悠々人生

気が多すぎて「時間破産」状態。もっとゆっくりとした人生が目標です。

防災の講演会

2008-07-20 19:54:05 | Weblog
 町内の老人会(というと怒られるかも=睦会という名がある)が主催した消防署の係官による講演会に参加した。演題に取り上げられた災害については近々自治会の防災委員会が立ち上がり、実行部隊として防犯委員会が協力することになっている。

 幸い我が町内は水害や土砂崩れなどの心配はない。火災のほか台風、地震の被害が心配だ。特に地震については建築後25年以上経った家が多く、家屋の倒壊が考えられる。特に高齢者、障害者の保護を考えなければならない。消防署の話でも大地震の時には消防署、警察の力は人数が限られているので当てに出来ない。

 頼りになるのは近隣住民の助け合い、という当然の結論だった。被害の実態把握にも時間が掛かるだろう。自衛他の出動を待つとしてもそれなりの時間が掛かる。生き埋めになった人の救出などは自治会や隣近所の人々が主体にならざるをえないのだ。

 ところが自治会では高齢者の独居老人、身体の不自由な方々の実態は分からない。行政が福祉事業の関係で掴んでいる情報は例の個人情報保護法との絡みで教えてもらえない。

 自治会の防災活動はその情報把握から始めなければならない。情報がなければ安否の確認も出来ない。最近も独居老人の孤独死が1件発生した。公にすることによるデメリットも良く分かるつもりだが、知らせておくメリットもある。

 自治会が情報を持っていれば、防犯パトロールの時にポストのチャックをして健康状態の把握も可能だ。近隣住民の助け合いのためには情報集めをして名簿を作らなければならないが難しそうだ。世の中には悪い人間も多いけれど人を信じることも大事だと思うのだが―。

 
コメント
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