物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

ハナイカリ

2018-09-02 12:00:00 | リンドウ科
ハナイカリ(花碇)
<学名:Halenia corniculata (L.) Cornaz>
リンドウ科 ハナイカリ属 一(越)年草






北海道、本州、四国、九州に分布し、山地帯から高山帯の林縁の
日当たりの良い草地や風衝草原に生育する。

撮影日 2018.08.17: 長野県
茎は直立して高さは20-60cmになり、緑色で細く4稜があり、
やや分枝する。

葉は対生し、長さ2~6㎝の長楕状卵円形。先端がとがり、
縁は全縁3~5脈があり、はっきりと見える。


花期は8-9月。茎上部の葉腋の集散花序に長い花柄のある花を
上向き~横向きにつける。
花冠は淡黄色でやや緑色を帯び、深く4裂し、長さ6-10mmになり、
各裂片の下部は特徴的な線形の距になり、長さ3-7mmになる。
萼は緑色で深く4裂し、裂片は線形でとがり、長さは花冠の
半分から3分の2ほどになる。雄蕊は4個、雌蕊は1個、
花冠の中にある。

果実は紡錘形の果で、花冠と同じ長さになり、熟すと2片に
裂開する。
種子は円形または楕円形で、表面はなめらかで、長さ1mmになる




和名ハナイカリは、距がある花冠の形が船の碇に似ている
ことにより付けられた。


最初この花を見たとき、何も知らず イカリソウの仲間と思い込み
図鑑をめくった思い出があります。




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1 コメント

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No title (笑み)
2018-09-04 02:35:00
ハナイカリは竜胆科なのですね。碇草よりも茎が丈夫そうです。初見ナイス!
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