英語の詩を日本語で
English Poetry in Japanese
Tom Petty, "Fault Lines"
トム・ペティ/マイク・キャンベル
「断層」
断層がいくつか、地雷のように埋まっている
気が気でない
約束が破られて、大地が裂けて、
そこに愛が落ちていく
わたしのなかにもいくつか
わたしのなかにもいくつか断層があって
その上を生きている
その上を生きている
わたしはひとり、賭けをする
好きに道を選んで
通りを行く、知っているはずのこの人は
わたしではないのかも
わたしのなかにいくつか
わたしのなかにいくつか断層があって
その上を生きている
その上を生きている
綱渡り、下には燃える山、
老人曲芸師
ゆらゆらしながら、それでもまだ
落ちずに耐える
わたしのなかにいくつか
わたしのなかにいくつか断層があって
その上を生きている
その上を生きている
*****
Tom Petty / Mike Campbell
"Fault Lines"
See those fault lines laid out like landmines
It's hard to relax
A promise broken, the ground breaks open
Love falls through the cracks
And I've got a few of my own
I've got a few of my own fault lines
Running under my life
Running under my life
I'm alone here, I play the odds, dear
I go where I please
Down the road, the man I know
Might not be me
And I've got a few of my own
I've got a few of my own fault lines
Running under my life
Running under my life
On the high-wire, above the wildfire
An old acrobat
On faulty cable, still he's able
Not to fall flat
And I've got a few of my own
I've got a few of my own fault lines
Running under my life
Running under my life
http://lyrics.wikia.com/wiki/Tom_Petty_And_The_Heartbreakers:Fault_Lines
http://www.tompetty.com/audio/fault-lines-701941
(下はオフィシャル・ページだが、CD付録の歌詞と若干異なる)
https://www.youtube.com/watch?v=U-4-sT2KFdo
*****
妻との不和・離婚(後に再婚)、薬物中毒(と克服)
というような背景があっての歌詞。集合体としての
日本の文化・ショービジネス(個々の日本人に、ではなく)
に欠けるのは、このような生の一面に対する共感。
日本には、ギリシャ・ローマ的でありキリスト教的でもある、
生きるのはつらいこと、という前提・共通認識が
ないから。ある意味で、より倫理的でより不寛容だから。
そんな曲を The Bangles, "Egyptian" のリズムにのせて。
https://www.youtube.com/watch?v=Cv6tuzHUuuk
トム・ペティは、過去の名曲、みんなが好きなメロディや
リズムを自分の曲に完全に溶けこませて、もう一度
聴かせてくれる。だから一定以上の人気があるし、
逆にゴリゴリのアメリカン・ロックのファンには嫌われる。
軽い、ということで。
*****
Cf. D・W・グリフィス監督映画『イントレランス』
(D. W. Griffith, Intolerance, 1916)
*****
学生の方など、自分の研究/発表のために上記を
参照する際には、このサイトの作者、タイトル、URL,
閲覧日など必要な事項を必ず記し、剽窃行為のないように
してください。
ウェブ上での引用などでしたら、リンクなどのみで
かまいません。
商用、盗用、悪用などはないようお願いします。
「断層」
断層がいくつか、地雷のように埋まっている
気が気でない
約束が破られて、大地が裂けて、
そこに愛が落ちていく
わたしのなかにもいくつか
わたしのなかにもいくつか断層があって
その上を生きている
その上を生きている
わたしはひとり、賭けをする
好きに道を選んで
通りを行く、知っているはずのこの人は
わたしではないのかも
わたしのなかにいくつか
わたしのなかにいくつか断層があって
その上を生きている
その上を生きている
綱渡り、下には燃える山、
老人曲芸師
ゆらゆらしながら、それでもまだ
落ちずに耐える
わたしのなかにいくつか
わたしのなかにいくつか断層があって
その上を生きている
その上を生きている
*****
Tom Petty / Mike Campbell
"Fault Lines"
See those fault lines laid out like landmines
It's hard to relax
A promise broken, the ground breaks open
Love falls through the cracks
And I've got a few of my own
I've got a few of my own fault lines
Running under my life
Running under my life
I'm alone here, I play the odds, dear
I go where I please
Down the road, the man I know
Might not be me
And I've got a few of my own
I've got a few of my own fault lines
Running under my life
Running under my life
On the high-wire, above the wildfire
An old acrobat
On faulty cable, still he's able
Not to fall flat
And I've got a few of my own
I've got a few of my own fault lines
Running under my life
Running under my life
http://lyrics.wikia.com/wiki/Tom_Petty_And_The_Heartbreakers:Fault_Lines
http://www.tompetty.com/audio/fault-lines-701941
(下はオフィシャル・ページだが、CD付録の歌詞と若干異なる)
https://www.youtube.com/watch?v=U-4-sT2KFdo
*****
妻との不和・離婚(後に再婚)、薬物中毒(と克服)
というような背景があっての歌詞。集合体としての
日本の文化・ショービジネス(個々の日本人に、ではなく)
に欠けるのは、このような生の一面に対する共感。
日本には、ギリシャ・ローマ的でありキリスト教的でもある、
生きるのはつらいこと、という前提・共通認識が
ないから。ある意味で、より倫理的でより不寛容だから。
そんな曲を The Bangles, "Egyptian" のリズムにのせて。
https://www.youtube.com/watch?v=Cv6tuzHUuuk
トム・ペティは、過去の名曲、みんなが好きなメロディや
リズムを自分の曲に完全に溶けこませて、もう一度
聴かせてくれる。だから一定以上の人気があるし、
逆にゴリゴリのアメリカン・ロックのファンには嫌われる。
軽い、ということで。
*****
Cf. D・W・グリフィス監督映画『イントレランス』
(D. W. Griffith, Intolerance, 1916)
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学生の方など、自分の研究/発表のために上記を
参照する際には、このサイトの作者、タイトル、URL,
閲覧日など必要な事項を必ず記し、剽窃行為のないように
してください。
ウェブ上での引用などでしたら、リンクなどのみで
かまいません。
商用、盗用、悪用などはないようお願いします。
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