ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

焼け跡の青春・佐々淳行―ぼくの昭和20年代史

2008-05-30 06:59:44 | 本と雑誌

佐々淳行さんは、論理明晰、データも豊富、実行力もあるかたである。

その昭和20年代の青春で、何を学び、何を感じたかが語られる。青春時代が充実していると人生が充実するというのを感じさせられる。

目次

序章 大日本帝国が死んだ日
第1章 焼野ヶ原の東京
第2章 飢餓・狂気・堕落
第3章 耐乏生活の日々
第4章 吹き荒れる大改革の嵐
第5章 父の死
第6章 束の間の「青春謳歌」
第7章 「背水の陣」の東大受験
第8章 朝鮮戦争勃発
第9章 志を立て警察へ
終章 ローアリング・トゥエンティーズ・昭和

焼け跡の青春・佐々淳行―ぼくの昭和20年代史 (文春文庫)

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これで古典がよくわかる

2008-05-27 23:45:27 | 本と雑誌

橋本治さんの本が難しいので、これはどうかな、と思っていたのであるが、良書であった。この本の存在は早くから知っていたが、なんとなく敬遠していたのである。

古典の入門書として、一読をお薦めしたい本である。

目次

第1章 古典を軽視する日本人
第2章 日本という国にはいろいろな古典がある
第3章 「和歌」とはなにか?
第4章 日本語の文章はこうして生まれる
第5章 「わかる古典」が生まれるまでの不思議な歴史
第6章 人間の書いた『徒然草』
第7章 どうすれば古典が「わかる」ようになるか

これで古典がよくわかる (ちくま文庫)

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ポリー my love

2008-05-26 00:04:53 | 映画

OCNシアターで映画を見る。2004年のアメリカ映画「ポリー my love」。

ベン・スティラーがジェニファー・アニストンと共演するラブ・コメディ。潔癖症の男が、ハネムーンで妻に浮気をされたあげくに別れ、中学時代の同級生とばったり会って、ドタバタと振り回されるというむちゃくちゃなストーリー。

まあ、面白いかな。

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ぼやきつぶやきイギリス・ニッポン

2008-05-25 18:32:32 | 本と雑誌

高尾慶子さんを久しぶりに読む。

いつもながら手厳しい。日本が英国に遅れたのではないかというのは、「イギリス人はおかしい―日本人ハウスキーパーが見た階級社会の素顔 (文春文庫)」発刊から10年の間の高尾さんの偽らざる述懐ではないだろうか。

ぼやきつぶやきイギリス・ニッポン (文春文庫 た 49-8)

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懲りない男と反省しない女―渡辺淳一と女たち

2008-05-25 08:24:35 | 本と雑誌

またもや渡辺淳一さん。ひとつの視点で常に書くのは素晴らしいのかな。

ただし、新しい発見はない。

懲りない男と反省しない女―渡辺淳一と女たち (中公文庫 わ 6-18)

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部下の仕事はなぜ遅いのか

2008-05-24 23:19:00 | 本と雑誌

日垣隆さんの本にしては、切れ味が弱くないだろうか。

メルマガで読んだ時のような刺激が無いのが、残念であった。

目次

まえがき・・・「最小の労力」で
「最大の効果」を得るための、
「仕組み」をつくってしまう1冊。

第1部 ラクして部下を育てる技法 講義編
 1近道はレシピの入手にあり!
 2「デキる」上司のコーチング!
 3プロセスの中でパーツを見よ!
 4一発で完成品を!

第2部 もっとラクして部下を育てる技法 討論編
 1はじめに
 2「面白さ」を教える技法
 3部下を成長させる技法
 4もっとラクするための技法

あとがき・・・あなたの言葉は伝わっていますか?

部下の仕事はなぜ遅いのか

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デッドライン仕事術

2008-05-23 07:26:50 | 本と雑誌

トリンプを19年連続増収・増益に導いた吉越浩一郎さんの仕事術。会社の仲間がそのブログで紹介していたので、読んでみることとした。

デッドラインを設けて仕事をするというのは、分かっているが、徹底できているのがすごい。

また、目を開かれたのは、ワークライフバランスに関するご意見。ワークをライフの一部と見ないと言うのは思ってもいないことであった。

目次

第1章 仕事のスピードを3倍にする
──まず、残業を止めてみる

第2章 即断即決
──どうすれば決断力は身につくか

第3章 キャリアアップできる人間の思考法
──仕事はゲーム、技は盗め

第4章 「会議」と「デッドライン」で部下を動かす
──簡単で効果抜群なマネジメント手法

デッドライン仕事術 (祥伝社新書 95)

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男というもの

2008-05-22 07:30:28 | 本と雑誌

渡辺淳一さんの本「夫というもの」を読んだと書いたら、「男というもの」もありますよとコメントを書いてくれる人あり。

読んでみた。そうかなとも思うし、そうでもないかなとも思うし、少々古い男のイメージかなとも思うが、面白い。参考になる。

目次

幼少期
戸惑いと決断
メンタルな性
処女願望
肉体の記憶
なぜ“風俗”に行くのか
結婚をめぐって
エクスタシーへの招待
種の保存
浮気と本気
社内恋愛
妻の浮気
絶対愛とは
別れのかたち
夢と現実
離婚信号
弱きもの
女の時代

