晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

澁澤龍彦幻想美術館

2007-09-22 10:38:50 | Weblog
 今週は、夜の営業が続いていました。本が読めないと、何か喪失感が大きく、昨夜は虚脱状態でした。

 一夜明けて、少し風邪気味ということがわかったのですが、福田総理候補をどう表現したら良いかと考えました。あの他人を小バカにしたようなペシャリから、名付けて「心のこもらない福田総理」とすることとしました。

 不二家のチラシが入りました。1200円以上を買った人にペコちゃん人形をプレゼントだそうです。アップルパイが丁度1200円で紹介されています。台風で落下林檎が発生したのが少し前にありました。何か、関係があるのでしょうか。

 「いじめ」報道で欠落しているのは、どうしたらいじめを防止できるかを語らないことではないでしょうか。学校とか教育委員会はきれい事で済ませようとしています。そこには、暴力による反撃とか、復讐とかという考え方はありません。人には渾身の一撃の力が備わっていることを教えるべきでしょう。



 札幌芸術の森美術館で開催中の『澁澤龍彦幻想美術館』の行きました。

 澁澤と関わりのあった、澁澤が影響を受けたであろう芸術家の作品を年代別の並べられていました。

 約2時間、その世界にのめり込んで見入りました。一番充実していたのは、1960年代で、この国のサブカルを代表とするほとんどの人たちが、澁澤と何らかの関係を持つことがわかります。

 暗黒舞踏派の土方巽、そのポスターを手がけた横尾忠則、横尾のポスターには劇団情況劇場の「腰巻お仙」もあり、細江英公の写真には、もちろん唐十郎や李礼仙も登場します。

 四谷シモンの天使の人形も見とれてしまいました。サド侯爵の手紙、ダリの版画、伊藤晴雨、金子国義、加山又造の絵画、篠山紀信による澁澤邸の内部の写真も興味深いものでした。



 自分は、あの時代に育ったのだなあと改めて感じ、少なからず影響を受けていることを感じました。土方の舞踏の影響は、小樽海猫屋を拠点としていた鈴蘭党という舞踏団につながり、知人がそこに所属していたり、芝居が好きだったので、仲間と唐をやったり・・・

 


 
コメント
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