山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

白山 東面台地 快適ザラメ

2021年04月15日 | 山スキー!R03
今日はいつもの平日ヒマ人で山スキーに行ってきました。
場所は地元故郷の山「白山」です。メンバーはM井さん、S江さん、カミさん、ボクのヒマ人です。

 東面台地から仰ぐ白山の双耳峰。それにしても空が蒼い!

前日4/14カミさんが仕事を終え帰宅後、晩飯食って風呂入った後、軽トラにMTBや山スキー、ザックとか積んで7:00自宅発!白鳥でビールやつまみを調達し、21:00大白川林道ゲート前に到着。MTBに山スキーを積載し、テント張って宴会!ビールでほろ酔い。22:00に寝袋に入るといつの間にか爆睡。そして翌朝2:00起床しテント撤収し2:30ゲート出発!暗闇の中、距離14㎞、標高差600mの林道を漕ぎます。
 
 ゲート前でテント泊。今日は軽トラなので車中泊出来ない。     林道は所々雪で覆われ引っ張っていくところも

 
 林道の標高1170mh地点で自転車を乗り捨てスキーを担いで登ります。    漸くダムに到着です。

漆黒の闇の中、ヘッデン点けて自転車4台は進みます。大白川の雪解けの激流の音が谷を殷々と響かせガードレールのない道から外れないよう注意しつつ走るも、一部凍結しておりタイヤがスリップ!カミさん落車して肩を強打。所々雪が道を覆っており自転車を引いて歩くなどして、最後のヘアピン連続手前の1170mh地点で完全に道は雪で覆われ、ここでザックにスキーを付けて歩くことに成りました。4:35そしてショートカットして登ること、5:05にダムのところの小白水橋に到着。東面台地の入り口です。藪斜面を登り、暫くすると雪面が出てきたので山スキーに換装5:25。
 
 藪も薄くスキー背負っていても大丈夫      小鳥の囀りを楽しみながら尾根末端を進むカミさん

 
 朝日を背に受けて進む     漸く谷地形に取り付く。雪はカリカリ

標高1410mh位から漸く谷地形の様相になる。雪は波打ったカリカリに氷化している。登りにくいが、徐々に緩みだし、通称「コブラツリー」のところに出ると登りやすい締まったザラメとなる。ひと際存在感の有る蛇の形をした枯れ木。初めてこのコースを登ったのが17年前。その時から健在である。

 カミさん3年ぶり5回目のご対面だそう。蛇のポーズをとってもらいました。ウィペッドのブレードが舌らしいです。

更に尾根を快適に進む。振り返ると北アルプス、乗鞍、御嶽などの山々が望める。空は雲一つない、まさに紺碧の艦隊!!
 
 背に日差しを浴びつつ、日焼け止めクリーム塗りつつ登る     振り返るそれは絶景。

そして、徐々に白山が迫ってくる。

 1911mh小ピークを過ぎ、尾根から転法輪谷に入る。雪も登りやすい感じに腐ってきた。7:45

若干遅れ気味のカミさんを待ちながら登る大斜面。呼吸は早いが、肺胞の細胞を介して酸素と炭酸ガスの交換。いわゆる呼吸をしていることを実感できる。山の澄んだ空気はイイね。
 
 徐々に傾斜は強くなりだします。      鞍部まで遠いようで…空が蒼い!


 雪は腐れ気味なので、スキーアイゼンは不要でした。早く此処を滑りたいなぁ


 2500mhの転法輪谷を登り切り鞍部に到着。雪原のそれは高天原の雰囲気!!

9:30転法輪谷を登りきる。緩やかな斜面に大雪原。これは高天原です。まさに地上界と天上界の境界的な雰囲気。最近「古事記」を読んでいるボクとしては、何となくこの雰囲気を受け入れ、神の存在を感じさせてくれる神聖なところです。(「天皇の国史」竹田恒泰 著も面白いですよ)
ここからはトラバースしながら斜上しつつ山頂直下に出、最後はそのまま詰めること10:25白山山頂に到着です。
 
 室堂を眼下に最後の登りです。     振り返ると別山!先週より若干黒くなりました。

お疲れさまでした。天気がとても良いので山頂で写真撮ったり、奥社にてお詣りしたり、景色を眺めたりしながら長居しました。そして待望の滑降タイム。11:00
 
 山頂の奥社で登山のお参りするカミさん     三方崩山を介し北アルプスもバッチシ!


