物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

セイタカトウヒレン

2017-10-15 18:00:00 | キク科
セイタカトウヒレン(背高唐飛廉)
<学名:Saussurea tanakae Franch. et Sav. ex Maxim.>
キク科 トウヒレン属 多年草



関東~中部、岡山県の山地の明るい草地などに生える草丈70~100㎝の
多年草。


撮影日 2017.10.1: 群馬県
茎に翼があるのが特徴。根出葉は花時には枯れ、茎葉は互生し、
心形~広卵形で、長さ8~15㎝。先は短く尖り、縁に不規則な歯牙がある


花期は9~10月。
紅紫色の頭花が総状に付き、径約15㎜。
総苞は長さ約17㎜。黒紫色で絹毛があり、総苞片は9列。
最外片は広卵形。




少し前にアサマヒゴタイを撮っていたのでまた、アサマヒゴタイだろうと
良く観察せず適当に写真を撮ってきました。
帰って写真の整理時に総苞がくも毛に覆われ開出していない・・・
アサマヒゴタイではないぞ・・・となり
観察してこなかったことを大いに反省させられました。  ➡  

トウヒレン属はアザミ属同様に地方変異種等があっていろいろな種類を
見る機会もなく、私にはよくわかっていない仲間なんです







コメント (1)
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アサマヒゴタイ

2017-10-15 06:00:00 | キク科
アサマヒゴタイ(浅間平江帯)
<学名:Saussurea nipponica Miq.
  subsp. savatieri (Franch.) Kitam.>
キク科 トウヒレン属 多年草 



関東地方および中部地方北東部に分布し山地の林内や
林縁に生えるオオダイトウヒレン(大台唐飛廉)の亜種
茎は直立し高さ30~80cmの多年草。
細く、狭い翼がある。

撮影日 2017.10.8: 群馬県


根出葉は花時にも残り、卵形で、長さ12~18㎝。
長い柄があり、先はやや長く尖る。

花期9~10月、枝先に頭花を2~20個つける。、
総苞は鐘形で、長さ11~17㎜ 総苞片は5列、
細長く先は尾状に伸びて反り返る。
花は頭花で、多数の紅紫色の筒状花のみからなる。







別名:ツクバヒゴタイ


葉や総包葉などが多形に富み産地により5亜種に分けられる。








      東北から関東地方にかけて センダイトウヒレン (ssp. sendaica)
      北陸地方には ホクロクトウヒレン (ssp. hokurokuensis)
      近畿および中国地方には オオダイトウヒレン (subsp. nipponica)
      四国には オオトウヒレン (ssp. shikokiana)
      九州には ツクシトウヒレン (ssp. kiushiana)
がそれぞれ分布する

 


コメント (2)
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