物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

バナナ <Musa (バショウ属)> バショウ科

2010-01-30 16:30:01 | その他
熱帯果樹の代表といえばバナナです。世界の果樹生産は1位ブドウ・2位柑橘に次いで
バナナが第3位なんだそうです。
バナナも意外と面白い性質を持った植物です。


バナナの木です。実際は木ではなく草と言うべきでしょうか。茎が地中から地表にほんの
わずか塊のようにしかなく地上部のほとんどが葉になります。

バナナの花です。赤い苞がめくれて中から花が出て咲いています。


最初の写真を見ると花穂の上のほうにだけしか実が付いていないのが分かると思います。
通常バナナは初めの花は雌花になり後は雄花になるんだそうです。だから上の方数段しか
実がついていないのですね。

バナナの実です。


一番下の小さい実は下を向いています。育つにしたがって上を向いていきます。

ちなみに日本本土で栽培されている同じ仲間のバショウもバナナのような実を付けます。



アンスリウム と スパティフィラム

2010-01-30 06:42:27 | サトイモ科
切花や鉢花として花屋の店先でよく目にする植物です。
どちらもサトイモ科の植物です。サトイモ科というとピンとこないかもしれないですが
ミズバショウの仲間といえば納得されるかもしれません。同じサトイモ科の水芭蕉や座禅草の花に似ています。
どちらも熱帯アメリカを中心に分布しているようです。


アンスリウム <Anthurium>


赤や白色の花があるようです。ネット上で紫色のものを見たことがあります。



スパティフィラム <Spathiphyllum>


ほとんどが白花のようです。



赤や白色の部分は花びら(花弁)では無く苞と呼ばれます。特にサトイモ科では仏様の
光背の炎の形に似ていることから仏炎苞と呼ばれます。
真ん中の棒状の部分が花序(肉穂花序と呼ばれる花の集まり)です。

野生種では  白いミズバショウや赤褐色のザゼンソウなど仏炎苞を持つ
サトイモ科の植物たちが知られています。



パフィオペディルム &lt;Paphiopedilum&gt;

2010-01-29 06:42:01 | ラン科
 ちょっと変わった花形の蘭です。
パフィオの仲間は熱帯アジアを中心に沢山の種があるジャングルなどの林床に地生する
蘭です。


パフィオペディルムの名はギリシャ語で女神のサンダル(スリッパ)という意味でその
花形に由来したもののようです。


沢山の種がありいろいろと交配が進んでいていろいろな花形・花色のものがあります。


熱帯植物園でも沢山の種類が植えられていました。
結構愛好家の多い蘭です。



蘭 いろいろ 2

2010-01-27 22:49:20 | 表紙
熱帯植物園で見た 蘭の花 各種です。
いろいろな蘭の花が咲いていました。




こちらはおなじみの シンビジューム です。




洋蘭の中では栽培しやすいグループです。

ファレノプシス 胡蝶蘭 です。


こちらも良く知られた蘭です。豪華な花です。
花が終わりかけたら花茎の節の少し上で切ってやると節からまた花茎を伸ばして花をつけます。

ほかにも蘭の仲間では バニラ (実が香料の元になる)も植えてありましたが花・実は見ることができませんでした。