物臭狸の『花日記』

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マタタビ ~2019~

2019-07-08 18:00:00 | マタタビ科

香りのよい白くきれいな花

 

撮影日 2019.06.30: 群馬県

今の時期白い葉が目立っています。

 

マタタビ(木天蓼)

<学名:Actinidia polygama (Siebold et Zucc.) Planch. ex Maxim.>

 マタタビ科 マタタビ属 落葉蔓性木本

 

北海道、本州、四国、九州山地の林縁に自生する。

落葉性の蔓性木本で葉は互生し葉柄があり、形は楕円形で細かい 鋸歯がある。

葉は蔓状の枝に互生し長い葉柄があり2~7cm、 形は楕円形で細かい鋸歯を持つ。

 つるの先端部の葉は、花期に白化し送粉昆虫を誘引するサインと なっていると考えられる。

 

花は6月~7月に径2cmほどの香りの良い白い花を咲かせる。

 


雄株には雄蕊だけを持つ雄花を、

 

 


両性株には雄蕊と雌蕊を持った 両性花をつける。

 

 

 


花弁のない雌蕊だけの雌花をつける雌株もある。

 


名前の由来は、アイヌ語でマタタンプと呼ばれているためマタタンプが 転訛(てんか)して、マタタビになったという 説や、

古名で、和多々比(わたたび)と呼び、ワタタビが転訛して、マタタビの 名になったという説もある 。

 またよく言われているのは「長旅に疲れた旅人が、マタタビの果実を 食べたら元気が出て、

「また旅」をしたということから名づけられた」 というマタタビ語源説もあります。

 

別名夏梅とも呼ばれます。

 


 

マタタビといえば猫・・・

ネコ科の動物はマタタビ特有の臭気(中性のマタタビラクトン および塩基性のアクチニジン)に恍惚を感じ、

ライオンや トラなどもマタタビの臭気に特有の反応を示す。

イエネコがマタタビに強い反応を示すさまから 「ネコにマタタビ」という言葉が生まれた。

マタタビに含まれている揮発性のマタタビラクトンなどの成分が 猫の大脳をマヒさせ、眠気を引き起こし、

運動中枢やせき髄などの 反射機能を鈍らせることで起こるそうです。 いわば人間にとっての麻薬のようなものですね。

 子供のころ猫を飼っていました。 標本の新聞紙交換などをしていた時のことです。

標本の上で飼い猫がゴロン、ごろごろと・・・ 何度もこすり付けて新聞紙をだめにされました。

開いたらマタタビの 花枝の標本でした。 マタタビ威力大でした。


 

 

 

果実は熟すとそのまま食べられるが、舌に刺激が残り、美味なものではない。

 生食のほか、塩漬け、みそ漬け、薬用酒(マタタビ酒)などにして利用される。

通常の果実よりも虫こぶになったものが薬効が高いそうです。

ちなみにキウイフルーツもマタタビ科であり、果実を切ってみると 同じような種の配列をしていることがわかります。


ミヤママタタビ

2016-07-11 06:00:00 | マタタビ科
少し前にマタタビを記事にしました。
マタタビの仲間にはもう一種 ”ミヤママタタビ” があります。
詳しくは 以前の記事 をご覧ください。



ミヤママタタビ(深山木天蓼)<学名:>
マタタビ科 マタタビ属 落葉性つる木本








本州中部以北、北海道の山中に自生するつる性の落葉性木本。
つる枝は他の樹木や岩などにからみつき、よく分枝する。


撮影日 2016.07.03: 長野県

花期には枝の先につく葉の表面の上半分以上、ときに表面のほとんどが
白化し、花が終わる頃には紫紅色を帯びるのが特徴。
(近縁のマタタビは、白色になるが紫紅色にはならない。)


きれいに紅色に色図いていました。

秋に長さ2cmの長楕円形の果実をつける。果実は黄緑色に熟し、
多数の種子が入る。




果実は甘酸っぱく生食に利用され、果実酒としても利用される。
また、マタタビとは違い、ネコ科の動物が特別な反応をみせることはない。




マタタビ

2016-06-27 10:54:00 | マタタビ科
マタタビ(木天蓼)
<学名:Actinidia polygama (Siebold et Zucc.) Planch. ex Maxim.
マタタビ科 マタタビ属 落葉蔓性木本








