悠々人生

気が多すぎて「時間破産」状態。もっとゆっくりとした人生が目標です。

エッセイを書こう会!7月例会

2008-07-08 20:40:09 | Weblog
 エッセイを書こう会!の7月例会があり、いつものように各自の作品を合評した。私の「円熟した酒の好み」は私の飲酒の歴史を書いたもの。概ね好評だったがタイトルが大きすぎるとの指摘がある。逆に言えばタイトルに対して内容が貧弱だということになる。

 13名の会員の実力ははっきりと分かれており、先生の批評も会員の実力に合わせたものになる。同じことを書いても私なら褒めてくれるが、上級者には「この作者の実力としては平凡すぎる。可もなく不可もない」ということになる。

 今朝の読売新聞に檀ふみさんと阿川佐和子さんのエッセイに関する記事が出ている。共に作家の父親を持つ二人がそれぞれに父のエッセイを朗読したCDを出した。その記事に檀ふみさんは父親の檀一雄さんに「エッセイを書くんだったら一生懸命に書きなさい」 といわれたという。

 長年「一生懸命に書く」という意味が分からなかった。ところが父親の作品を声に出して読むうちに「一生懸命書くということは、一生懸命に生きなさい、恐れるな、ためらうな」ということだと思った。懸命に生きた自分を流し込めばいい文章になるんだと―」

 一方の阿川さん、阿川弘之さんの「食味風味録」を読んで、「いかに聞いた人の想像力を膨らませ、映像を浮かび上がらせるか」であり、例えば「鰻」では、鰻屋にすぐに飛び込みたくなるような、なんとも美味そうな印象を聞くものに与えるかだという。
 
 いつも先生に言われていることなので分かっているつもりだが、そこまで書く実力がない。美しい熟女の発言を機会に改めて”エッセイ”を考えてみたい。まず書き上げた作品を声を出して読む―ことは実行してみよう。 (7月8日付読売新聞朝刊を参考にしました)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする