ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

2018-05-30 07:38:52 | 本と雑誌


著者のユヴァル・ノア・ハラリは1976年生まれのイスラエル人歴史学者。
単なる歴史ではなく、人類がいかに誕生したかを説き起こす。

目次

第1部 認知革命
 第1章 唯一生き延びた人類種
 第2章 虚構が協力を可能にした
 第3章 狩猟採集民の豊かな暮らし
 第4章 史上最も危険な種
第2部 農業革命
 第5章 農耕がもたらした繁栄と悲劇
 第6章 神話による社会の拡大
 第7章 書記体系の発明
 第8章 想像上のヒエラルキーと差別
第3部 人類の統一
 第9章 統一へ向かう世界
 第10章 最強の征服者、貨幣
 第11章 グローバル化を進める帝国のビジョン
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働く女子のキャリア格差

2018-05-29 13:42:46 | 本と雑誌


国保祥子さんは、株式会社ワークシフト研究所所長、育休プチMBA代表。その他大学の講師もなさっている方。
女性活躍を政府が言ってもなかなか現実的でないと思うことが多い。
この本は極めて現実的な視点で書いてある。
なお、題名のキャリア格差と言うのは最後まで分からなかった。

目次

はじめに こどもが生まれたら営業成績がよくなった!?
序章 働く母親たちの現状
第1章 女性にまつわる誤解と矛盾
第2章 「女性の敵は女性」問題
第3章 時短トラップにハマる女性たち
第4章 ぶら下がりワーキングマザーvs.働きがい
第5章 女性が活躍している会社はどこが違うか
第6章 家事育児も戦略的に考える
第7章 女性が活躍する会社にしか未来はない
終章 「キャリア格差」を乗り越える
おわりに 未来の「働く人」のために

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シミズ式 目からウロコの世界史物語

2018-05-27 19:14:42 | 本と雑誌


清水義範さんの世界史。
西欧中心史観を覆すものであり、興味深い本である。

目次

1 戦場のソクラテス
2 イスカンダルの伝説
3 ハンニバルの戦争
4 ガリラヤのエキストラ
5 あわただ史記 前編
6 夜の旅・昇天の旅
7 フランクが来た
8 おーい、サラディン
9 モンゴル八百
10 新月旗の帝国
11 ゆめまぼろしの中南米
12 モザイク・スペインの夜明け
13 ムガール皇帝たちの愛
14 あわただ史記 後編
15 あきんどの国
16 ヨーロッパの曙
17 ナポレオンの夢
18 トルコ人の父
19 真理を保つ力
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その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

2018-05-21 22:50:04 | 本と雑誌


小林昌平さんは、「ウケる技術 (新潮文庫)」で知られている方とのこと。
しかしながら、「ウケる技術 (新潮文庫)」は、あまり感心しなかった。

あまり期待していなかったのだが、「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」は素晴らしい。
もちろんそれぞれの哲学者の思想はもっと深いのだが、今回はパターン化した中で簡単に説明してくれている。
入門書として良いのではないかな。

目次

■仕事
「将来、食べていけるか不安」⇒アリストテレスが答えを出しています。
「忙しい。時間がない」⇒アンリ・ベルクソンが答えを出しています。
「お金持ちになりたい」⇒マックス・ウェーバーが答えを出しています。
「やりたいことはあるが、行動に移す勇気がない」⇒ルネ・デカルトが答えを出しています。
「会社を辞めたいが辞められない」⇒ジル・ドゥルーズが答えを出しています。

■自意識・劣等感
「緊張してしまう」⇒ゴータマ・シッダールタ(ブッダ)が答えを出しています。
「自分の顔が醜い」⇒ジャン= ポール・サルトルが答えを出しています。
「思い出したくない過去をフラッシュバックする」⇒フリードリヒ・ニーチェが答えを出しています。
「自分を他人と比べて落ちこんでしまう」⇒ミハイ・チクセントミハイが答えを出しています。
「他人から認められたい。チヤホヤされたい」⇒ジャック・ラカンが答えを出しています。
「ダイエットが続かない」⇒ ジョン・スチュアート・ミルが答えを出しています。
「常に漠然とした不安に襲われている」⇒トマス・ホッブズが答えを出しています。
「人の目が気になる」⇒ミシェル・フーコーが答えを出しています。

■人間関係
「友人から下に見られている」⇒アルフレッド・アドラーが答えを出しています。
「嫌いな上司がいる。上司とうまくいっていない」⇒バールーフ・デ・スピノザが答えを出しています。
「家族が憎い」⇒ハンナ・アーレントが答えを出しています。