落葉性の蔓性木本で葉は互生し葉柄があり、形は楕円形で細かい
鋸歯がある。

つるの先端部の葉は、花期に白化し送粉昆虫を誘引するサインと
なっていると考えられる。


撮影日 2016.6.18: 群馬県


撮影日 2016.6.26: 群馬県

(近縁のミヤママタタビでは、桃色に着色する。)


花は6月~7月に径2cmほどの香りの良い白い花を咲かせる。








雄株には雄蕊だけを持つ雄花を、両性株には雄蕊と雌蕊を持った
両性花をつける。花弁のない雌蕊だけの雌花をつける雌株もある。

雄花








雄花


名前の由来は、アイヌ語でマタタンプと呼ばれているためマタタンプが
転訛(てんか)して、マタタビになった
という
説や、
古名で、和多々比(わたたび)と呼び、ワタタビが転訛して、マタタビの
名に
なったという
説もある 。
またよく言われているのは「長旅に疲れた旅人が、マタタビの果実を
食べたら元気が出て、「また旅」をしたということから名づけられた」

というマタタビ語源説もあります。

別名夏梅とも呼ばれます。

マタタビといえば猫・・・
ネコ科の動物はマタタビ特有の臭気(中性のマタタビラクトン
および塩基性のアクチニジン)に恍惚を感じ、ライオンや
トラなどもマタタビの臭気に特有の反応を示す。
イエネコがマタタビに強い反応を示すさまから
ネコにマタタビ」という言葉が生まれた。

マタタビに含まれている揮発性のマタタビラクトンなどの成分が
猫の大脳をマヒさせ、眠気を引き起こし、運動中枢やせき髄などの
反射機能を鈍らせることで起こるそうです。
いわば人間にとっての麻薬のようなものですね。


子供のころ猫を飼っていました。
標本の新聞紙交換などをしていた時のことです。
標本の上で飼い猫がゴロン、ごろごろと・・・
マタタビの花の標本でした。マタタビ威力大でした。




もうちっちゃな実ができているものもみられました。





ミヤママタタビ  2014

2014-07-22 06:00:00 | マタタビ科
ミヤママタタビ(深山木天蓼)
 
<学名:Actinidia kolomikta (Rupr.) Maxim.>
 
 中部以北に分布するマタタビ科マタタビ属の雌雄異株の落葉つる性木本。

撮影日 2014.7.13: 長野県
 
葉は倒卵形、楕円形または広卵形で互生する。

花期には枝の先につく葉の表面の上半分以上、ときに表面のほとんどが
白くなり、花が終わる頃には紅色を帯びる特徴があります。
やや赤みがありますが・・・  もうちょっと赤みが強くなります。

花期は6-7月、雄花、雌花とも径1-1.5cmぐらい、若枝の下部の葉腋に1-3個の白色5弁花をつける。

秋に、長さ2cmの長楕円形の果実をつける。果実は黄緑色に熟し、多数の種子が入る。
 
未だ若いですが実が付いていました。
 
果実は甘酸っぱくて生食されたり、果実酒としても利用されるそうです。
また、マタタビとは違い、ネコ科の動物が特別な反応をみせることはないらしいです。
 
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帰化植物や園芸栽培の植物達を取り上げています。
↓ こんな記事があります。
2014/7/14(月) 美味しい ヘビイチゴ いただきました。
2014/7/21(月) ワルナスビ 2014
2014/7/22(火) ムクゲ <Hibiscus syriacus L.>
2014/7/22(火)( 午後 6:00予約) アオサギ



マタタビ / ミヤママタタビ

2013-08-05 12:04:38 | マタタビ科
少し前になりますが  マタタビの花を撮りました。
 
①ミヤママタタビ <Actinidia kolomikta (Rupr.) Maxim.>

葉が赤く変わるようです。
 
地元でも見られるのですがこれらは長野で見てきたものです。

果実も

 これはネコに効かないらしいです。
 
②マタタビ <Actinidia polygama (Sieb. et Zucc.) Maxim.>

ミヤママタタビのように葉が赤みを帯びません。

花も大きいようです。これは雄花のようです。

 

マタタビの過去記事は⇒