センブリ(千振)
<学名:Swertia japonica (Schult.) Makino>
リンドウ科 センブリ属 二年草
陽が当たらないと花が開かないんです。
撮影日 2019.10.26: 群馬県
北海道西南部、本州、四国、九州の日当たりが良くやや湿り気のある 山野の草地などに広く分布する。
近くの里山で見てきました。
草丈は普通5-30 cm。茎は薄紫色を帯びて断面は四角く、直立し 根元から数本に分かれて生える。
細長い線形の葉が対生する。
発芽した芽がロゼット状の根生葉となりそのまま越冬し、 翌年の8-11月に茎先に円錐花序を出し多数の花を咲かせる。
花は合弁花で、白い花冠は深く5裂し、縦に紫色の線があり 雄しべは5本、雌しべは1本、
花びら(花冠の裂片)の基部に 蜜腺溝があり蜜腺の周囲には細い毛のような付属物がある。
当薬と呼び、ドクダミやゲンノショウコと共に有名な日本固有の生薬です。
開花期の全草が用いられ、乾燥させ、煎じてまたは粉末にして 飲みます。 薬効は、胃腸虚弱、下痢、腹痛、発毛など。
花、葉、茎、根すべてとても苦くセンブリの名前の由来は 「千回振出してもまだ苦い」ということからつけられたとされています。
お忙しいのでしょうね。
センブリは薬草園で見ることができますが
自然なところではまだ見たと都がありません。綺麗な花ですね。
良い年をお迎えください。