ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率

2010-05-31 00:15:42 | 本と雑誌

浅川芳裕さんは、月刊「農業経営者」副編集長である。
まず、表題にびっくりした。
読んでみるとそうだろうなと思う。
大嘘だらけの食料自給率もそのとおりだろう。
弱い農業経営者を前提として物を考えるのは間違っているということがよく分かった。
その上で、強い農業を作らなければならない。
政策の抜本的な転換が必要なようだ。

目次

はじめに―日本農業弱者論はまったくの事実無根
第1章 農業大国日本の真実
第2章 国民を不幸にする自給率向上政策
第3章 すべては農水省の利益のために
第4章 こんなに強い日本農業
第5章 こうすればもっと強くなる日本農業
第6章 本当の食料安全保障とは何か

日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率 (講談社プラスアルファ新書)

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あなたは、なぜ太ってしまうのか? 肥満が世界を滅ぼす!

2010-05-30 21:40:16 | 本と雑誌

著者のバリー・ポプキン先生は、ノースカロライナ大学チャペルヒル校栄養学教授とのこと。
個人のダイエットのためだけの本ではない。
世界中が肥満に向っていることを憂えている書であり、世界レベルでのダイエットを提唱する本である。
禁煙になぞらえて言えば、禁高カロリーである。

目次

序章 世界中で「肥満」は新たな病になっている
1章 あなたの「食習慣」はどうつくられたのか
2章 おいしい「飲み物」に隠されたワナ
3章 「運動」で食べすぎをなかったことにする
4章 「食のグローバル化」が肥満を世界に広げた
5章 「肥満になりたくない」本当の理由
6章 「食品業界」が知られたくない事実
7章 世界を「ダイエット」するためにできること

あなたは、なぜ太ってしまうのか? 肥満が世界を滅ぼす!

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3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代

2010-05-23 18:36:37 | 本と雑誌

城繁幸さんが「富士通」のことを書いたときには、嫌な書き方をするし、単発だと思っていた。
その後、なかなか面白い指摘の本を書く。
この本も、興味深い。
恐らく、既存政党では整理できない主張であろう。
大きなうねりをこの小さな新書が創り出すと面白い。

目次

第1章 キャリア編
第2章 独立編
第3章 新世代編

3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書)

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おへそはなぜ一生消えないか―人体の謎を解く

2010-05-23 09:04:01 | 本と雑誌

表題に惹かれて購入。
武村政春先生は、分子生物学者。複製をメインテーマに、表題以外の目次に書いてあるようななぞにも分かりやすい解説を試みる。
専門的な話はまったく理解できていないが、分かりやすく書いてくれており、興味深い。

目次

  まえがき----男の乳首は必要か  
第1章 食べる口としゃべる口はなぜ別ではないのか  
第2章 年をとるとなぜ傷が治りにくくなるのか  
第3章 リ・ド・ヴォーはなぜ美味いのか  
第4章 人の赤血球にはなぜ核がないのか  
第5章 おへそはなぜ一生消えないのか  
第6章 胎盤という臓器はどう作られたか
   

 複製余話 
鑑定に使われるのはどのDNAか
二つの核を持つ生物
せっかく複製したのにね
双 子はなぜ出来る
からだの表面はエキセントリック
ハゲる頭髪、伸びるヒゲ
あとがき

おへそはなぜ一生消えないか―人体の謎を解く (新潮新書)

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現代語訳 論語と算盤

2010-05-16 09:11:02 | 本と雑誌

渋沢栄一さんの「論語と算盤」は有名な本であるが、立ち読みした程度でまともに読んだことはなかった。
現代語訳が出たと言うので読んでみる。
原典とどの程度違うのか分からないが、実に読みやすい。

人間は変わらないなと思うし、大事なことは変化がないと思う。
若い社員にも読んでもらいたい一冊である。

目次

第1章 処世と信条
第2章 立志と学問
第3章 常識と習慣
第4章 仁義と富貴
第5章 理想と迷信
第6章 人格と修養
第7章 算盤と権利
第8章 実業と士道
第9章 教育と情誼
第10章 成敗と運命

現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)

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傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学

2010-05-15 18:51:05 | 本と雑誌

夏井睦さんは医者であり、「新しい創傷治療」というHPを開設していらっしゃる。
表題のとおりであり、目から鱗が落ちるような話がある。
興味深いが自分では治療できないので、湿潤治療を行う先生を探さなければならないな。

目次

はじめに
第1章 なぜ「消毒せず、乾かさない」と傷が治るのか
第2章 傷の正しい治し方
第3章 ケガをしたら何科に 行く?
第4章 私が湿潤治療をするようになったわけ--偶然の産物
第5章 消毒薬とは何か
第6章 人はなぜ傷を消毒し、乾かすよ うになったのか
第7章 「化膿する」とはどういうことか
第8章 病院でのケガの治療--ちょっと怖い話
第9章 医学はパラダイム の集合体だ
第10章 皮膚と傷と細菌の絶妙な関係
第11章 生物進化の過程から皮膚の力を見直すと......
      -- 脳は皮膚から作られた!?
あとがき 

傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 (光文社新書)

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レジ待ちの行列、進むのが早いのはどちらか―するどく見抜き、ストレスがなくなる心理術

2010-05-12 07:04:40 | 本と雑誌

内藤誼人さんは心理学者とのこと。
Q&A方式であり、絵も多いのであっという間に読める。
二人の顔の絵を見比べて、<交渉者を見極める>などということについて、二者択一の問題を出し、もっともらしい解説がつく。
「トンデモ本」の売り上げに貢献してしまった。

ただ、こんな内容のテレビ番組は私が子どもの頃、すなわち40年前くらいにはよくあったように思う。浅野八郎さんの名前を思い出した。浅野さんは、心理学者とは言わずに、心理研究家と称していたな。

目次

part1 仕事編
part2 雑学編
part3 家族友人編
part4 恋愛編

レジ待ちの行列、進むのが早いのはどちらか―するどく見抜き、ストレスがなくなる心理術

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熱湯経営―「大組織病」に勝つ

2010-05-12 00:40:21 | 本と雑誌

会社の方に借りて、樋口武男さんの本を続けて読む。
私が入社した昭和55年に、確か「新入社員キッと心得帳」という本を読んだ気がする。
昔は、樋口武男さんのようなことをおっしゃる方は多かったな。
最近の経営者は皆スマートなのだが、熱い心という本質は変わらないのだろうと思う。

目次

Part1 泥舟の船頭になる
Part2 いつかかならず事業家に
Part3 熱湯経営で「大組織病」に勝つ
Part4 創業者との“同行二人”
Part5 成功する人の十二カ条失敗する人の十二カ条

熱湯経営―「大組織病」に勝つ (文春新書 586)

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関係する女 所有する男

2010-05-10 15:46:31 | 本と雑誌

著者の斎藤環さんは、精神科医。
男女の違いを、いわゆる脳レベルの性差ではなく、説明する。
簡単なようで、難しい議論である。
斎藤さんは、論争的でもあるので、パワーは感ずるが、それが正しいのかと言われると、そうかな、という感じであり、すっきりしないものが残る。

目次

第1章 「ジェンダー・センシティブ」とは何か
第2章 男女格差本はなぜトンデモ化するのか
第3章 すべての結婚はなぜ不幸なのか
第4章 食べ過ぎる女、ひきこもる男
第5章 「おたく」のジェンダー格差
第6章 男と女の「愛のかたち」
終章 「ジェンダー」の精神分析

関係する女 所有する男 (講談社現代新書)

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先の先を読め

2010-05-09 10:01:12 | 本と雑誌

大和ハウス工業株式会社社長の樋口武男さんの本。
会社の人に教えられお借りして読む。

創業者「石橋信夫」さんの教えを、樋口さんの言葉で伝える。
熱い先輩と言うのは昔の方が多かったのかな。
我々が、熱い先輩になれているのかを問う本でもある。

目次

第1章 事業のツボは「直観力」だ
第2章 アイデアは金では売るな
第3章 矛盾があってこそ、会社は発展する
第4章 “複眼”でモノを見ろ
第5章 「競生」から「共生」へ

先の先を読め (文春新書)

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不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか

2010-05-07 06:32:19 | 本と雑誌

活性化した職場を作ることには興味がある。

この本では、「役割構造」「評判構造」「インセンティブ構造」をキーワードに分析し、対処策を提言する。
しかしながら、「日本でいちばん大切にしたい会社 」を読んだ時のような感動はない。

著書たちは、1966年、1967年、1968年生まれの人たちである。私よりも10年若い人たちであるが、30年もサラリーマンをしていると、著者が書いていることを読むと、昔に戻る感じがする。
もちろん、単純に戻ってはいけないと書いてあるのだが、口先だけという感じがする。

若い人たちには新しく感ずる考え方になるのだろうか。

目次

第1章 いま、職場で何が起きているのか
第2章 何が協力関係を阻害しているのか―協力関係を阻害する「構造的要因」
 1 進む組織のタコツボ化
 2 評判情報流通と情報共有の低下
 3 インセンティブ 構造の変化
第3章 協力の心理を理解する
第4章 協力し合う組織に学ぶ
 1 グーグル
 2 サイバーエージェント
 3 ヨリタ歯科クリ ニック
第5章 協力し合える組織をつくる方法―協力関係再構築に必要な姿勢/経営者の責務
 1 役割構造に対する工夫
 2 評価情報に対する工夫
 3 イ ンセンティブに対する工夫
最終章 協力への第一歩の踏み出し方

不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)

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ITマーケティングの新事実―7つの発見と68のサクセスメソッド

