ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

春画のからくり

2009-05-31 06:25:46 | 本と雑誌

田中優子先生でなければ書けない本だろう。

日本人のおおらかさ、繊細さが伝わってくる。それにしても、深い観察である。

なお、図版はカラーで見たかった。

目次

いけないヌードから正しい春画へ
江戸はトランス・ジェンダー
春画の隠す・見せる
春画における覗き
エロティックな布

春画のからくり (ちくま文庫)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無趣味のすすめ

2009-05-29 01:33:45 | 本と雑誌

無趣味のふとっちょパパ向けの本だと思い、購入。

表題以外にも興味深い話題についてのエッセイ集である。

字が大きくて、老眼になった人向けの本である。

無趣味のすすめ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不景気でも大型受注できる営業組織のつくり方

2009-05-28 21:35:20 | 本と雑誌

NTTビジュアル通信株式会社創立25周年記念出版とのこと。

営業の基本の確認によい。但し、大企業向けの営業のコツである。

目次

第1章 営業の構造を理解する
第2章 大企業のしくみを理解させよう
第3章 大型商談の基本を理解させよう
第4章 顧客の見極めが商談を制す
第5章 営業の考え方を変えさせよう
第6章 営業は事前準備が重要
第7章 営業の実戦力をあげる!
第8章 売上を増やす営業組織のつくり方

不景気でも大型受注できる営業組織のつくり方 (アスカビジネス)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松本清張を推理する

2009-05-25 05:58:06 | 本と雑誌

阿刀田高さんには、「松本清張あらかると (光文社知恵の森文庫) 」という本もあった。

同じような本であるが、これも興味深い。

目次

第1章 デビュー作のすべて―『或る「小倉日記」伝』について
第2章 覗き見志向から―『張込み』の原点
第3章 温故知新の第一作―『点と線』あれこれ
第4章 短編連作集への道―『無宿人別帳』の光と影
第5章 動機の重要性―『ゼロの焦点』のポイント
第6章 多彩で名作ぞろい―『黒い画集』の分析
第7章 知的な蛮勇―『日本の黒い霧』雑感
第8章 小説と映画のちがい―新聞小説としての『砂の器』
第9章 糸でつないで―『絢爛たる流離』の意図
第10章 邪馬台国はどこだ―知識が深い『陸行水行』
第11章 新しいアイデアを求めて―『隠花の飾り』はなぜ三十枚か

松本清張を推理する (朝日新書)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古今黄金譚―古典の中の糞尿物語

2009-05-23 07:19:16 | 本と雑誌

リンボウ先生の本来の専門である古典の話。

実に興味深い世界である。

目次

序章
第1章 古代の糞尿を探る
第2章 色好みとオコ、そして糞尿
第3章 罪、汚れ、そして神聖
第4章 哄笑の中のクソ
第5章 脱俗の脱糞

古今黄金譚―古典の中の糞尿物語 (平凡社新書 (002))

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浮き世のことは笑うよりほかなし

2009-05-22 00:14:54 | 本と雑誌

山本夏彦さんは、2002年10月23日逝去。

生前の対談集である。

山本夏彦節全開であり、懐かしい。

目次

「旦那」はいなくなりましたなあ:白崎秀雄
麹町むかしがたり:大熊喜英
誰も聞いてくれない地震の話:清水幾太郎
テレビのなかのインテリア:向田邦子
なんでも描けなきゃ絵かきじゃない:安野光雅
おしん寺子屋火事けんか:小木新造
どっちがエライか住宅とビル:石山修武
六年牢屋にいれられて:安部譲二
乱歩・東京・2DK:松山巖
職人になればよかった:安藤忠雄
三十五年目の新・韓国事情:関川夏央
広告ほど面白いものはない:天野祐吉
時代遅れの日本男児:藤原正彦
何とかならぬかマニュアルの日本語:盛田昭夫
本と本でないものを決める人:出久根達郎
ハウスメーカー逆襲す:古河久純
今どきこんな建築家がいるとは:池部良

浮き世のことは笑うよりほかなし

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白洲家の流儀

2009-05-18 07:17:10 | 本と雑誌

お孫さんである白洲信哉さんの本。

古い記録については、新しい発見はないが、「白洲次郎、正子、小林秀雄」を祖父母に持つような人がどう育っていくのかについては、興味深い。

目次

第1章 祖父母と僕
第2章 白洲家のしきたり
第3章 白洲家のこだわり
第4章 白洲家の教え

白洲家の流儀 (小学館101新書)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子どもの世話にならずに死ぬ方法

2009-05-17 09:02:51 | 本と雑誌

俵さん自身が、お母様の問題で悩んでいらっしゃったので、よく伝わってくる。

また、俵さん自身の癌、交通事故などの介護の問題もあり、より切実である。

初老くらいで考えておくべきことであることを痛感。

目次

第1章 母さん、堂々と病んでください
 “最後の七年”のはじまりの日
 母さん、堂々と病んでください
 動けなくなったらどうしよう
 人間の能力が減っていく日
第2章 親孝行を期待したらダメ
 母よ、淡くやさしき光ふるなり
 介護不安が日本を狂わせる
 “アトノ祭リヨ”といいたくないが…
 ホネは拾わなくてもいい?
第3章 母の着物に抱かれるしあわせ
 人は老いると、どんなことが起こるか
 放っといて。早く死なせて
 ホーム行脚、本格的にはじまる
 母の着物に抱かれるしあわせ
第4章 理想のホームを求めて
 ペットと暮らせるホームがあった…
 福祉はどこへ行った?
 やっぱり、高齢者虐待はあった
第5章 親の自立、子の自立
 妻の病気に弱い男たち
 九十二歳でホームを出た理由
 住まい型ホームに体験入居してみる
 好みと値段が一致しないホームたち

