物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

センブリ    ~記事更新~

2018-11-30 18:00:00 | リンドウ科
今年はあまり綺麗に撮れていなかったので
UPしていなかったんですが・・・
以前の写真も含めての記事更新しました。



撮影日 2018.10.21: 群馬県


センブリ(千振)
<学名:Swertia japonica (Schult.) Makino>
リンドウ科 センブリ属 二年草








撮影日 2015.10.04: 群馬県
北海道西南部、本州、四国、九州にかけて広く分布。
日当たりが良くやや湿り気のある山野の草地に生育する。

撮影日 2018.10.21: 群馬県
草丈は普通5-30 cm。茎は薄紫色を帯び、断面は四角く、直立し
根元から数本に分かれて生える。1-3 cmほどの細長い線形の葉が
対生する。    根は黄色を帯びる。

撮影日 2018.10.21: 群馬県
発芽した芽がロゼット状の根生葉となりそのまま越冬し、
翌年の8-11月に茎先に円錐花序を出し多数の花を咲かせる。

撮影日 2014.10.15: 群馬県
花は合弁花で、白い花冠は深く5裂し、縦に紫色の線があり
雄しべは5本、雌しべは1本、花びら(花冠の裂片)の基部に
蜜腺溝があり蜜腺の周囲には細い毛のような付属物がある。

撮影日 2014.10.15: 群馬県

撮影日 2014.10.15: 群馬県
5枚の萼片は、線形で尖り、長さは5-11 mm。

撮影日 2018.10.21: 群馬県

当薬と呼び、ドクダミやゲンノショウコと共に有名な薬草です。
開花期の全草が用いられ、乾燥させ、煎じてまたは粉末にして
飲みます。
薬効は、胃腸虚弱、下痢、腹痛、発毛など。
日本固有の生薬で、漢方薬には用いられない。



全草(花、葉、茎、根すべて)は苦くセンブリの名前の由来は
「千回振出してもまだ苦い」ということからつけられたと
されています。



その由来の通り非常に苦く、最も苦い生薬(ハーブ)といわれる。

苦味成分はスウェルチアマリン(Swertiamarin)、スエロサイド(Sweroside)アマロゲンチン(Amarogentin)、アマロスエリン(Amaroswerin)ゲンチオピクサロイド(Gentiopicroside)、などの苦味配糖体だそうです。
中でもアマロスエリンは天然物で屈指の苦い物質とのことです。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
No title (秋津)
2018-12-15 21:25:00
センブリ って (。・ω・。)
こんなお花 っ~か 植物だったのですね
名前だけは 薬草として よく見聞きしますが 画像は見たことがありませんでした
意外と 可愛いらしいですね ポチ
No title (hanasuky_macky)
2018-12-17 23:17:00
縦の紫の線、ワイシャツやブラウスの縦じま模様みたいに思えました。花もおしゃれをするのかだなぁと・・・。
面白い花ですね。綺麗!

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