晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

『武士の家計簿』

2010-12-18 21:07:10 | Weblog

 『武士の家計簿』(森田芳光監督 松竹 2010年作品)札幌シネマフロンティア

 今年初めての本格的降雪で除雪、午前中は営業があったので午後から映画へ。

 封切り後3週目に入るというのに満員で最前列で大きな画面を見るのは首と背中が痛い。

 森田芳光作品は、1983年『家族ゲーム』以来、あの頃は結構映画を観ていたのだがその後長いブランク。

 楽しい映画であった。江戸時代のお城勤めも現代のサラリーマンも同じ、分をわきまえて行動しろ、見栄を張らず、倹約して質素に給料に見合う生活をしろ、運、不運もあるが真面目にコツコツと誠実に勤め上げろ、と教訓的なメッセージが発せられるが、厭味なく誰しもの心に響く。

 父と子の確執、嫁と姑、上司と部下・・人間関係を大事にしながら自然と年を重ね死んでいく。それが人生。親の背中を見ながら、子もまた親になり同じように生きていく。

 妙な野心とか、組織や世の中に背くことを思ってはいけない。誠実を旨とせよ。

 現実はこの映画のとおりだ、良かった!

 

 

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