物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

マルバダケブキ  ~2017~

2017-08-29 06:00:00 | キク科

黄色い大きな花が目立っていました。

撮影日 2017.08.14: 長野県

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マルバダケブキ(丸葉岳蕗)
<学名:Ligularia dentata (A.Gray) H.Hara>
キク科メタカラコウ属の多年草


本州、四国の山地や深山のやや湿った草地、林縁に自生する
高さは40-120cmくらいのやや大きな頭花を咲かせます。



根出葉は長い葉柄があり、フキに似た腎円形で径30-40cmになる。



花期5-8月茎の上部に散房状に5、6個の黄色い径5 -8 cmの
頭花をつける。

違う場所でも出会いました。


撮影日 2017.08.26: 長野県







撮影日 2017.08.14: 長野県



オタカラコウ 2017

2017-08-25 06:00:00 | キク科
オタカラコウ  👈クリックで過去記事へ


オタカラコウ(雄宝香)
<学名:Ligularia fischeri (Ledeb.) Turcz.>
キク科 メタカラコウ属 多年草



沢沿いに沢山群生していました。

撮影日 2017.8.17: 長野県

本州(福島県以西)四国九州の山地から亜高山帯の湿った草地、 湿原に
生える。

夏に1~2 m程度の茎の上部に総状に黄色い頭花を咲かせる。



メタカラコウに似ているが大形であることなどが名の由来。




メタカラコウに良く似ているが、.
メタカラコウの頭花は舌状花が3個程度
オタカラコウの頭花は8個程度  また全体的に大ぶり。
メタカラコウの根出葉の基部はほこ形になるが、オタカラコウは尖らない。
葉の様子





ノハラアザミ 2017

2017-08-24 06:00:00 | キク科


ノハラアザミ(野原薊)
<学名:Cirsium oligophyllum (Franch. et Sav.) Matsum.>
キク科アザミ属 多年草



アザミ属には、分布域が比較的広いものと極端に狭い
地域固有種がある。

ノハラアザミの分布域は比較的広く、本州中部以北の山地の
草原や林縁に普通に見られる。

根生葉は花期にもロゼット状に残り、茎葉は少なく、
基部は茎を抱く。

撮影日 2017.08.19: 群馬県

花期は8-10月 茎の上部で枝分かれしほとんど柄がなく、
2~3個集合して上向きに花をつける。

総苞片は6~7列、曲がらず、斜上し、先が鋭い。
総苞片に腺体がなく、粘らない。

花色は紫色で頭状花序は筒状花のみで出来ている。

総苞にはくも毛が多い。




ノアザミ  2017

2017-08-23 06:00:00 | キク科

ノアザミ(野薊)
<学名:Cirsium japonicum Fisch. ex DC.>
キク科 アザミ属 多年草



アザミ属には、分布域が比較的広いものと極端に狭い
地域固有種がある。
ノアザミの分布域は広く、本州、四国、九州の草原や
河川敷などに見られ、アジア大陸にも変種が分布する。

高さは0.5-1m、花期にも根生葉が残っている春~初夏咲きの薊。

撮影日 2017.08.06: 群馬県

----------  ----------  追記  ----------  ----------
花茎があまり分枝しない形と、東北地方と中部地方の内陸地に分布し、(夏から秋に咲く)茎が良く分枝するものの二型が認められる。
このノアザミは茎が良く分岐するタイプですね。
( 花茎があまり分枝しない形☞  アザミ  )


花期は5-8月薊の中では春咲きはノアザミだけのようです。
(まれにかなり遅くまで花が見られることもあります。)

総苞は開出せず、著しく粘る。



やや薄い色をしたものが見られました。





ホツツジ / ミヤマホツツジ

2017-08-22 06:00:00 | ツツジ科

ホツツジ(穂躑躅)
<学名:Elliottia paniculata (Siebold et Zucc.) Hook.f.>
ツツジ科 ミヤマホツツジ属 落葉小低木




撮影日 2017.08.06: 群馬県
高さは2mくらいになり枝先に円錐状に花序(穂状)を出し
やや赤みを帯びた白色で3,4枚が反り返って丸まる変わった形の
花を咲かせます。

雌しべが長くまっすぐに伸び出るのが特徴です。

ピンク色がとってもきれいです。


グラヤノトキシン(レンゲツツジやアセビなどにも含まれる毒素)を
含み、有毒。   

       これらの
毒は花粉にも含まれているため、
蜂蜜に混入して食中毒を起こすことがある
そうです。



ミヤマホツツジ(深山穂躑躅)
<Elliottia bracteata (Maxim.) Hook.f.>
ツツジ科 ミヤマホツツジ属 落葉小低木


北海道、本州中部以北の亜高山帯や高山帯の草地や岩場に生える
落葉低木で背は低い。

撮影日 2017.08.06: 群馬県
花はホツツジのように花弁は3枚で反り返って咲く。
花弁は淡緑色で厚ぼったい。

ホツツジとは違って雌しべが弓状に(象の鼻のように)曲がるのが特徴です。


こちらも有毒