山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

深霧の大台ケ原

2006年11月21日 | 山登り

日曜日と月曜日はお互い仕事が休みだったので旅行に出かけた。日曜日の午前中は大野市で駅伝大会があり第2区間を走り、僕たちの職場チームA、Bチームはなんと数々の強豪を駆逐し1位、2位を独占した!表彰式に出ることなくいざ奈良県へ出発・・・目的地は「大台ケ原」。6年前に立会川から笠捨山に沢登りに行ったきりこの辺りは訪れていない。あの時は2日目ビパーク中に大雨に降られて悲惨な目に遭ったな~。高速道路は八日市ICを降りて国道、県道で向かうこと約5時間で大台ドライブウエイに入る。外は雨、霧は深く慎重に運転する。そして土砂降りの中、大台荘に駆け込みチェックイン。作りは青少年自然の家といった感じ。酒を飲み寝る。

翌日は雨は小降りになったようだ。朝食をとり日出ヶ岳に出発する。整備の行き届いた登山道というより遊歩道。妊娠もうすぐ6ヶ月目となるカミさんにはちょうどイイ!?山頂に到着!晴れていれば熊野灘など太平洋が望めるのだが厚い霧で覆われ視界30m程・・・さすが年間降水量4800mmと日本有数の多雨地域である(東京の約3倍の降水量らしい)。その雨が川となり長い歳月をかけ数々の名谷を刻んでいったんだろう。(予備知識・・・この地域では一日で1000mm降ったという記録が残っています)

  山頂にて(^^)/

さて山頂を後にして正木ヶ原に向かうイトザサの平原と倒れたり立ち枯れしたトウヒのある風景。これが大台ケ原を象徴しています。野生の鹿が飛び出してきてビックリ!(予備知識・・・昔はトウヒの原生林が生い茂げ、光の射さない林床は苔が繁茂していたのだが、伊勢湾台風でトウヒが数多く倒れ日が射す林床にはイトザサ(笹)が広がり主食の笹を求めて鹿がトウヒの原生林を荒らしたといいます。そして新皮を傷つけ、食べられたその木々は枯れ、そして笹原が広がりました。こうした悪循環の賜物がこの光景を作り出しています。そー言えば嶺南の山々もこんな感じでヤラれているな~)

  

整備された遊歩道             トウヒの悲しい姿

 

そして次は大蛇嵓!濡れた岩場の下降にカミさんは尻込みするが、眼下の垂直約800mの断崖絶壁の絶景には息を呑みました。そしてシオカラ谷の吊橋を渡り最後の急登を越え到着!大台ケ原の東台地を一周しました。所要時間は約3時間。おつかれさんでした!

  

ここからスパッと切れ落ちています!(ビビッているカミさん)

次は国道169号線を吉野方向に向かいます。行き先は金峯山寺の蔵王堂(国宝)です。中に入りお参りしてきました。東大寺に次ぐ木造大建築物で圧倒されました。日本の悠久の歴史を感じました。

  

ガスがきれた~!               これが国宝です

帰りも国道、県道で所々立ち寄りながら帰ってきました。カミさんにとってイイ山行になったかな?

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