ハンゴンソウ ～魂を呼び戻す幽霊の手～

ハンゴンソウ(反魂草)
＜学名:Senecio cannabifolius Less.＞
キク科 キオン属 多年草

 

 

 

撮影日　2020.08.29: 長野県

日本では、北海道、本州の中部以北の山地の湿った草地、湿原、
林縁に自生する。

茎の高さは50㎝～2m　人の背丈以上になります。

茎や葉柄は赤みを帯びる。葉は互生し羽状又は類掌状に深裂で
3～7つの深い切れ込みが入る。先は尖り、縁は鋸歯状で、
裏はざらつく。

花期は7月～9月、茎の上部に径2cmほどの黄色い頭花を散房状に
20～50個つける。 

頭花は同属のキオンに似るが、キオンの葉は切れ込まない。



葉の切れ込みは別属の帰化植物　 オオハンゴンソウ　に似ている。

痩果は長さ3.5～4㎜、無毛。

 

 

 

和名は　　深く切れた葉の形が幽霊の手のように下に垂れ下がることから、
魂を呼び戻す「反魂」と名づけられた　　といわれている。