物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

ツワブキ ~ 我が家の花 ~

2016-11-30 10:00:00 | キク科

ツワブキ(石蕗)
<学名:Farfugium japonicum (L.) Kitam.>
キク科 ツワブキ属 常緑多年草






本州の太平洋側では福島県から、日本海側では石川県から南、
四国、九州、沖縄に分布する常緑多年草
表面のツヤが潮風から本体を守るため、主に海にごく近い海辺に
多く自生し、そのほか低地から山地の日陰などにも多い。
葉は濃い緑色で厚く、表面につやがあり、冬でも茂り、
何年も枯れずに生き残れる常緑多年草で若いときには綿毛が多い。
草丈はおよそ50cmほどである。
日陰でもよく育ち冬でも緑の葉っぱが枯れずに茂っているので、
古くから庭園の下草などに植えられます。

我が家のツワブキは草薮の中で毎年けなげに花を咲かせてくれます。

撮影日 2016.11.28: 群馬県

毎年10月の終わりごろから12月の初めごろにかけて、
キクに似た黄色い花を散房花序に咲かせる。



ツワブキは日陰に強くまたあまり花の少ないこの時期に咲いてくれ花壇をにぎわせてくれる花です。



「石蕗の花(つわのはな)」は、日本では
初冬(立冬〔11月8日ごろ〕から大雪の前日〔12月7日〕ごろまで)の
季語となっている。

葉柄は食用になりますが、有毒なピロリジジンアルカロイド
という物質を含んでいて、灰汁抜きが必要です。




ゴンズイ

2016-11-28 08:00:00 | その他
チラッとしか登場していなかったのでまとめてみました。
葉や花は気にして撮っていませんでした。



ゴンズイ(権萃)
<学名:Euscaphis japonica (Thunb.) Kanitz>
ミツバウツギ科  ゴンズイ属  落葉性小高木







ゴンズイ属にはゴンズイ1種のみ。
関東地方以西~九州の日当たりのよい、やや乾燥した雑木林の林縁に生え
高さ普通3~6m、時に10mぐらいになる 落葉小高木。
樹皮は紫黒色を帯び、細長い割れ目状の皮目が縦に走る。
庭園樹などとして栽培されることがある。
若芽は茹でて食用になる。中国では果実や種子を腹痛や下痢止めとして
用いる。
葉は奇数羽状複葉で対生。長さは10-30cm、幅は6-12cm。
葉柄は長さ3-10cmあり、無毛。
小葉には短い柄があり、側小葉は長さ2-12mm、頂小葉はより長くて
2-3cm、
短い毛がある。時に頂小葉がない場合がある。
小葉は狭卵形で、長さ5-9cm、幅2-5cm、硬くて表面につやがあり、
先端は尖り、基部は丸みを帯びるかやや広い楔形。
裏面の中脈や側脈の上に短い毛がある。
花期は5-6月。円錐花序は長さ15-20cmで、よく分枝して多数の
花を付け、無毛。
花は黄白色で、径3-4mm。花柄は長さ1-2mm、
花は撮っていませんでした
果実は袋果で、1つの花から1-3個生じ、長さ1-1.3cmになる。


撮影日 2013.9.19: 群馬県

これは子房の心皮がその数だけに裂け、反り返ったものである。
果実の各部分は肉質で熟すると赤くなり、鎌形に曲がって反転し、
太い条がある。
それが裂けると中から1-3個の種子が顔を出す。
ちなみに裂けて見える子房の内側も鮮紅色で美しい。



種子はほぼ球形で径約5mm、真っ黒で強い光沢がある。


赤に黒い種子のコントラストが美しいですね。

果実が赤くならず白くなるものがまれにありシロゴンズイ( f. eburnea )
と呼ばれる。

名前の由来には諸説あり、判然としない。

①魚のゴンズイに由来し、それと同様に役に立たないため。
②熊野権現の守り札を付ける牛王杖(ごおうづえ)がなまったもの。
 この杖を本種で作ったため。
③赤い果実から真っ黒の種子が出るのが天人の「五衰の花」を思わせることから
 (中村浩の説)
⑤ミカン科の植物であるゴシュユに似ていることから(深津正の説)

などがある。



見分けのポイント図鑑

2016-11-22 06:00:00 | 図書資料
今回紹介する本は
よく似た植物を見分けるのに役立つおすすめの本です。



野草 見分けのポイント図鑑

似た野草の違い・見分け方が図で表されていてとても分かりやすいです。

表紙に絵があるように似た植物の見分け方を絵や写真で分かりやすく
解説されています。
以前紹介したことがありましたが 新装版 として再刊されました。


樹木 見分けのポイント図鑑

野草見分けのポイント図鑑の姉妹本です。

見分け方のポイントが
「野草見分けのポイント図鑑」同様イラストによりわかりやすく
解説されています。