ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

日本が売られる

2018-10-24 13:43:01 | 本と雑誌


堤未果さんの名前は知っているが、読んだことは無かった。
読んでいて、どんどん心配になる本である。
新自由主義は怪しいと思っているのだが、その方向に日本が向かっているのが心配である。

目次

第1章 日本人の資産が売られる

1 水が売られる(水道民営化)
2 土が売られる(汚染土の再利用)
3 タネが売られる(種子法廃止)
4 ミツバチの命が売られる(農薬規制緩和)
5 食の選択肢が売られる(遺伝子組み換え食品表示消滅)
6 牛乳が売られる(生乳流通自由化)
7 農地が売られる(農地法改正)
8 森が売られる(森林経営管理法)
9 海が売られる(漁協法改正)
10 築地が売られる(卸売市場解体)

第2章 日本人の未来が売られる

1労働者が売られる(高度プロフェッショナル制度)
2日本人の仕事が売られる(改正国家戦略特区法)
3ブラック企業対策が売られる(労働監督部門民営化)
4ギャンブルが売られる(IR法)
5学校が売られる(公設民営学校解禁)
6医療が売られる(医療タダ乗り)
7老後が売られる(介護の投資商品化)
8個人情報が売られる(マイナンバー包囲網拡大)

第3章 売られたものは取り返せ

1 お笑い芸人の草の根政治革命 〜イタリア
2 92歳の首相が消費税廃止〜マレーシア
3 有機農業大国となり、ハゲタカたちから国を守る 〜ロシア
4 巨大水企業のふるさとで水道公営化を叫ぶ〜フランス
5 考える消費者と協同組合の最強タッグ 〜スイス
6 もう止められない! 子供を農薬から守る母親たち 〜アメリカ

あとがき 売らせない日本
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意地悪は死なず 夏彦・七平対談―山本夏彦とその時代〈2〉

2018-10-21 05:54:54 | 本と雑誌


山本夏彦とその時代②は山本夏彦さんと山本七平さんの対談。
昭和56年~昭和58年くらいの初出である。
当時は、こういうものを読もうとは思っていなかった。
短い警句がたくさんある。
嫉妬は常に正義を装う-夏彦
平和国家なら戦争を研究する-七平
帯にこれが抜いてある。

目次

夏彦・七平の十八番づくし
意地悪は死なず
夏彦の青春日記 その2(山本伊吾編)

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戦後政治を終わらせる 永続敗戦の、その先へ

2018-10-18 08:31:38 | 本と雑誌


白井聡さんはなかなか興味深い論点で論を進める。
「永続敗戦レジーム」にとらわれているふとっちょパパには、耳が痛い議論である。
我々の覚悟が問われている。

目次

序 章 敗戦の否認は何をもたらしたか
第一章 五五年体制とは何だったのか――「疑似二大政党制」の構造的実相
第二章 対米従属の諸相(一)――「自己目的化の時代」へ
第三章 対米従属の諸相(二)――経済的従属と軍事的従属
第四章 新自由主義の日本的文脈
終 章 ポスト五五年体制へ

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茶の間の正義―山本夏彦とその時代〈1〉

2018-10-10 17:16:20 | 本と雑誌


山本夏彦さんを急に読みたくなり、買ってしまう。
この本はまだ古本で出ずに、新本であるようだ。
初出は昭和37年から昭和49年ころのものがもとになっている。

理路が素晴らしい。
ただ、この口真似はできないな。

目次


茶の間の正義


はたして代議士は犬畜生か
株式会社亡国論
核家族礼讃を排す
税金感覚
テレビ料理を叱る

わが社わがビルを放り出す
新薬の副作用ナンバーワン
テレビは革命の敵である
昔話や童話を改竄するな
読めない書けない話せない
繁栄天国というけれど
やはり職業には貴賤がある
首相の月給は安すぎる
衣食足りて礼節いまだし
世代の違いと言うなかれ
ラーメンと牛乳で国滅びる
言論すべてが空しくきこえる

人か犬か
悪ふざけ
広告
レイアウト
非情
おしゃべり
大取次
金切声
父よ笑え
私の言文一致
西遊記
銀行
ご贔屓 その一
ご贔屓 その二

毒言独語

春秋に義戦なし
命ばかりはお助け下さい
問答無用のこともある
分際を知れ分際を
男は言わないことがある
勿体なくて何が悪い
何用あって月世界へ
まじめ人間の天下である
テレビの正義を笑う
アルバムは誰のもの
良心的という名のうそ
私はときどき犬になる
大衆は大衆に絶望する
へんな日本人われら
ご先祖様はそこにいる
文はうそである
人も羨むプレイボーイ

編集兼発行人

チップ出す人
赤線復活
習慣重んずべし
門松
オイコラ考



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キミのお金はどこに消えるのか

2018-10-08 16:04:55 | 本と雑誌


井上純一さんは、「中国嫁日記 一」で知った方。
この人が、経済の漫画を描くとは思いもしなかった。
非常に分かりやすい。
これを読むと、通俗的な観念を疑うことの大事さが分かる。
とは言え、真実はどこにあるのだろうか。


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はだれ雪 下

2018-10-08 07:27:29 | 本と雑誌


葉室麟さんの人に対するやさしさが伝わってくるストーリー。
凛としながら、過度に武士らしさを強調しない人間が登場し、ハッピーエンドにも終わり、うれしく思う。

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はだれ雪 上

2018-10-07 08:17:38 | 本と雑誌


葉室麟さんの架空の藩扇野藩シリーズ。
忠臣蔵との交錯との前半部分。
恋あり、忠義あり、深い物語となる。

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すぐ死ぬんだから

2018-10-05 06:35:30 | 本と雑誌


内館牧子さんを読んだことは無かったが、友人の勧めに従い読む。
あっという間に読んだ。

登場人物の誰かに感情移入するものだが、誰にも感情移入はできない。
ただ設定としては面白い。

年を取るということの意味を考えさせられる。
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未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること

2018-10-03 13:23:21 | 本と雑誌


河合雅司さんの本を引き続き読む。
今度の本は、身近でどういうことが起きるかに焦点を当てている。
逃げ切れるかというとそうはいかないのだろう。
地獄絵図となり、バタバタと死んでいくしかないのだろうか。

目次

第1部 人口減少カタログ
 あなたの住まいで起きること
 あなたの家族に起きること
 あなたの仕事で起きること
 あなたの暮らしに起きること
 女性に起きること
第2部 今からあなにできること
 個人ができること
 女性ができること
 企業ができること
 地域ができること



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幻影の明治: 名もなき人びとの肖像

2018-10-03 12:28:21 | 本と雑誌


渡辺京二さんの本はどれも興味深い。
この本も強烈。
司馬史観を批判した文章など痛烈である。
坂の上の雲は、入社したころしきりに読めと言われた本である。
何か違和感があったのだが、その原因の一端もわかる気がする。

目次

第1章 山田風太郎の明治
第2章 三つの挫折
第3章 旅順の城は落ちずとも―『坂の上の雲』と日露戦争
第4章 「士族反乱」の夢
第5章 豪傑民権と博徒民権
第6章 鑑三に試問されて
付録 対談 独学者の歴史叙述―『黒船前夜』をめぐって×新保祐司


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終わった人

2018-10-01 06:15:32 | 本と雑誌


すぐ死ぬんだから」を紹介してくれる人あり。
内館牧子さんの本を初めて読むが、「終わった人 (講談社文庫)」から読んでみることとした。
なかなか面白い。
すぐ死ぬんだから」も読んでみよう。
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