著者の島宗 理さんは、法政大学文学部心理学科教授。
行動分析学による「視考術」を解説する。
人間行動は、単に血液型や性格によって決まっているのではなく、行動には理由があるということを解説する。
個人攻撃をしないという点で、「仕事研究集団」で紹介された考えをより学者らしく書いたものである。
序章 県民性・国民性を視考する―行動の『視考術』とは何か
第1章 性格を視考する―人は、なぜ血液型で性格を判断しようとするのか
第2章 記憶を視考する―人は、なぜ傘を置き忘れるのか
第3章 道徳観を視考する―人は、なぜ公衆マナーを守れなくなったのか
第4章 思考を視考する―人は、なぜ災害から逃げ遅れるのか
第5章 意識を視考する―人は、なぜ騙されるのか