2010-05-05 23:08:27 | 本と雑誌

随分前に買ったのだが、ITマーケティングの実践から離れていることもあり、積読になっていた。
最近また考えることがあり、思い出して読んでみる。
波多野精紀さんは、実践的であるし、飾らないので、役に立つ。
気がついたら、新しい本もお書きになっている。
これも読まねばならないな。

目次

序章 ITマーケティングの新事実
第1章 そんなに使われていない!『顧客データベース』の新事実
第2章 死んではいない、消えてもいない!?CRMの新事実
第3章 ITバブル崩壊後も、ITはどんどん浸透している!新事実
第4章 中小企業にITマーケティングは絶対に必要!という新事実
第5章 とはいえ、ITだけでは何もできない!という新事実
第6章 グローバルよりも生活密着型Webの方が効果的!?という新事実
第7章 どんどん進化する!ボイス系ITの新事実
第8章 ITマーケティングを支えるユニークな会社

ITマーケティングの新事実―7つの発見と68のサクセスメソッド

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日本でいちばん大切にしたい会社2

2010-05-05 21:22:22 | 本と雑誌

前著に続き読んでみる。
感動的な話を中心に書くからだろうが、少しだれた感じになる。
ただ、それは読んでいる方の感受性の問題であり、感動をそのまま感動できない自分に問題があるのだろう。

目次

●はじめに
●プロローグ 会社がほんとうに大事にしなければならないこと
●大切にしたい会社1  株式会社富士メガネ(北海道)
「困っている人を助けたい」――世界の難民や中国残留孤児に「視力」を贈る感動のメガネ店
●大切 にしたい会社2  医療法人鉄蕉会亀田総合病院(千葉県)
「もう一度入院したい」と患者が言う病院のモットーは「Always say YES!」
●大切にしたい会社3  株式会社埼玉種畜牧場「サイボクハム」(埼玉県)
「日本人の食料不足をなんとかしよう」――使命感に燃えて牧場を経営、「農業のディズニーランド」を実現する
● 大切にしたい会社4  株式会社アールエフ(長野県)
「小さな命をもっと救いたい」――世界が驚くカプセル内視鏡を開発。「人間の幸せ」を追い求める中小企業
●大切にしたい会社5  株式会社樹研工業(愛知県)
社員は先着順で採用。給料は「年齢序列」の不思議な会社
●大切にしたい会社6  未来工業株式会社(岐阜県)
「日本でいちばん休みの多い会社」だから、不況知らずの会社になれる
●大切にしたい会社7  ネッツトヨタ南国株式会社(高知県)
全盲の方と行く四国巡礼の旅で、人の本当のやさしさを学んでもらう
●大切にしたい会社8  株式会社沖縄教育出版(沖縄県)
本当に世の中に役立つ事業をしたい。一人ひとりの命が輝く会社になりたい
●エピローグ みなさんに伝えたい読者の方々からの手紙
● おわりに

日本でいちばん大切にしたい会社2

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アップル、グーグル、マイクロソフト クラウド、携帯端末戦争のゆくえ

2010-05-05 10:21:31 | 本と雑誌

岡嶋裕史さんの本はいつも読みやすい。
この本も、なぜアップル、グーグル、マイクロソフトを取り上げるのかを説明することにより、クラウドとは何かを説明。
その後も分かりやすい説明である。
帯に<課金を制する企業がインターネットを制す>とあるが、その通りであろう。

目次

         

まえがき
1章 クラウドとは
2章 クラウドの古さと新しさと主要企業
3章 マイクロソフトの戦略――ウィンドウズアズール
4章 グーグルの戦略――グーグルアップエンジン
5章 アップルの戦略――iTunes
6章 クラウドでも出遅れた日本

アップル、グーグル、マイクロソフト クラウド、携帯端末戦争のゆくえ (光文社新書)

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「お通し」はなぜ必ず出るのか―ビジネスは飲食店に学べ

2010-05-04 12:04:12 | 本と雑誌

子安大輔さんは、カゲンの取締役。博報堂を経て、飲食店のプロデュース/コンサルティングに従事している。
飲食業のことは、毎日接しているので、それなりに想像もするし、考えていることもある。
それらを分かりやすく整理し、読ませてくれる。
すっきりとする本である。

目次

第1章 そもそも飲食店って儲かるの?
第2章 ジンギスカンと立ち飲みのあいだ
第3章 「女性に人気のヘルシー店」は潰れる
第4章 情報化が偽装を産み 出す
第5章 偽グルメ情報にご用心
第6章 「オーナーの夢だった店」は潰れる
第7章 ショッピングセンターはおいしいか
第8章 店舗拡大の落とし穴
第9章 上場は勲章ではない
第10章 飲食店の周りに広がる「宝の山」
第11章 「個店の時代」が到来する
第12章 食が日本の輸出産業になる

「お通し」はなぜ必ず出るのか―ビジネスは飲食店に学べ (新潮新書)

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