物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

トウクサハギ <Lespedeza floribunda Bunge>

2011-09-23 20:19:32 | 
 長野新幹線の駅前で見たものです。
ある意味有名になった山の中の駅なんですが、周りに帰化植物がたくさん見られます。
前の記事のアレチヌスビトハギも近くで撮りました。
 
 たくさんのコマツナギ(中国産のトウコマツナギとかキダチコマツナギとも言われるもの)の中に混じって咲いていました。

 
高さ50cmぐらいで枝分かれが多く細いので枝垂れるように咲いていました。
紅色のなかなか綺麗な色をしたハギです。

 
花数も多く綺麗です。

 
翼弁が竜骨弁よりかなり短いですね。
がく歯は長く尖っていて伏毛が生えています。葉は3小葉で白い毛が多いです。

小葉の先は凹頭で中筋の先端が突出しています。
 
オオバメドハギとかと同様中国からの土止め用の種子に混じってきたものと考えられています。
 
去年もすぐ近くでしたが撮っています。



アレチヌスビトハギ <Desmodium paniculatum (L.) DC.>

2011-09-16 08:14:48 | マメ科
 昨日は トウクサハギ という帰化植物を撮りに行ってきました。
名前の通りハギの仲間です。
そちらはまた後で記事にしたいと思います。
 
 近くにはやはり帰化植物である アレチヌスビトハギ が見られました。

果実がたくさんついていました。

 
花です。

左右の画像の違いが分かるでしょうか。
左のは未だ虫が訪れていない花   右側は虫が訪れた花です。
「虫が蜜を吸おうと花にもぐりこむと、爆発するように翼弁・竜骨弁が下へはじけ
同時に雄しべが上方に跳ねあがって虫の腹部に花粉をたたきつけるよう出てきます。」
爆裂花 と呼ばれます。ヌスビトハギの仲間は皆、爆裂花です。
何か細いものでつついてやると爆発します。面白いものです。
 
夢中で撮影していて気がつくとズボンにたくさんついていました。果実です。

引っ付き虫といわれる動物にくっついて運ばれ分布を広げる種です。
 
表面に鉤状の毛が生えていてくっつきます。マジックテープのようなものですね。
ちょっと大きくしてみましたが毛の様子が分かるでしょうか。

ところでアレチヌスビトハギの果実はいくつもがつながった形をしています。
在来のヌスビトハギは2つだけです。
 
*****     *****   在来のヌスビトハギの果実はこんな形です。   *****     *****

   *****   サングラスみたいです。 *****   私は喪黒福造の目を思い出します。?!
 
つなぎ部分が余り細くならないのもアレチヌスビトハギの特徴です。
(ハギの果実も同じなんですが節ごと分かれるので節果と呼ばれます。
ヌスビトハギ属はハギ属と近い仲間です。)
 
    今日はちょっと気になっているハギがありそれを調べに行ってきます。
   では行ってまいります。
 
 



イヌハギ <Lespedeza tomentosa (Thunb.) Sieb. ex Maxim. > 

2011-09-11 06:14:09 | マメ科
 また だいぶ更新があいてしまいました。
そろそろ萩の季節ですね。いつものマイフィールドへ イヌハギ を見に行ってきました。
 
 その河原ではメドハギ・シベリアメドハギ・その雑種がたくさん見られるところですが
花期はこれからです。
 今は イヌハギ の花が見られます。

(ちょっとわかりにくい画像ですが・・・)
 
花は終わり際でした。

 イヌハギは絶滅危惧種にも指定されていますが
ここでは転々とですが結構数が多く生えています。
 
 
 過去記事ですが ・・・ ・・・ http://blogs.yahoo.co.jp/hanano500/55562873.html
多少詳しく記事にしています。