物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

ヒオウギアヤメ

2023-07-05 06:00:00 | アヤメ科


ヒオウギアヤメ(檜扇菖蒲)
<学名:Iris setosa Pall. ex Link>
アヤメ科 アヤメ属 多年草

 


撮影日 2023.7.2 : 長野県

本州の中部以北~北海道の深山の湿原などに分布する高さは70cmほどの
多年草。湿地にしか生えない。

葉は剣状で長さが20㎝~40㎝、幅1~2㎝くらいアヤメよりやや幅広い。

和名は、葉の出方が "ヒオウギ:檜扇" (宮中などで用いたヒノキの薄板を
重ねた扇)に似たアヤメであることから。

花期は7月~8月。茎先で枝分かれしてて花径8㎝くらいの紫色の花をつける。

花は朝開き夕方にはしぼんでしまう一日花。

外花被片は3枚、円形ないし心形で大きく、 アヤメと同様の網目模様がある。

内花被片は短く痕跡的、目立たない。雌しべの花柱は三つに分かれ、
花びら状に見える。

 

 

アヤメとの違いは
枝分かれすること、
内花被片が痕跡的に短いこと
などが、大きな違いです。

 

 


アヤメ ~2020~

2020-06-17 06:10:00 | アヤメ科


今の季節を代表する花(梅雨の季節の花)を紹介します。


榛名山にアヤメ を見に行ってきました。

撮影日 2020.06.14: 群馬県

アヤメ (菖蒲、文目、綾目) 
<学名:Iris sanguinea Hornem.>
アヤメ科 アヤメ属 多年草

 

 

北海道~九州の山野の草地に自生し、高さ40~60cm程度。

多数の茎が株立ちになり葉は直立し、短く這う根茎からは多数の
ひげ根が伸びています。
(湿地の植物のように思われていますが、低山から高原の明るい草原に 
見られる植物で、他のアヤメ属のノハナショウブやカキツバタのように
湿地に生えることは稀です。)

5月~6月ごろ茎の先端に径8cmほどの紺色の花を1~3個付ける。 
花茎は分岐しない。

外花被片(前面に垂れ下がった花びら)は広倒卵形、網目模様があるのが
 特徴で、和名の元になっている。

内花被片は長楕円状披針形で直立、長さ約4cm。 花柱の先は2深裂し、
裂片には鋸歯がある。

 

古くは「あやめ」の名はサトイモ科のショウブ(アヤメグサ)を指し、 
現在のアヤメは「はなあやめ」と呼ばれていた。
(古くから栽培されていますが、ハナショウブやカキツバタほど
園芸品種は 多くは無いようです。)
 
一般的にアヤメ類の総称として、アヤメ以外の別種にあたる、 
ハナショウブやカキツバタを、アヤメと呼称する習慣が広まっている。

ついでですが 端午の節句に根や葉を風呂に入れて沸かす
「菖蒲湯」で使われる ショウブは、ハナショウブではなく、
サトイモ科のショウブです。

いずれアヤメかカキツバタ」という慣用句がある。 
優劣はつけがたくどれも素晴らしいという意味である。 
見分けがつきにくいという意味にも用いられる。

 

 


アヤメ ~2019~

2019-06-25 05:00:00 | アヤメ科

今の季節を代表する花(梅雨の季節の花)を紹介します

アヤメ (菖蒲、文目、綾目)

<学名:Iris sanguinea Hornem.>

 アヤメ科 アヤメ属 多年草

 

北海道〜九州の山野の草地に自生し、高さ40~60cm程度。

 多数の茎が株立ちになり葉は直立し、短く這う根茎からは多数の ひげ根が伸びています。

 撮影日 2019.06.23: 群馬県(榛名山)

(湿地の植物のように思われていますが、低山から高原の明るい草原に 見られる植物で、

他のアヤメ属のノハナショウブやカキツバタのように 湿地に生えることは稀です。)

 5月~6月ごろ茎の先端に径8cmほどの紺色の花を1~3個付ける。

花茎は分岐しない。

外花被片(前面に垂れ下がった花びら)は広倒卵形、網目模様があるのが 特徴で、

和名の元になっている。

 内花被片は長楕円状披針形で直立、長さ約4cm。 花柱の先は2深裂し、裂片には鋸歯がある。

 

