悠々人生

気が多すぎて「時間破産」状態。もっとゆっくりとした人生が目標です。

うなぎの産地偽装事件

2008-07-05 21:53:18 | Weblog
 中国産うなぎ蒲焼の産地偽装事件がマスコミを賑わしているが、不思議だと思うことがある。この偽装うなぎは消費者向けの市場に出回らなかったのだろうか。

 消費者が国産として買わされたうなぎが中国産だったとすれば、この偽装うなぎの流通ルートを発表しなければならないはず。それにしては偽装されたうなぎを市場から回収したという記事を見ない。

 悲しいことだが商売に関しては性善説が成り立たないようだ。儲かるなら法律違反でもなんでのやる、分からないようにやれば大丈夫という考えが横行しているようだ。偽装うなぎだけでも次々に発覚している。

 昔の話だが韓国から輸入した製品に原産地表示をしていなかった。税関で指摘され後付で表示することを条件に輸入を許可された。正直に倉庫業者に頼み原産地表示を付けたことがある。

 このときに同じ倉庫でやっていた仕事は、傘についている原産地表紙をハサミで切り取る作業だった。今ほど輸入品の多い時代ではなかったので日本品に見せかけていたのだ。その後、日本で生産した製品には”日本製””国産品”などの表示が義務付けられた。

 品こそ違うが原産地のごまかしは昔からやっていたこと。高いものは品質がよい、あるいは国産品は高いけど品質がよいという考えも通用しない。商品に原産地表示が出来ないものは何を信用したらよいのだろう? 輸入品と国産品の価格差が大きい商品ほど、これからも偽装は続くと思う。

 せめてその商品を扱った流通業者も含めて、もっと重い刑罰を科するしかないのだろう。
コメント
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