物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

イチリンソウ

2021-04-28 12:33:44 | キンポウゲ科

イチリンソウ(一輪草)
<学名:Anemone nikoensis Maxim. >
キンポウゲ科 イチリンソウ属 多年草

一秋の地元では見られない花です。
スミレを見に行く長野県の山で傍らに咲いているので毎年撮っています。

 



撮影日 2021.4.25: 長野県

 

高さは20~30cm、茎葉は3個輪生し、3出複葉で、長い柄があり 
小葉は羽状に深く裂けています。

花期4~5月、直径3~4cmの花弁状の萼片を持つ花を1個、 花茎の先端につける。

花弁はなく、白い花弁のように見えるものは萼片なんです。

白色の萼片はふつう5~6枚で裏面は紅色を帯びる場合がある。

数には変異があるようで、 枚数がいろいろなものがあります。

通常は花茎の先に花を一輪しか付けないことから、イチリンソウ(一輪草)と呼ばれます。

本州(宮城県以南)~九州の山麓の草地や落葉広葉樹林の林床や 林縁などにに分布しています。 


ウスジロノゲシ

2021-04-26 04:00:00 | キク科

ウスジロノゲシというのをご存じてしょうか。
今の時期、あちこちで良く見かけるの白色品種なんです。

まずは道端、草むらでよく見る普通のノゲシ

こんなやつですね。


よく見るとタンポポのような黄色い綺麗な花ですね。
タンポポ同様舌状花のみで、切ると白い乳が出ます。
タンポポに近い仲間というのが分かります。


さて
時にこんなのを々見ることがあります。
撮影日 2021.4.24: 群馬県

 


ノゲシの白色(薄黄)品種『ウスジロノゲシ』です。


ウスジロノゲシ(薄白野芥子)
<学名:Sonchus oleracens f. lilacina>
キク科 タンポポ亜科 ノゲシ属 越年草


ノゲシの舌状花が白色のものは、ウスジロノゲシ と呼ばれます。

白花にも中心部の黄色が強いものから薄いものまで色々なタイプがあるようです。

花色以外に違いは見受けられません。



秩父路のスミレ  ⑤

2021-04-21 07:14:15 | スミレ科は⇒ すみれ world

ナガバノアケボノスミレ (長葉の曙菫)
 < Viola bissetii Maxim. x V. rossii Hemsl. >

 

撮影日 2021.04.18: 埼玉県


株、葉はたくさん見られましたが、残念ながら1つしか花が咲いていなかったです。

ナガバノアケボノスミレはアケボノスミレとナガバノスミレサイシンの
交雑種・雑種です。

 



花はアケボノスミレより薄い紅紫色で距は両親とも短いので
ナガバノアケボノスミレもぽってりと太く短い。

葉はアケボノスミレより長めの心型で先は尖る。
両親の中間的な形です。

 

 

 



ちなみに両親の葉形は

アケボノスミレ

 

 

ナガバノスミレサイシン


秩父路のスミレ  ③

2021-04-16 08:15:35 | スミレ科は⇒ すみれ world

ピンク色の綺麗な可愛らしいスミレで"すみれのプリンセス" とも呼ばれます。



撮影日 2021.04.03: 埼玉県

ヒナスミレ(雛菫)
<Viola Tokubuchiana Makino var. Takedana (Makino) F.Maekawa>


主に太平洋側の山地に分布しているスミレで
落葉樹林下の半日陰地、林縁や沢沿いなどに生えます。

秩父周辺でもたくさん見られます。

 

葉は長卵形から披針形(長三角形)で基部は心型、葉先は細く尖っていて
あまり立たずに横に広がるようになります。

裏面は紫色を帯びることが多いです。

 


早咲きで淡紅色で直径約1.5cmぐらい、側弁には微毛が生えています。

がくの付属体には歯があり少し毛も生えています。