古くは「あやめ」の名はサトイモ科のショウブ(アヤメグサ)を指し、 現在のアヤメは「はなあやめ」と呼ばれていた。

 (古くから栽培されていますが、ハナショウブやカキツバタほど園芸品種は 多くは無いようです。)

一般的にアヤメ類の総称として、アヤメ以外の別種にあたる、 ハナショウブやカキツバタを、

アヤメと呼称する習慣が広まっている。

 

ついでですが 端午の節句に根や葉を風呂に入れて沸かす「菖蒲湯」で使われる ショウブは、

ハナショウブではなく、サトイモ科のショウブです。

 

古くは「あやめ」はサトイモ科のショウブ(アヤメグサ)を 指していた。現在のアヤメは「はなあやめ」と呼ばれていた。

アヤメ類の総称として、厳密なアヤメ以外の別種、ハナショウブや カキツバタを、アヤメと呼称する習慣が一般的に広まっている。

「いずれアヤメかカキツバタ」という慣用句がある。 優劣はつけがたくどれも素晴らしいという意味である。 見分けがつきにくいという意味にも用いられる。

 


アヤメ  ~2018~

2018-06-25 06:00:00 | アヤメ科
梅雨時を代表するような花  アヤメ を見に行ってきました。
榛名山にはアヤメの群落があります。


撮影日 2018.06.24: 群馬県 榛名山


アヤメ (菖蒲、文目、綾目)
<学名:Iris sanguinea Hornem.>
アヤメ科 アヤメ属 多年草




山野の草地に自生し、高さ40~60cm程度。多数の茎が株立ちになり
葉は直立し、短く這う根茎からは多数のひげ根が伸びています。
湿地の植物のように思われていますが、低山から高原の明るい草原に
見られる植物で、他のアヤメ属のノハナショウブやカキツバタのように
湿地に生えることは稀

5月~6月ごろ茎の先端に径8cmほどの紺色の花を1~3個付ける。花茎は
分岐しない
外花被片(前面に垂れ下がった花びら)は広倒卵形、網目模様があるのが
特徴で、和名の元になっている。

内花被片は長楕円状披針形で直立、長さ約4cm。
花柱の先は2深裂し、裂片には鋸歯がある。

古くは「あやめ」の名はサトイモ科のショウブ(アヤメグサ)を指し、
現在のアヤメは「はなあやめ」と呼ばれていた。
古くから栽培されていますが、ハナショウブやカキツバタほど園芸品種は
多くは無いようです。

一般的にアヤメ類の総称として、アヤメ以外の別種にあたる、
ハナショウブやカキツバタを、アヤメと呼称する習慣が広まっている。



いずれがアヤメかカキツバタ  ~アヤメ~

2016-07-04 08:02:42 | アヤメ科
まだアヤメが咲いていました。

撮影日 2016.7.3: 長野県





アヤメ(菖蒲、文目、綾目)
<学名:Iris sanguinea Hornem.>
アヤメ科 アヤメ属 多年草








北海道から九州までの山野の草地に自生する。
アヤメ属の他の種 ノハナショウブやカキツバタ のように
湿地に生えることは稀。


撮影日 2016.5.29: 長野県

葉は直立し高さ40~60cm程度で細く、葉脈は目立たない。

5月ごろに径8cmほどの紺色の花を1~3個付ける。花茎は分岐しない。
外花被片(前面に垂れ下がった花びら)には網目模様があるのが特徴で、
本種の和名のもとになる。



古くは「あやめ」の名はサトイモ科のショウブ(アヤメグサ)を
指した語で、現在のアヤメは「はなあやめ」と呼ばれた。
アヤメ類の総称として、ハナショウブやカキツバタを、アヤメと
呼称する習慣が一般的に広まっている。

「いずれがアヤメかカキツバタ」という慣用句があり、どれも素晴らしく
優劣は付け難いという意味であるが、
見分けがつきがたいという意味にも用いられる。


一般的な{ アヤメ ノハナショウブ カキツバタ  } 花の見分け方




アヤメは  花びらに網目模様があるのが特徴




ノハナショウブは 黄色い斑紋がある。


撮影日 2011.7.15: 群馬県

カキツバタは  白色い斑紋がある。 



ついでですが
端午の節句に根や葉を風呂に入れて沸かす「菖蒲湯」で使われる
ショウは、ハナショウブではなく、サトイモ科のショウブです。