヤメ科 アヤメ属 多年草

 


撮影日 2023.7.2 : 長野県

本州の中部以北~北海道の深山の湿原などに分布する高さは70cmほどの
多年草。湿地にしか生えない。

葉は剣状で長さが20㎝~40㎝、幅1~2㎝くらいアヤメよりやや幅広い。

和名は、葉の出方が "ヒオウギ:檜扇" (宮中などで用いたヒノキの薄板を
重ねた扇)に似たアヤメであることから。

花期は7月~8月。茎先で枝分かれしてて花径8㎝くらいの紫色の花をつける。

花は朝開き夕方にはしぼんでしまう一日花。

外花被片は3枚、円形ないし心形で大きく、 アヤメと同様の網目模様がある。

内花被片は短く痕跡的、目立たない。雌しべの花柱は三つに分かれ、
花びら状に見える。

 

 

アヤメとの違いは
枝分かれすること、
内花被片が痕跡的に短いこと
などが、大きな違いです。