山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

アラクラ谷から荒倉山へ!(アラクラ大滝登攀)

2022年10月02日 | 沢登り4
今日は福井山岳会の仲間と行ってきました。昔(20数年前は熊河林道が荒れ放題で車で行くには途中までしか行けませんでしたが、今回は入渓するところの橋まで行けました。ラッキーです)
メンバー:A木さん、O橋さん、M井さん、T田さん、カミさん、ボクの6名

 アラクラ大滝!落差45mを誇るこの界隈で最も大きな滝です。これを登攀しました!(^^;)高度感が凄かった。

朝、大野のいつもの場所に5:30集合。M井さんの車に乗って真名川ダム、雲川ダムを越え熊河林道に入り、入渓地点に到着。沢装備を身に着け6:30入渓。水が冷たい。進むこと7:00アラクラ谷出合に到着。狭い入口が懐かしい。
 
 熊河川本流は穏やかな渓相      アラクラ谷に入る。暫くは穏やか

谷は徐々に狭く成りだし、ゴルジュの渓相に。見上げると左岸の1059mの岩峰を望める。これからです。
 
 この沢の奥に何かが潜んでいそうな雰囲気・・・    二条滝が現れたら此処からが本番。


 どの滝も登れるが、ホールドやスタンスが細かく剝がれやすいので注意!

 
 ゴルジュは狭く屈曲しだして来た。    水が冷たいのでなるべく浸からずに突破!


 狭部を伴った滝が多く、ゴルジュは上部まで岩盤が続き、此処まで来たらもう高巻くことは困難。進むしかない。

 
 T田さんは流芯を登るが失敗。なので、左の壁をロープ出して登る。  岩が脆い。ハーケン打ってアブミで人工で突破

 
 この滝も左壁から人工登攀。この滝の上は左岸ブッシュをロープ出して     ゴルジュに囲まれてるので登るしかない。

この後は簡単な小滝が続き、ナメ床が有ったりと気持ち良く進み、谷が右に屈曲し暫くでアラクラ大滝が目前に迫る。45mの落差の大滝は見事!!この界隈で最も大きな滝。圧巻!右壁を登ることにする。行程が長いので、シュリンゲやカラビナが足りなくなるので借りて挑む40mロープでは足りないので、ロープ2本出して、中間テラスで1ピッチとって登る。テラスでハーケン2枚打ってビレイステーションを作る。此処までO橋さんに登ってもらい、2ピッチ目のビレーを依頼して登る。ヌメッていて嫌らしいが、逆相でないので登れるし、ハーケンのリスも豊富。快適に高度感のあるクライミングを楽しめる。最後の10m滝も安定していて快適。そして左岸の灌木に支点を設けビレー解除。その後はタイブロックで皆が続々登ってくる。最後の支点回収はM井さん。11:10に登攀開始で12:00に全員が登り終えた。ヤッタネ!

 
 1ピッチ目。この上のテラスは広いです     2ピッチ目。ヌルっていて出だしが怖い


 大滝登攀は2ピッチで登ります。高度感が有ります。


 登攀終了。ここでビレーします。高度感が写真では伝わりませんが・・・

登り終えた後は一気に渓相は穏やかになり、天の川に。今までゴルジュ内で寒かったが、ここで日光を浴びポカポカ陽気で更に進む。この後は荒倉山目指し二俣を左に進み、地形図で方向を見定めながら3m程の滝を3つ登り、視界が開けてきたら山頂!高木は無く、低い灌木で見晴らしが良い。指呼の間に臨む冠山の山頂には人影が望め、若丸山、金草山や部子山、荒島岳などの山々を望め、最高の展望を満喫できた。
 
 大滝を登り終えると一気に平和な雰囲気!ここが通称天の川!久し振り。    荒倉山から若丸山を望む。山々に囲まれ幸せ!!


 12:55に荒倉山到着。山頂には標識らしきものは無い。ラーメン食ったり眺めを楽しんだりして13:25西日谷を下降する。

西日谷も昔、登ったことが有るので安心して下降出来るが、1ヶ所懸垂降下する25m滝が有るのみで、後は怪しい草付きトラバースでクライムダウン(怖かった)したり、ゴルジュ内の小滝を下ったりと、最後まで気が抜けなかったが、西日谷出合に15:15到着。この後は熊河川の河原を歩くこと15:55車の元に到着しました。
 
 25m滝を懸垂降下するカミさん      一部ゴルジュも有り、緊張するところも。

今日は初秋の冷たくなった沢を登りました。日が沈むのが早い。山は紅葉しだして来たようだ。今日もカミさんと、山岳会の愉快な仲間達と沢で遊ぶことが出来ました。皆に感謝!
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