物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

ヤマホタルブクロ   ~2020~

2020-07-14 07:00:00 | キキョウ科

ヤマホタルブクロ(山蛍袋) 
<学名:Campanula punctata Lam. 
            var. hondoensis (Kitam.) Ohwi>
 キキョウ科 ホタルブクロ属 多年草

 

 

一秋の地元の山ではホタルブクロはたくさん生えています。
いたるところでヤマホタルブクロも見られます。

撮影日 2020.06.20: 群馬県


東北地方南部から近畿地方の東部にかけて分布する ホタルブクロの
日本固有の変種。

山地から亜高山帯の日当たりのよい草原や林縁などでに 広く分布する。

初夏から夏の前半にかけて釣り鐘形の花を多数咲かせます。

細い地下茎を伸ばしてふえ、開花した株はタネと多数の 子株を残して枯れます。
子株は1~2年で花を咲かせます。

萼片の湾入部に反り返った付属体がないことが特徴です。

ホタルブクロではがくとがくの間に上にそっくり返った 部分がありますが、
ヤマホタルブクロは萼片の湾入部に 付属体のない変種です。


ホタルブクロ ~2020~

2020-07-14 06:00:00 | キキョウ科

ホタルブクロ(蛍袋) 
<学名:Campanula punctata Lam.> キキョウ科
ホタルブクロ属 多年草


北海道西南部から九州にかけてのやや乾燥した草原や道ばたなどで
よく見られる高さ30cmくらいの多年草。 
全体有毛(茎には粗い開出毛がある。)で匍匐枝を出して増え、
そこから茎を直立させて株が広がっていきます。

撮影日 2020.06.20: 群馬県

根生葉は長い柄があり、卵心形で花期には枯れる。 茎葉は互生し、
長さ5~8cm、幅1.5~4cmの三角状卵形または 披針形でふぞろいの鋸歯がある。

花期6~7月。初夏に花茎を延ばし数個の釣り鐘型の花を 穂状につける。
花は柄があって、うつむいて咲く。

花冠は淡紅紫色または白色で濃色の斑点があり、 先は浅く5裂する。
花色には変化があり、赤紫のものと白とがあって、関東では 赤紫が、
関西では白が多いといわれています。 
萼と萼との間にある付属体が反り返っているのが特徴。

〔 萼片の湾入部(萼と萼との間)には反り返った部分 (付属体)がある。 〕

近畿以東の山地には萼片の湾入部に付属体のない ヤマホタルブクロという
変種がある。

 


山間部では人里にも出現する野生植物であるが、 美しいので山野草として
栽培されることも多い。 暑さには弱い一方、日陰でもよく育つ。
トーローバナ、チョウチンバナ、チョウチン、フクロバナ、 ツリガネソウ
などの別名があります。

 



和名の語源には、以下の2つの説があります。

① 子どもがホタルブクロの袋のような花にホタルを入れて   遊んだことに
  由来する。 

② 火垂る(ほたる)が語源という説   ホタルブクロの花が手に持つ提灯に
  似ていることから、  「火垂る袋」と呼ばれるようになった。 


≪虫の蛍も、「火垂る」が語源ではないかと言われている。≫


ヤマホタルブクロ

2019-07-23 18:00:00 | キキョウ科

ヤマホタルブクロ(山蛍袋)

<学名:Campanula punctata Lam.

            var. hondoensis (Kitam.) Ohwi>

 キキョウ科 ホタルブクロ属 多年草

 

 

一秋の地元の山ではホタルブクロはたくさん生えています。

 いたるところで見かけたホタルブクロですが、 今年は数が少ないように思います。

長野県の山へ出かけたときにあちこち沢山咲いていました。

撮影日 2019.7.21: 長野県

東北地方南部から近畿地方の東部にかけて分布する ホタルブクロの日本固有の変種。

山地から亜高山帯に 広く分布する。

 

日当たりのよい草原や林縁などで多く見られます。

 

初夏から夏の前半にかけて釣り鐘形の花を多数咲かせます。

 

細い地下茎を伸ばしてふえ、開花した株はタネと多数の 子株を残して枯れます。

子株は1~2年で花を咲かせます。

 萼片の湾入部に反り返った付属体がないことが特徴です。

 


