あけましておめでとうございます。
昨年は何とか図鑑風のスミレの本『スミレworld』を出版できました。
が、ブログの方は開店休業状態になってしまいました。
なかなか思うようにはアップできないですが、少しずつでも進められるように
努力していきたいと思っています。 本年もよろしくお願いいたします。
『 スミレworld 』
基本種 47種
編品種 36種
雑種 25種
について図鑑のようにまとめています。
花の正面、横顔、葉の姿を一緒に載せています。いろいろな資料から
分布を調べて日本地図上に表示したものも付けました。
ブログに載せていたものを中心として観察記録やその他の資料を追加して
1冊にまとめて50音順にして記載しました。
楽天 や amazon
などで購入することができます。
去年載せそこなったものをいくつかご覧いただきたいと思います。
ウスゲタマブキ(薄毛玉蕗)
<学名:Parasenecio farfarifolius (Siebold et Zucc.) H.Koyama
var. farfarifolius>
キク科 コウモリソウ属 多年草
2021/10/2
本州(関東地方以西)、四国、九州のスギ林など湿った
林内、林縁の木陰に生育する多年草。
高さ50~140cm、若いときにはくも毛がある。
葉腋にムカゴを付けるという変わった特徴を持っています。
葉は互生、長さ13~21㎝、幅13~21㎝の三角状心形、
長い葉柄がある。
表面に粗い毛を散生し、裏面に薄くくも毛がある。
花期8月~10月。花は頭花で、茎の上部に円錐状に
多数つく。
葉の裏面のクモ毛が、関東地方以北の本州と北海道に
分布する変種のタマブキよりも薄いので、薄毛(ウスゲ)
葉をフキに見立てて珠(たま)状の珠芽(ムカゴ)が付く
蕗の意味。