■恋愛・結婚
「恋人や妻(夫)とけんかが絶えない」⇒ゲオルク・W・F・ヘーゲルが答えを出しています。
「不倫がやめられない」⇒イマヌエル・カントと親鸞が答えを出しています。
「大切な人を失った」⇒ジークムント・フロイトが答えを出しています。

■人生
「やりたいことがない。毎日が楽しくない」⇒道元が答えを出しています。
「人生の選択に迫られている」⇒ダニエル・カーネマンが答えを出しています。
「夜、孤独を感じる」⇒アルトゥール・ショーペンハウアーが答えを出しています。

■死・病気
「死ぬのが怖い」⇒ソクラテスが答えを出しています。
「人生がつらい」⇒マルティン・ハイデガーが答えを出しています。
「重い病気にかかっている」⇒ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインが答えを出しています。
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ウケる技術

2018-05-19 14:37:03 | 本と雑誌


1976年生まれの小林昌平さん、山本周嗣さん、水野敬也さんの本。
何とも言えない本であり、私の目から言うと深みも何もあったものではない。
ただ、若い人に読んでもらっての感想も聞きたい。

目次

戦略1 ガイジン化
戦略2 ねばり強さ
戦略3 神の視点
戦略4 逆
戦略5 チューニング力
戦略6 番組化
最終戦略 愛
補足 アクションとレトリック
ウケる技術・メール篇
付録 「ウケる技術」チェックリスト

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英国一家、日本をおかわり

2018-05-15 13:31:15 | 本と雑誌


マイケル・ブースさんのシリーズ3冊目。
少々ひねた感じもあり、日本べた褒めでないのが、良い。
ただ、彼の指摘が当たっているかどうかは不明。

目次

再び東京へ
沖縄
九州
山陰・関西
四国
関西と関東のはざま
東京
関東・東北
北海道
みなさんへ・感謝の言葉

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作家のまんぷく帖

2018-05-08 08:54:57 | 本と雑誌



著者の大本泉さんは仙台白百合女子大学教授。
短い文章の中で、作家を紹介し、食に対する態度を描く。
要領がよい作品群で好きだ。

目次

はじめに

◎樋口一葉 ── お汁粉の記憶 
樋口家の事情/半井桃水との邂逅/ごちそうするのが好きだった一葉/お汁粉の記憶
◎泉鏡花 ── 食べるのがこわい
生い立ち/潔癖症だった鏡花/酒も煮沸消毒/ハイカラだった鏡花
◎斎藤茂吉 ── 「俺はえやすでなっす」
二足の草鞋/病気と食事/鰻と茂吉
◎高村光太郎 ── 食から生まれる芸術 
「食」の「青銅期」/智恵子との「愛」そして「食」/「第一等と最下等」の料理を知る/「食」から芸術へ
◎北大路魯山人 ── 美食の先駆者 
美の原初体験/「欧米に美味いものなし」/当時の星岡茶寮/山椒魚の食べ方/魯山人の死の謎
◎平塚らいてう ── 玄米食の実践者
女性解放運動の先導者/平塚明の生涯/奥村博史との食生活/玄米食の実践/ゴマじるこの作り方/おふくろの味
◎石川啄木 ── いちごのジャムへの思い
夭折の詩人・歌人/社会生活無能者?/啄木の好物/いちごのジャムへの思い
◎内田百閒 ── 片道切符の「阿房列車」
スキダカラスキダ、イヤダカライヤダ/酒肴のこだわり/苦くすっぱいスイーツ?/三鞭酒で乾杯
◎久保田万太郎 ── 湯豆腐やいのちのはてのうすあかり 
下町に生きる/苦手なものと好きなもの/下町にある通った店/絶命のきっかけとなった赤貝
☆コラム◉作家の通った店 江戸料理の「はち巻岡田」
◎佐藤春夫 ── 佐藤家の御馳走
早熟な文壇デビュー/学生時代/奥さんあげます、もらいます/「秋刀魚の歌」/アンチ美食家きどり/佐藤家の御馳走
コラム◉作家の通った店 銀座のカフェ「カフェーパウリスタ」
◎獅子文六 ── 「わが酒史」の人生 
大食漢の作家「獅子文六」の誕生/家での獅子文六/グルメのいろいろ/「わが酒史」こそ人生
◎江戸川乱歩 ── うつし世はゆめ 夜の夢こそまこと 
作家江戸川乱歩の誕生/転居、転職の達人/描かれた〈食〉/ソトとウチとの〈食〉
☆コラム◉作家の通った店 「てんぷら はちまき」
◎宇野千代 ── 手作りがごちそう 
恋に「生きて行く私」/凝った食生活/手作りに凝る/長生きの秘訣
◎稲垣足穂 ── 「残り物」が一番 
足穂ワールド/明石の食べもの/「残り物」が一番/「おかず」より酒・煙草/観音菩薩
◎小林秀雄 ── 最高最上のものを探し求めて
評論家小林秀雄の誕生/「思想」と「実生活」/妹から見た小林秀雄/酒と煙草のエピソード/江戸っ子の舌/最高最上のものを探し求めて
◎森茉莉 ── おひとりさまの贅沢貧乏暮らし
聖俗兼ね備えた少女のようなおばあさん/古い記憶にある味/おひとりさまの贅沢貧乏暮らし
☆コラム◉作家の通った店 「邪宗門」
◎幸田文 ── 台所の音をつくる 
「もの書きの誕生」/幸田文の好物/食べるタイミングの大切さ/台所道具へのこだわり/心をつぐ酒/台所の音をつくる
◎坂口安吾 ── 酒と薬の日々
作家坂口安吾の誕生/好物と苦手なもの/酒と薬の日々/安吾と浅草/桐生時代
◎中原中也 ── 「聖なる無頼」派詩人
詩人中原中也の誕生/子供そのものだった中也/葱とみつば/銀杏の味/最期の煙草
◎武田百合子 ── 「食」の記憶 
作家武田百合子の「生」/『富士日記』より/〈食〉の記憶
◎山口瞳 ── 〈食〉へのこだわり
サラリーマンから専門作家へ/アンチグルメの〈食〉へのこだわり/山口瞳が通った店/家庭での食生活
◎藤沢周平 ── 〈カタムチョ〉の舌
作家藤沢周平の誕生/〈海坂藩〉そして庄内地方の〈食〉/父としての藤沢周平