 

 

ホタルブクロではがくとがくの間に上にそっくり返った 部分がありますが、

ヤマホタルブクロは萼片の湾入部に 付属体のない変種です。


ホタルブクロ ~2019~

2019-07-19 12:24:21 | キキョウ科

ホタルブクロ(蛍袋)

<学名:Campanula punctata Lam.> キキョウ科

 ホタルブクロ属 多年草

 

そろそろ咲いている頃と思い行ってみました。未だ数は少なかったですが綺麗に

咲いていました。初夏に大きな釣り鐘状の花を咲かせるホタルブクロです。

撮影日 2019.07.13: 群馬県

 

海道西南部から九州にかけてのやや乾燥した草原や道ばた などでよく見られる

高さ30cmくらいの多年草。 全体有毛(茎には粗い開出毛がある。)で匍匐枝を

横に出して 増え、そこから茎を直立させて株が広がっていきます。

 

根生葉は長い柄があり、卵心形で花期には枯れる。 茎葉は互生し、

長さ5~8cm、幅1.5~4cmの三角状卵形または 披針形でふぞろいの鋸歯がある。

 

花期6~7月。初夏に花茎を延ばし数個の釣り鐘型の花を 穂状につける。

 花は柄があって、うつむいて咲く。

花冠は淡紅紫色または白色で濃色の斑点があり、 先は浅く5裂する。

 

 花色には変化があり、赤紫のものと白とがあって、関東では 赤紫が、

関西では白が多いといわれています。

 

萼と萼との間にある付属体が反り返っているのが特徴。

〔 萼片の湾入部(萼と萼との間)には反り返った部分 (付属体)がある。 〕

 

 

 


近畿以東の山地には萼片の湾入部に付属体のない ヤマホタルブクロという

変種がある。


山間部では人里にも出現する野生植物であるが、 美しいので山野草として

栽培されることも多い。 暑さには弱い一方、日陰でもよく育つ。

トーローバナ、チョウチンバナ、チョウチン、フクロバナ、 ツリガネソウ

などの別名があります。

 

和名の語源には、以下の2つの説があります。

① 子どもがホタルブクロの袋のような花にホタルを入れて   遊んだことに

  由来する。

② 火垂る(ほたる)が語源という説   ホタルブクロの花が手に持つ提灯に

  似ていることから、  「火垂る袋」と呼ばれるようになった。

≪虫の蛍も、「火垂る」が語源ではないかと言われている。≫


シデシャジン

2018-08-18 21:00:00 | キキョウ科
シデシャジン(四手沙参)
<学名:Asyneuma japonicum (Miq.) Briq.>
キキョウ科 シデシャジン属 多年草






撮影日 2017.08.14: 長野県




撮影日 2018.08.14: 群馬県


時々は出会ってはいるのですが被写体として良い状態の花には
めぐり合っていません。

本州および九州の丘陵帯から山地帯の野原や林縁に分布、生育する。
根茎は横にはい茎は直立し、高さは50~100cm、
全体に粗い毛が散生する。切ると白い乳液が出る。
葉は互生し、茎の下部につく葉には
葉柄があるが、上部にいくにしたがって無柄になる。
葉身は長さ5-10cmになり、卵形から長楕円形で、
先端はとがり基部はくさび形、縁には不規則な鋸歯がある。

撮影日 2016.08.15: 群馬県
花期8~9月。茎頂と上部の葉腋に総状花序に多数の花をつける。
花冠は青紫色で基部まで5深裂し、裂片は長さ10-15mm、幅1-2mmの
線形で、平開し先端は反り返る。雄蘂は5本で花冠裂片よりごく短い。
花柱は花冠裂片と同じ長さで、花冠裂片が平開し反り返っているため
長く突出してみえる。柱頭は3裂する。

雄性先熟。

雄性期には雌しべの先は紫色を帯び、閉じている。花柱は雄しべの間から
長く突き出し、雌性期に柱頭は3裂する。


果実は果で、径5-6mmの扁球形となる。



和名の由来は、花冠裂片の細裂のようすを神前に供える四手
(しめ縄や玉串などにつける白い紙)にたとえたもの。