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Tom Petty, "Runaway Trains"

トム・ペティ/マイク・キャンベル
「止まらない列車」

彼女は上でひとりぼっち
ぼくは下で車線変更
暗く冷たかった彼女の部屋
波の音を今じっと聞く

時間に任せるしかない
君を忘れるには

たぶん、これはよくあることで
誰にも理由はわからない
天使が泣くときのように
止まらない列車のように
すべてが変わってしまう、
そんなときのように
何かが死ぬときのように
止まらない列車のように

彼女はいう、「わかってる、
ひとりぼっちには慣れてる」
ぼくの手を握りながら、
「あなたが思ってるより強いの」

時間に任せるしかない
君を忘れるには

たぶん、これはよくあることで
誰にも理由はわからない
天使が泣くときのように
止まらない列車のように
すべてが変わってしまう、
そんなときのように
何かが死ぬときのように
止まらない列車のように

*****
Tom Petty and The Heartbreakers
"Runaway Trains"

She's up there all alone
I'm down here changing lanes
Her room was dark and cold
I'm listening to the waves

And I'm depending on time, babe
To get you out of my mind

I guess it's one of those things
You can never explain
Like when an angel cries
Like runaway trains
Like one of those times
That's never the same
Like when something dies
Like runaway trains

She says, I understand
I'm used to being alone
And holding my own hand,
I'm stronger than you know

And I'm depending on time, babe
To get you out of my mind

I guess it's one of those things
You can never explain
Like when an angel cries
Like runaway trains
Like one of those times
That's never the same
Like when something dies
Like runaway trains

https://www.azlyrics.com/lyrics/tompettyandtheheartbreakers/runawaytrains.html
https://www.youtube.com/watch?v=gUzLYAuyDiU

*****
人の理解や対応能力を超える何かの比喩としての
暴走列車、身のまわりの世界の急変、泣いている天使、
そして(何かの)死。恋愛話で恋愛以上のものを歌う。

恋愛(・結婚)話としては、自分から別れ話をして、
そして世界が一変するほどのダメージを自分で受けている、
ということ。自分勝手で無駄に繊細な、魅力的とはいえない
男の話。でも、歌のなかでは語られない伝記的文脈
(妻の孤独・心の病・自身やこどもへの虐待、など)を補えば、
この詩と曲で表現しようとしていて、しかし表現していない
内容の重さが見えてくる。

省いたが、ギター・ソロの前に "Don't blame me. . . "
というつぶやきが入る。

*****
学生の方など、自分の研究/発表のために上記を
参照する際には、このサイトの作者、タイトル、URL,
閲覧日など必要な事項を必ず記し、剽窃行為のないように
してください。

ウェブ上での引用などでしたら、リンクなどのみで
かまいません。

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Soul Asylum, "Runaway Train"

ソウル・アサイラム
「暴走列車」

真夜中に電話する
君は光らない蛍のよう
ゆっくり消えてく明かりのよう
だから君の鍵を少しまわしてあげた

疲れすぎてて眠れなった
秘密が多すぎて守れなかった
泣かないと約束したけど
他の約束といっしょで守れなかった

もう誰も助けてくれない
どん底が深すぎて
出口がない
今度は本当に道からはずれてしまった

暴走列車は引き返さない
道を間違えて行ったきり
どこかに着くはず、でも
本当はどこにも行き着かない

笑いかたを思い出させて
意味のないものはないと思わせて
どうしてぼくはこんなにすりきれた?
不思議な世界で生きるのがどうしてこんなに嫌になった?

誰も行けないところに行ける
誰も知らないことを知ってる
そして雨のなか溺れてく
暴走列車の切符をもって

何もかも折られて枯れてる
昼と夜、土と空
もう本物じゃないみたい

暴走列車は引き返さない
道を間違えて行ったきり
どこかに着くはず、でも
本当はどこにも行き着かない

暴走列車の切符を買った
雨に向かって笑ってる狂った人みたいに
何が何だかわからない、ちょっと正気じゃない
でも痛みと向きあうよりはまし

暴走列車は引き返さない
道を間違えて行ったきり
どこかに着くはず、でも
本当はどこにも行き着かない

暴走列車は引き返さない
線路も壊して進む
暴走列車がぼくの血管のなか燃えて
暴走して、でもいつも何も変わらない

*****
Soul Asylum
"Runaway Train"

https://www.google.co.jp/search?q=Soul+Asylum+-+Runaway+Train
https://www.youtube.com/watch?v=NRtvqT_wMeY
(いろいろ問題はあったようだが、このPVは名作。
あまり歌詞と関係ないところで泣かせる。
関係するところでは考えさせられる。)

*****
ある種の絶望の歌。今日はじめて聴いた。上のPVで。

このような歌詞で歌われていることと
某なんとか国などの問題は無関係でないはず。
本当に「道を間違えて行ったきり」になることは
なくても、この歌詞のような気分が多少なり
わかる人はそんなに少なくもないはず。

最初の四行だけ内容が少しずれている。行2-3の比喩を
自分 "I" に用いるのは変だけどなんとかこれを生かしたい、
と考えた結果では。

*****
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