物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

シロバナタンポポ ~2019~

2019-04-24 06:06:42 | キク科

シロバナタンポポ(白花蒲公英)

<学名:Taraxacum albidum Dahlst.>

キク科 タンポポ属 多年草

記事内容は以前の記事と同じです。

 

  撮影日 2019.04.: 群馬県

                      道端にセイヨウタンポポと並んで沢山咲いていました

日本在来種

本州関東以西、四国、九州のむ人家近く分布し、西の方ほど多い。

 葉は長さ15~20cm、幅3~7cmの披針形で、羽状に中~深裂する。 ほかのタンポポに比べると、立った感じがする。

また葉や総苞は淡緑色で、葉の脈は白っぽい。

花期は4~5月花茎は高さ30~40cmになり、先端に白色の花を 1個つける。

冬の寒い時でも時々花を見ることがある。

頭花(花に見える部分全体)のサイズは 直径3.5~4.5cmほどになる。

白く見える部分は 舌状花の花冠(花びらに見える部分)で、 中央の花柱部は黄色である。

総苞は開花時には長さ約2cm。総苞外片は 卵状長楕円形または卵形で、内片より短く、

上部には角状突起があって目立つ。 外片はやや反り返り突起が顕著である。 

舌状花は1つの頭花におよそ100個ほどで、 他種と比べて比較的少ない。

ゆえに結実する種子も比較的少ないが、 他の日本在来種の主なタンポポとは違い、 5倍体で単為生殖が可能である。 

 カンサイタンポポケイリンシロタンポポが 交雑して出来た種である事が確認されているんだ そうです。

雑種起源なんですね。

 


ミヤマエンレイソウ

2019-04-23 06:11:52 | ユリ科

 

ミヤマエンレイソウ(深山延齢草)

<学名:Trillium tschonoskii Maxim.>

 ユリ科 エンレイソウ属 多年草

撮影日 2019.04.21: 群馬県

 

   独特の変わった面白い姿をしています。

   一度見たら忘れられない姿です。

  全国の山林の樹陰などに生える多年草。太く短い根茎から、

    高さ20-40cmの茎が1本伸び、

  その先端に3枚の葉を輪生する。葉は丸みを帯びたひし形、

    直径は10-20cm程度で葉柄を持たず、

   茎から直接生ずる。

    期4~6月、葉の中心から短い花柄を出し、直径3~4㎝の花を

        1個つける。

     外花被片3個で緑色の披針形、先は尖る。

     内花被片3個、白く外花被片より幅が広く長い。  

 

     6本の雄蕊をもち、花糸は平たく、葯(やく)は花糸より長い。

     花柱の先は3つに分かれる。

       果実は6稜のある球形の液果で、緑色~紫黒色に熟す。

 


 別名、シロバナエンレイソウ(白花延齢草)とも呼ばれる。

 古くは食あ  たりの薬草として用いたことから、

 エンレイソウ(延齢草) の名があり、

 深山に生える白花から、シロバナエンレイソウ (白花延齢草)や

 ミヤマエンレイソウ(深山延齢草)の名がある。

 名は、深山に生えるエンレイソウという意味だが、

 平地にも生えている。

 


 

 

 内花被片が淡紫色を帯びるものもあり、ムラサキエンレイソウ

 <学名:Trillium tschonoskii Maxim. f. violaceum Makino> と呼ばれる。

 

 


フサザクラ

2019-04-03 07:00:00 | その他
フサザクラ(房桜)
<学名:Euptelea polyandra Siebold et Zucc.>
フサザクラ科 フサザクラ属 落葉高木 
 


撮影日 2019.3.24: 群馬県
日本でフサザクラ科に属するのは本種のみで、「一属一種」です。
本州,四国,九州の山地、湿気の多い谷沿いや、渓流沿いに生える。
高さは10~15mになる。
葉が出る前に、赤い花が枝に付く様子は、樹全体が赤くなり目立つ。
 
赤い房状の花が垂れ下がって咲く様子を、 満開のサクラに見立て
房桜の名になった。
別名:タニグワ、サワグワ、ヤマグワ、ナナカマド、
ナナカマス、メメスギ
幹は褐色、横長の皮目がある。
 
葉は互生し、葉身は広卵形長さ6~12㎝。先端は急に尾状に尖り、
縁には不揃いの粗い鋸歯ががある。
この鋸歯の不揃い具合が、フサザクラの特徴でもある。
 
雌雄同株、両性花で、3~4月に葉の展開より早く開花する。
 
花弁が無く、暗紅色の葯をつける雄しべが10本以上垂れ下がる。
 
雌しべは短く、、雄しべの根元に隠れて目立たず多数ある。
 
原始的な被子植物で、古代植物の一つと言われている。
果実は長い柄がある扁平な翼果で、翼を持ち、秋に熟すと
黄褐色となり、風に乗って散布される。