佐々木健一先生は、美学、フランス思想史専攻の教授。
面白い題材を扱っているのだが、途中で面倒になり、斜め読みにしてしまった。
和歌をとりあげているのが、私にはまどろっこしいのだろうと思う。
斜め読みでも気になる論点はある。
バラと桜の違いなど・・・・
美しい本だと思う。
目次
感性とは何か
1 語彙
われ
世界
世界とわれの結び合い
語彙から文法へ
2 文法
像のずらしとしての想像力
未来完了の詩学―関係のずらし
反省的批判のまなざし
創出する感性―シュルレアリスティック脱/再構成
感性の惑乱
結び 日本的感性の構造
バラと桜
注視から残像へ
残像の感性―その広がり
世界との隠喩的交感
われの空間感覚
内省的な意識と記憶
浮遊する原点
ずらしの想像力―解釈学と詩学
日本的感性の構造
山本夏彦さんの本はよく読んだ。
本書は同名の単行本(1994年、文藝春秋刊)の復刊で、底本は文春文庫版(1997年)を使用したとのこと。
20年前の本である。
日本語のリズムが良く好きな文体である。
こういう本を書く人がいなくなったのが寂しい。
目次
私の岩波物語
講談社少々
社員でさえ読まない本「社史」
「暮しの手帖」と花森安治
「室内室外」
暮の二十九日だというのに
建築雑誌というもの
電通世界一
電通以前にさかのぼる
筑摩書房の三十年
金尾文淵堂と小野松二の作品社
赤本
佐佐木茂索と池島信平
中央公論と改造そして文庫
原稿料・画料小史
和紙と洋紙
印刷いま昔
製本屋廃業の辞
取次「栗田書店」の面目
実業之日本社の時代
原稿料ふたたび
「室内」の才能たち
茶話会
1980年に入社したが、その頃は佐々木正さんのような方が多くいらっしゃったのではないかな。
単に英語ができるというのではない、世界に伍していく方がいらっしゃったように思う。
佐々木正さんはシャープの副社長を務めた方。
でも素晴らしいのは副社長ではなく、世界を変えてきた技術力である。
今も同じように努力をしている人はいるのだろうか??
自分のことを棚に上げて、思う。
目次
プロローグ 孫正義の「大恩人」、スティーブ・ジョブズの「師」
第1章 台湾というコスモポリス
第2章 「殺人電波」を開発せよ
第3章 アメリカで学んだ「共創」
第4章 早川電機への転身
第5章 「ロケット・ササキ」の誕生
第6章 電卓戦争と電子立国への道
第7章 未来を創った男
エピローグ 独占に一利なし