約束

葉室麟さんの没後に発見された、青春歴史小説。
設定は面白いのだが、明治期の大物たちに高校生が入り込むという奇抜なアイディアであり、頭の中に入ってこない。
葉室麟さんが、書き直したら、どうだろうかと思ってしまった。

六十代と七十代 心と体の整え方

和田秀樹先生の「70代で死ぬ人、80代でも元気な人」を読んだが、さすがに７０代、８０代だと少し早すぎる気がする。
自分の年代にあった本にする。
こうして、和田先生の本は売れるのだろう。

目次

序章　人生百年と言うけれど
第１章　高年世代よ、反逆の旗を振れ
第２章　老化と病気
第３章　心の整え方
第４章　体の整え方
第５章　暮らしの中の知恵
あとがきにかえて　あるがままに

橋ものがたり

藤沢周平さんは有名な作家であるが、エッセイしか読んだことがなかった。
山手樹一郎が好きで学生時代に良く読んだが、藤沢周平さんはハッピーエンドとは限らないから私の趣味とは違うのだろう。
深みはより感じる。

よくも言ってくれたよな

中川淳一郎さんの本を久しぶりに読む
こんなに乱暴な論を展開する人だっただろうか。

目次

１　コロナが生んだ悪者たち
２　「呪われた五輪」を忘れるな
３　卑怯なバッシング
４　逆バリに勝機あり
５　ネットに狂うメディアと諸先輩方
６　過剰すぎて、息苦しい

70代で死ぬ人、80代でも元気な人

和田秀樹先生の本を久しぶりに読む。
難しいことを書いているのではないが、もっともだと思う。
後５年で70代だ。
どういうことになるかな。
ちょっと想像がつかない。

目次

まえがき　――“魔”の70代を乗り越え、元気溌溂な80代へ
序章　　国の言いなりにならず、もっと自由に生きていい
第１章　元気な80代を迎えるための心がまえ
第２章　いまの70代は、知的で反骨の世代
第３章　人生100年時代は、70代が黄金期
第４章　健康長寿をつくる「ランチ外食」のすすめ
第５章　「ガン」「認知症」「うつ」とどう付き合うか ～70代、80代の健康学
第６章　この国が捨ててきたもの
あとがき　――人生の本当の輝きは、80代からはじまる

読書の森で寝転んで

葉室麟さんのエッセイ集はあまり読んだことが無い。
短い文章の中に、素晴らしい英知が詰まっている。

目次

第１章　読書の森で寝転んで
第２章　歴史随想ほか
第３章　小説講座で語る
第４章　掌編、絶筆

暁天の星

葉室麟さんの遺作。
陸奥宗光という人を学校で勉強した時以来、気になっていた人であり、彼を主人公にした作品という意味でも興味深い。
最後まで読んでみたかった。

体育会系 日本を蝕む病

サンドラ・ヘフェリンさんの本は出ると買うことにしている。
今回の本もなかなか興味深い。
指摘されていることはもっともである。

目次

はじめに～なぜ今、「体育会系」が問題なのか
第１章　学校は「ブラック」の始まり
第２章　サンドラが見たヘンな職場
第３章　女性に冷た過ぎるこの社会
第４章　外国人がカイシャから逃げていく
第５章　「世代論」から抜け出せない人々
第６章　ニッポンの明るい話