子どもの世話にならずに死ぬ方法 (中公文庫)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イギリスは愉快だ

2009-05-16 23:57:50 | 本と雑誌

林望先生の本を続けて読む。

イギリスはおいしい (文春文庫) 」よりも興味深い本であった。イギリスの素晴らしさが伝わってくる。

目次

1 一人の男と彼の犬
2 庭冴ゆる月なりけりな…
3 お茶はホコリの香り
4 勇気とは何か
5 ささいなる文化
6 四季
7 ロンドンの哀しさ
8 冬の楽しみかた
9 豚の個人主義
10 甘いクリスマス辛いクリスマス
11 動物たちの庭

イギリスは愉快だ (文春文庫)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イギリスはおいしい

2009-05-11 06:35:26 | 本と雑誌

林望先生の本は読んだことが無かった。「教養脳を磨く!」 を読み、認識を新たにし、数冊購入。

まずは、日本エッセイストクラブ賞を受賞した本書を読む。

ふとっちょパパは料理を作らないので、作るところにはあまり興味が無いが、料理を通じてイギリスを語っているところは興味深い。

目次

1 塩はふるふる野菜は茄でる
2 ワーズワースの林檎倉
3 魚よ、お前もか!
4 いもか、はたまたパンか
5 釣魚大全荘の昼下がり
6 いざ行け、パブへ!
7 料理をする人たち

イギリスはおいしい (文春文庫)

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「古事記」の真実

2009-05-10 07:43:47 | 本と雑誌

いつも読書記録を参考にする思案中さんが読んでいて、興味深い題名だったので以前に買っておいたものをようやく読了。

阿刀田高さんの「楽しい古事記 (角川文庫) 」とは違った面白さがある。

研究者あるいは好事家からすると、新しい発見は無いのかもしれないが、「楽劇としての古事記」など面白い話があった。

目次

一章 稗田阿礼は日本最初の女性作家
二章 日本語の父は天武天皇
三章 天武天皇の鑑は聖徳太子
四章 楽劇としての古事記
五章 森鴎外と津田左右吉の苦衷
六章 高天原は高千穂峡
七章 神代を伝える原郷
八章 須佐之男命とは何者か
九章 出雲大社の示すもの
十章 天照大御神の誕生
十一章 古代が息づく伊勢神宮
十二章 われわれにとって「カミ」とは何か

「古事記」の真実 (文春新書)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トゥームレイダー

2009-05-04 23:37:11 | 映画

今夜も、ひかりTVで映画を見る。

2001年の米国映画「トゥームレイダー」。

GWらしく娯楽映画を楽しんだ。アンジェリーナ・ジョリーは楽しいが、もっと他の映画に出ても良いのではないだろうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ

2009-05-04 19:57:20 | 本と雑誌

2008年度読売・吉野作造賞、2007年度サントリー学芸賞のダブル受賞との帯。

興味深い本であり、だいぶ前に購入していたのだが、なかなか手に取らずに、ようやくGWに読了。

官僚内閣制の構造を明らかにしたところは、とても興味深かったが、あるべき姿の話になると論理についていけなくなった。

目次

第1章 官僚内閣制
第2章 省庁代表制
第3章 政府・与党二元体制
第4章 政権交代なき政党政治
第5章 統治機構の比較―議院内閣制と大統領制
第6章 議院内閣制の確立
第7章 政党政治の限界と意義

日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書)

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パワートゥザエッジ―ネットワークコミュニケーション技術による戦略的組織論

2009-05-03 22:48:37 | 本と雑誌

翻訳担当のうちのお一方は知っている方である。先日、突然の病魔に倒れ、あっという間に亡くなられた。

その方が、生前「PTE(パワートゥザエッジ)研究会」に属し、翻訳の一翼を担っているとは知らなかった。

アメリカの軍隊を例としてPTEが語られる。概念的であり、よく理解できないし、同じような内容が何度も出てくる感じがするが、しっかりと読み解けば、どの組織にも役にたつことが書いてある。

目次

第1章 イントロダクション
第2章 指揮統制
第3章 工業化時代の指揮統制
第4章 工業化時代の原理とプロセスの崩壊
第5章 情報化時代
第6章 情報化時代の軍隊に求められる特性
第7章 相互運用性
第8章 俊敏性
第9章 パワーとエッジ
第10章 パワートゥザエッジ(PTE)
第11章 情報化時代の指揮統制
第12章 パワートゥザエッジ(PTE)組織の力
第13章 エッジ指向の任務能力パッケージ
第14章 未来に向けて

パワートゥザエッジ―ネットワークコミュニケーション技術による戦略的組織論

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さくらん

2009-05-03 12:07:23 | 映画

昨日に続き、ひかりTVで映画を見る。

2007年の日本映画「さくらん」。公式ホームページはここ

主演の土屋アンナがよい味を出している。

誰をターゲットにした作品なのであろうか。映像としては綺麗に撮っているが、中途半端な気がする。ベッドシーンをあそこまで入れる必要もなかったのではないかな。

もっと大人の作品に作れたような気もする。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする