いい奴じゃん

清水義範さんの作品で、中野区立図書館にあるものは読もうと思った。
以前、かなり読んでいたので、大体知っているかとは思ったのだが、知らない本も多い。
この本もそうだった。
あとがきで、ご本人が明朗青春小説と分類されている。
源氏鶏太さんの小説が好きでよく読んだが、同じような傾向だと思う。
好きな作品である。

幕末裏返史

清水義範さんお得意の歴史パステーシュ物である。
幕末史に詳しければもっと楽しめるのだろう。
中途半端な知識だとどれが正しい史実なのかが分からず、楽しめない。

冬至祭

清水義範さんはパスティーシュ(文体模倣)の手法で有名な作家。
今まで読んだ本もその系統ばかり。
図書館で見つけて読む。
本格的な小説であり、一気に読んだ。
家族の崩壊がそううまく解決するとは思わないが、ハッピーエンドに終わり良かった。

トッカンvs勤労商工会

高殿円さんのトッカンシリーズの第２段。
面白いストーリー展開である。
こんな世界があるのかな。

トッカン the 3rd: おばけなんてないさ

高殿円さんの「トッカン」シリーズの第３段。
面白いところもあるのだが、少し間延びした感じもした。
「おばけなんてないさ」を知らないことも思い入れがないことにつながっているのかもしれない。

トッカン 徴収ロワイヤル

高殿円さんのトッカンシリーズの４巻目。
短編小説集である。
本当にこんな世界はあるのだろうか。
興味深い本である。

トッカン 特別国税徴収官

高殿円さんの本は好きである。
トッカンシリーズはあるのは知っていたが、長く手に取らなかった。
年末に図書館に行き、目に留まり借りる。
特別国税徴収官がドラマになるかなと思ったが、ドラマに仕立ててある。
現実の仕事は違うのだろうな。
本当の仕事はどうなのかな、と思わされた。