アリススポーツクラブで知り合った、増田久雄さんが書かれた本。
ラグビーワールドカップが開催される年にふさわしい出版でもある。
オーストラリアの日系人ラガーの実話をもとにした、人間ドラマ。
凛とした日本人、日系人はいるものだし、情けない人もいる。
著者の各務晶久さんは、経営・人事コンサルタント。川崎重工、日本総合研究所を経て独立した方。
6つの事例を紹介する。
押しつけがましくなく、抑制的であり、最後にどう落とすのかは読者に任されているようだ。
目次
事例1 オーナー社長vs.大企業OB―「自分の給料分は利益を上げてください」「なぜ、私が営業をやるんだ!」
事例2 ゆとり社員vs.バブル上司―「何でも手落ちと責められてもう限界!」「まず上司の壁を突破するのは仕事の基本」
事例3 専門志向vs.上昇志向―「社内飲み会に出ていてはスキルが保てません」「将来の幹部には社内人脈が大事だ」
事例4 営業トップvs.経営層―「これだけ部下の話を聞きヤル気を引き出しているのに」「マネージャーは具体的な問題解決が第一」
事例5 「意識高い系」部下vs.実直上司―「地味な下積みを続けるのは時間のムダです」「財務の仕事を任せるには10年勉強しないと」
事例6 女性総合職vs.男性上司―「幼い子供がいるのに宿泊出張は無理です」「一般職の倍近い給料の総合職としてどうか」
コンフリクトマネジメント入門“理論編”
著者の堀江敦子さんは、スリールの代表取締役社長。
中学時代からベビーシッターをしているというから、ユニークな経験をしている方。
ただし、「実は、私自身はまだ子どもはいません。」という方の意見を、皆さんはどう聞くのだろうか。
内容としては、違和感がないので、良い。
ただ、子育ては、イレギュラーな子供もいるので、簡単ではなく、よく夫婦で話をしてもらう必要があると思う。
目次
第1章 両立不安神話から自由になる
第2章 なりたい姿を明確にする
第3章 チームで子育てプロジェクトを運営しよう
第4章 職場でもチームを育てる