晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

「TVウワサの眞相」

2007-12-29 17:25:15 | Weblog
 本日から年末年始休み。突発的なことが発生しない限り会社に行くことはない。普段どおりの「晴走雨読」的な生活をしようと思う。



 天候が悪いので、今日は読書、「TVウワサの眞相」(岡留安則著 七つ森書館 2007年刊)を午後から読破。BS朝日で放送された同名の番組を活字化したもの。

 休刊中の雑誌「噂の真相」元編集長の岡留氏が毎回ゲストを招いて、政治、芸能、ジャーナリズムなどのタブーに挑むという企画。読み通して驚くような事実は特になかったが、河野洋平と田中真紀子がかつて親密だった事は初めて聞いた。

 TV報道が私達の考えに与える影響力は大きいが、それらの情報が大きな制約の中にあるということを改めて感じた。新聞も同様であるが、ニュースの出所の大半が国や市からの官庁情報であること。政権与党批判、大手芸能プロ所属のタレント批判、芸能人が特定宗教の広告塔として活動している事実などは報道のタブーに属する。



 さて、我が家の現在のテレビは画面の大きくない厚型アナログTVであるが、2011年からはデジタルTVしか見れなくなるという。デジタルへの買い替えか、チューナーを付けることが必要。

 もし、お国の言うことを聞かなかったり、経済的理由から聞けなかった場合は、TV情報を得ることができなくなる生活になるということだ。災害が目前にせまっていても悠然とした生活、会社や隣近所、友人と話が噛み合わない生活、野球もサッカーも生しか見れなくなる生活、部屋の中で家族の声だけが聞こえる生活・・が想像される。

 これは、お国による国民への恫喝なのか、それとも半世紀続いてきたテレビの死に繋がるのか。

 情報を得る手段がTVの他にたくさんあることに気付く、時間を楽しむ方法ももっとあることがわかったり、工夫したりするだろう。何となく、新しい世界が広がっていくような気がする。

 やはり、こんなことを強行したら、TV文化が死滅するだろう。

 そもそも、なぜ巨額の費用を投資してデジタル化しないといけなかったのか。なぜ、両方式を続けることが出来ないのか、なぜアナログを止めなければならないのか。この疑問は、ただ私の不勉強からなのか。

 

 

 

 
 

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