題名を見て、思わず買ってしまった。ふとっちょパパの生まれた年である。
断片的には知っている歴史的事実を、まとめて読み、興味深かった。
「日本人は、昔はよかった症候群」であるとし、昔も決しては良くなかったし、今も決して悪くはないと断ずる。
山本夏彦さんの戦前も真っ暗ではなかったという歴史観などとあわせて読むと、おもしろいと思う。
目次
第1章 過去を美化し、未来を憂える日本人
第2章 先行き不透明だった高度成長の夜明け
第3章 本当にあった下流社会
第4章 当時のテレビ革命と現在のネット革命
第5章 健全化する社会、スポーツ大国へ
第6章 昭和三十三年から明日の日本を読む