中原淳さんは、立教大学経営学部の教授。
トーマツ イノベーション株式会社と組んでリサーチを行った結果を元に論を進める。
数名の女性のインタビューで書かれるような本が多い中で、データを元にしているので、理解しやすい。
最近特に思うのだが、長時間労働を強いるような職場を改善することがすべての前提になる。
これができるかどうかだ。
また、成果とは何かということになる。
職場ごとに、このあたりをはっきりさせると議論は進みそうである。
結局、職場単位くらいで解決していかないとだめなのではないだろうか。
目次
はじめに なぜいま、「女性の働く」を科学するのか?
0 女性活躍推進、何がおかしい?―ロールモデル論を超えて
1 女性が「職場」に求めるもの―スタッフ期
2 女性が「自信」を得る瞬間―リーダー期
3 女性が「管理職」になる日―マネジャー期
4 育児と仕事を両立するには?―ワーママ期
おわりに 「女性視点」から多くの気づきを得た経営者として