男というもの (中公文庫)

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貞女への道

2008-05-21 07:20:00 | 本と雑誌

橋本治さんの論理は難しい。

「風と共に去りぬ」「シェルブールの雨傘」のような映画を使って説明しているところは、分かりやすい感じがした。

貞女への道 (ちくま文庫 は 6-17)

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熟年革命

2008-05-19 13:29:57 | 本と雑誌

渡辺淳一さんを続けて読んでみた。

プラチナ世代という言葉はよい言葉だと思う。

また、脳が廃用性萎縮となるという話も、ぴんとくる。以前は、野球の結果などもちゃんと見ていたが最近は興味がないので、まったくどうなっているのかが分からない。興味の幅が明らかに狭まってきているようだ。

廃用性萎縮を避けるための努力が必要である。

目次

第1章 プラチナ世代の誓い
第2章 どんとこい定年
第3章 熟年健康法
第4章 「廃用性萎縮」を避けよ
第5章 馬子にも衣装
第6章 恋愛で自己革命
第7章 スキンシップの効用
第8章 照れずに口説を
第9章 男はシャケ・女はマス
第10章 弱きもの、汝の名は
第11章 加齢の性的メリット
第12章 釣った魚への贈り物

熟年革命

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いま私たちが考えるべきこと

2008-05-18 22:04:22 | 本と雑誌

引き続き橋本治さんを読む。

この本も分かりやすい言葉で、難しいことを書いている。ついていけないが、でも興味深い。

いま私たちが考えるべきこと (新潮文庫 は 15-5)

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橋本治という行き方

2008-05-17 11:51:55 | 本と雑誌

橋本治さんの文章は、分かりやすい言葉で書かれているが、論理が難しく、複雑である。よく理解できなかったが、面白い。

橋本治という行き方 WHAT A WAY TO GO! (朝日文庫 は 27-1)

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夫というもの

2008-05-16 11:46:00 | 本と雑誌

渡辺淳一さんの本を初めて読んだ。

冒頭にこう書いてある。

<夫は雲である

 空に浮かぶ雲のように いつもふわふわとして 頼りない (若年)

 空を流れる雲のように たえず形を変えて 定まらない (中年)

 空をおおう雲のように 日がな家をおおって くすんでいる (老年)>

夫婦の問題で悩んでいる人は多いが、参考になるのではないかな。

夫というもの (集英社文庫)

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裁判長!ここは懲役4年でどうすか

2008-05-12 10:33:47 | 本と雑誌

一度読んだにもかかわらず、書店でついつい買ってしまった。すっかり一度読んだことを忘れていた。

法学部の学生だったふとっちょパパは学生時代に、裁判所の傍聴に何度か行ったことがあるが、司法関係の仕事を見て、こんなことを一生の仕事にはできないと思った。見方が浅かったのだな。

しかし、北尾トロさんは、裁判の傍聴をすることにより、人生を見る。不謹慎な内容が多いが、覗き見趣味を満足させるには、興味深い本である。

ただ、人生に真剣に立ち向かう人、似た様な事件の関係者には腹立たしい本となる。

裁判員制度が平成21年5月21日から始まるが、裁判に興味を持たせるには、役に立つ本ではあろう。

目次

こいつ、絶対やってるよ
絵に描いたように地味な女
仲間がほしい
被告の顔にドラマはあるか
被害者の気持ちなど考えたこともない
そして田原は泣きじゃくった
息子は犬死にです
ぼくに謝られても
ダレまくりのオウム裁判
どこまでもダメな女
卑劣
阿修羅のヤス
なぜ露出なんだ?
リアルな離婚
ヤクザがいっぱい
そして被告は今日も寝ている
証人は不倫相手
被告たちの年末年始
裏口入学詐欺事件
母が娘を、妻が夫を葬り去った理由
裁判所の気になる人物図鑑
簡易裁判の味わい
外国人レイプ裁判
ロリコン男よどこへ行く
かくも不幸な人生

裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)

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日本の行く道

2008-05-11 11:16:42 | 本と雑誌

橋本治さん自身が書いているように<この長く膨大にして、ややこしくかつ広範な本>である。
歴史から学ぶと言うことはよく言われることだが、歴史の思考実験を、歴史のifでなく行っているところが興味深い。

少々グダグダしているので、さっさと次に行こうよ、と言いたくなるが、それにしても興味深い本である。

目次

第1章 「子供の問題」で「大人の問題」を考えてみる
 1 どこから話を始めるか?
 2 どうして子供が自殺をするのか。?
第2章 「教育」の周辺にあったもの
 1 「いじめっ子」はどこに消える?
 2 1985年に起こったこと
 3 思いやりのなさが人を混乱させる
第3章 いきなりの結論
 1 産業革命前に戻せばいい
 2 歴史に「もしも」は禁物だけど
 3 産業革命がもたらしたもの
第4章 「家」を考える
 1 「家」というシステム
 2 機械は人を疎外し、豊かさもまた人を疎外する

日本の行く道 (集英社新書 423C)

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