平尾誠二さんは、著名なラグビーの選手であり、有名かつ有能な指導者である。
「理不尽」を前提とするところ、若干の違和感があるのだが、理不尽はあるというところからスタートするのは現実的である。閉塞感がある多くの人に共感してもらいたい考え方である。
理不尽を無くすと言うのは、無菌の社会を作ろうとすることであるという指摘は正しいだろう。
ただ、無くすべき理不尽もありそう。
スポーツの練習の場面における理不尽を認める平尾さんは、スポーツにおける暴力問題などどう考えるのだろうか。
目次
第1章 理不尽によって人は鍛えられる
第2章 リーダーとして理不尽な状況をいかに乗り越えるか
第3章 理不尽をどのように与えるか
第4章 理不尽は、決してなくならない
第5章 ひとりでは無理でも、チームであれば乗り越えられる
第6章 孤独に耐えてこそ、乗り越えられる
第7章 理不尽が人を成長させる