シドキヤマアザミ(四時山薊)
<学名:Cirsium shidokimontanum Kadota>
キク科 アザミ属
(ナンブアザミ節ナンブアザミ亜節ナンブアザミ列)
撮影日 2020.8.29: 長野県(小さな小川の縁に生えていました。)
宮城県~茨城県,群馬県,長野県に分布する山地の水湿地を好む。
2002年に福島県白川郡四時で門田祐一博士によって発見され、新種として記載された、高さ1.2~2.4mのアザミ。
葉は広卵形~広楕円形で羽状深裂~鋸歯縁まで様々で、やや厚みがあって
やや多肉で柔らかく刺々しさはなく、やや茎を抱きます。
花期7~10月、多数の頭花を普通下向きに咲かせる。(頭花は時に直立することもある 。)頭花は中型でそれぞれの枝に総状に付き、柄はごく短いか無柄。
総苞は筒形で総苞片11~12列、外片と中片は開出します。
ふつう腺体はなく、粘りませんが、時に中片に現れて少し粘る
ことがあるそうです。
<<基準産地>>
福島県いわき市四時川流域
和名、学名ともに基準産地の福島県いわき市の鮫川上流の四時川による。
群馬県では
2004年にエゾヤマアザミとして採集されたが、後にシドキヤマアザミと
同定された。
群馬版レッドデータブック (2012) は絶滅危惧Ⅱ類とされている。
撮影日 2018.8.27: 長野県
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