物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

オタカラコウ / メタカラコウ

2018-09-19 18:00:00 | キク科
キク科 メタカラコウ属 多年草




オタカラコウ(雄宝香)
<学名:Ligularia fischeri (Ledeb.) Turcz.>

  本州(福島県以西)、四国、九州の山地から亜高山帯にかけて
  湿った草地、湿原などに自生する。
  高さは1~2 m程度。
メタカラコウ(雌宝香)
<学名:Ligularia stenocephala (Maxim.) Matsum. et Koidz.>

  本州、四国、九州の山地や深山のやや湿った草地、
  林縁に自生する。 高さは60cmから1m程度。




オタカラコウ
  根出葉はフキに似て長い葉柄があり、
  心円形で径40-60 cm、葉の縁は鋸歯状になる。
  葉柄は茎を抱く。
メタカラコウ
  根出葉はフキに似て長い葉柄があり、三角状心形で
  径20~40cmになり、葉の縁は鋸歯状になる。
  茎につく葉の葉柄は茎を抱く。

メタカラコウの根出葉の基部はほこ形になるが、
オタカラコウは尖らない。


オタカラコウ
  花期7~10月、茎の上部に黄色い頭花を総状につけ下から
  上へ開花していく。
メタカラコウ
  花期6~9月、茎の上部に黄色い頭花を総状につけ下から
  上へ開花していく。

メタカラコウの頭花は舌状花が3個程度
オタカラコウの頭花は8個程度、また全体的に大ぶり。





オタカラコウ
  「宝香」というのは、防虫剤や香料にする竜脳香のことで、
  根や茎の香りが竜脳香に似ていて、近縁種のメタカラコウに
  比べて大形であることなどが名の由来となっている。
メタカラコウ
  花びらの数の多いオタカラコウ(雄宝香)に対して小ぶりな
  ことから雌と名付けられた。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« メタカラコウ ~2018~ | トップ | ヤマジノホトトギス »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

キク科」カテゴリの最新記事