地獄めぐり

子どもの頃、大分の祖父母の家に行ったときに、近くのお寺かどこかで、地獄絵を見た覚えがある。
地獄というのは、なかなか興味深いテーマである。
著者の加須屋誠先生は美術史の専門家である。
ビジュアルにも配意し、包括的に地獄を紹介してくれる。
興味深い。

目次

第1章 地獄の誘惑
第2章 地獄へ旅立つ
第3章 地獄をめぐる
第4章 閻魔王の裁き
第5章 地獄絵を観た人たち
第6章 地獄からの生還者たち
第7章 地獄の衰退と復興

孤篷のひと

葉室麟さんを読む。
小堀遠州を取り上げた連作。
一つ一つは完結しているが、全体で遠州の一代記となる。

マダム・フローレンス! 夢見るふたり

実話らしい。
メリル・ストリープ、ヒュー・グラント他で素晴らしい映画になっている。
こんなこともあるのだな。

未来を花束にして

女テロリストの話といえばそうとも言える。
女性参政権をめぐる話である。
歴史を評価するのは難しい。

イーストサイド･寿司

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なかなか面白かった。

パテカトルの万脳薬 脳はなにげに不公平

池谷裕二先生の本を久しぶりに読む。
週刊朝日に連載されたものであるので、一本一本は短い内容。
要領よくまとめてあり、入門の入門としては面白い。

目次

1 好運は伝染する
2 人類2・0
3 脳の不思議な仕様
4 「心」を考える