 今日のメンバー(福井山岳会)で記念撮影です。手ぬぐいは山岳会創設80周年記念のものです

登りに時間をかけ、雪が腐りはじめ滑りやすくなったところを見計らい待望の滑降タイム♪山頂の南東側の尾根を滑り、転法輪谷へエントリーです。言わずもがな、とても素晴らしい斜面で思考回路崩壊。皆絶叫しながら面ツルの斜面に各々の弧を描く。そして台地にトラバースして東面台地の上部を堪能。
 
 山頂から一気にGO!雪は緩み急斜面だけどOK     カミさんもどんな雪でも対応可能!?高天原で神様達が遊んでいたそう(幻覚!?)


 転法輪谷にエントリーです M井さんの安定の滑り

 
 カミさんも転法輪谷にエントリー!?ドロップイン!?    丁度良い傾斜に雪質


 大斜面!こんなところを滑ることのできる山スキーを知ってしまった人はゲレンデに戻れないかも。

ロケーションの良い所で標高2200mhのところでラーメンタイムです。お湯を沸かしラーメン(糖質0)を啜りながら乾杯!疲れが吹き飛びました。これも大事な山の儀式(だと思っています)11:30

 安く貧相なラーメンとか食べたり飲んだり。でもどんな高級店で食べるものよりもおいしく感じる。要は味じゃなく、充実感や五感のそれ!(味覚は!?)。

飯食った後も、快適な東面台地を滑ります。広い尾根は疎林で滑りやすく超快適。最後まで雪は良く滑り、ストップスノーは皆無。朝の寒さのお蔭かなと思いました。
 
 白山を背後に      雪はどこまでも良く滑った


 まるでゲレンデの様相。今年は藪が出ていない雪多め。

 
 大斜面。今日はボク達の他に誰も居なかった(平日だからかな)     漸く尾根末端でスキーを担ぐ

最後は平坦な斜面を漕いで尾根末端に出た後、朝の藪斜面を下りました。13:10着。そのまま、ショートカットして自転車のもとに戻ると、重機が除雪作業していました。ボク達が通る際、作業を停めていただき、お礼を述べ通過し13:35自転車デポ地に到着。自転車に跨り、朝の雪は完全に除雪され、春の陽気を感じながら、谷からの流水で板や兼用靴を洗い皆でダウンヒル!そして14:20朝のゲートに到着しました。
 
 除雪作業有難うございます!今日で大白水林道は開通しました。(ゲートは閉鎖中だけど)    自転車でもコブラポーズのS江さん

 
 春の陽気を感じながら快適に下る。これも楽しみの一つ     いつもの堰堤の滝でスキーを洗うカミさん


 ゲートに到着!お疲れ様。兼用靴を脱いだ時の爽快感がたまりません(^^)/

ゲート到着後は服を着替え、車に自転車とスキー、ザックを積んでポカポカ陽気の中、下道でのんびり軽トラを走らせ、コンビニ寄って帰る事、17:00には自宅着。源次郎の部活動に間に合い丁度良いタイミングでした。
今日は、カミさんと、山仲間と好天のもと山スキーに行けてとても良かったし、また一つ良い思ひ出が出来ました。そして皆のお蔭でこのようにして遊ぶことが出来、感謝です。
このコースは2004年(今から17年前)にYASUHIROさんと名人と行ったのが初めて。あの時、自転車で行って登って滑った時の衝撃は可成りのもので、それ以降定期に訪れています。このような素晴らしい所を見出した慧眼。今もその感性は鈍っていない。これからも安全登山で皆と山を楽しんでいきたいと思います。

【リンク】
初めてカミさんと滑った東面台地の記録(15年前)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 別山 快適ザラメ | トップ | 城山でマウンテンバイク! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

山スキー!R03」カテゴリの最新記事