おわりに
主な参考文献

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中野区あるある

2018-05-06 20:40:53 | 本と雑誌


東京23区あるある研究所が著者。
何とも言えない本。
斜め読みであっという間に読み終わる。

目次

第1章 中野区「土地柄」あるある
第2章 中野区「交通」あるある
第3章 中野区「フード」あるある
第4章 中野区「区民性」あるある
第5章 中野区「うんちく」あるある
第6章 中野区「育ち」あるある
第7章 中野区「ライフ」あるある

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県民性丸わかり! ご当地あるあるワイドSHOW 3

2018-05-04 11:31:27 | 本と雑誌


もぐらさんの作品。
投稿で作った作品とのこと。
もぐらさんの手にかかってもあまり、面白くはない。
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笛ふき天女

2018-05-03 08:06:43 | 本と雑誌


獅子文六さんは、最近見直されているように思う。
その一環だと思うが、獅子文六さんの再婚相手だった岩田幸子さんの本も復刊された。
昔のお姫様はこんな感じだったのかと思う。
今でもこういう人たちはどのくらいの人数いるのだろうか。
戦後の苦労も並大抵ではないと思わされる。

目次

第1章 生いたちの記
第2章 最初の結婚
第3章 獅子文六との日々
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童謡の百年

2018-05-02 10:48:38 | 本と雑誌


著者の井手口彰典さんの専門は、音楽社会学とのこと。
1978年生まれというから、20歳ほど下の方。
学者らしく、少々話が長い気がするが、実に興味深い。
「二十四の瞳」に関する議論は、なかなかわくわくする議論だった。

目次

序 章 深くて不思議な童謡の世界
第一章 童謡の”誕生”
第二章 サウンドとしての童謡と児童歌手
第三章 童謡の同時代性
第四章 「古い歌」の成立
第五章 『ちびっこのど自慢』は何を変えたか
第六章 三つの『二十四の瞳』が伝えるもの
第七章 具象化される「日本人の心のふるさと」
終 章 童謡と社会
あとがき
参考文献
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アンソロジー 餃子

2018-05-02 06:20:12 | 本と雑誌


餃子を巡るエッセイ集。
あいうえお順で言うと、池田満寿夫さんに始まり、渡辺満里奈さんに終わる。
年代も職業もバラバラ。
ふとっちょパパも餃子好きなので、気持ちが良くわかる。
それにしても、自分で作るという人が多いな。


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