ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

差別と日本人

2009-09-29 14:40:19 | 本と雑誌

野中広務さんと辛淑玉さんの「差別と日本人」に関する対談。
若いときから差別の問題で辛酸を嘗めてきた二人の対談は考えさせられることが多い。
それぞれのアプローチが違うので、土台は同じだが異色の対談となっている。

目次

第一章 差別は何を生むか
第二章 差別といかに闘うか
第三章 国政と差別
第四章 これからの政治と差別

差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100)

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折れそうな心の鍛え方

2009-09-28 07:00:04 | 本と雑誌

日垣隆さんが自らの「うつ」の経験を元に、対処の仕方を書く。
分かりやすい対処法が多く、首肯できる。
ただ、「うつ」になった人がこの本を読むかな。

目 次

プロローグ
――「医療関係者のみなさん、しばらく黙っていてください」

第一章 「勝手に自己診断」編
第二章 とりあえず「ガス抜き」編
第三章 「まずは応急処置」編
第四章 「日々、鍛えてみよう」編
第五章 大人たちよ、映画を観てもっと泣こう
――泣ける映画ベスト30選

折れそうな心の鍛え方

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ローマ人の物語〈35〉最後の努力〈上〉

2009-09-27 00:39:06 | 本と雑誌

塩野七生さんのローマ人の物語の文庫化がまた進んだ。
まさに帝国延命の努力。二頭政、四頭政の持つ意味を初めて知った。
学校でも習ったのだろうが、覚えるのが面倒だな、というだけで終わっていた。

目次

第1部 ディオクレティアヌスの時代―紀元二八四年‐三〇五年
 迷走からの脱出
 「二頭政」
 「四頭政」
 ペルシアとの関係
 兵力倍増
 帝国改造
 官僚大国
 税金大国
 統制国家
 ディオクレティアヌスとキリスト教
 ディオクレティアヌス浴場
 引退

ローマ人の物語〈35〉最後の努力〈上〉 (新潮文庫)

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アインシュタインからの墓碑銘

2009-09-25 07:12:11 | 本と雑誌

外科医である三宅速(みやけはやり)のことは、比企寿美子さんの「引導をわたせる医者となれ 」で知っていた。

比企寿美子さんは、三宅速のお孫さん。今回は、三宅速とアインシュタインの人生の交錯を描く。
三宅速のとても出来ない努力。
戦争の悲惨が、二人の人生にも大きな影響を与えるとともに人生の無常を感ずる。

今でもこのような世にあまり知られていない偉人はいるのだろう。
そういう人たちを大事にしなければと思う一冊であった。

目次

プロローグ
第一章 アインシュタイン来日
    船上での出会い/日本講演/福岡訪問
第二章 それぞれの流れ
    アインシュタインの生い立ち/三宅速という人/外科医
    誕生/ドイツ留学/帰国/ふたりの往復書簡
第三章  濁流
    五十歳の誕生祝/アインシュタインの「夏の家」/二人
    の息子/縁あって/流浪のピアノ/長崎そして札幌/
    アウシュビッツへの道/苦渋の決断
第四章 戦争、そして平和
    無差別空襲/岡山へ/岡山城炎上/終戦/事件/継承
    /死を悼む/汚名の挽回/墓碑銘/平和を祈る
エピローグ
おわりに

アインシュタインからの墓碑銘

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海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈6〉

2009-09-23 07:09:57 | 本と雑誌

海の都の物語も最後になる。
ついにヴェネツィアに死がやってきた。
ナポレオン率いるフランスにその止めを刺される。

目次

第12話 地中海最後の砦
第13話 ヴィヴァルディの世紀
第14話 ヴェネツィアの死

海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈6〉 (新潮文庫)

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経済成長って何で必要なんだろう?

2009-09-21 08:10:59 | 本と雑誌

芹沢一也さんによる若手の知の試み。
飯田泰之さんの議論はとても分かりやすいし、興味深い。
再度、日本の議論を点検したくなる。

目次

序章 議論の前に(飯田泰之×芹沢一也)
1章 高度成長とは何だったのか―戦後日本経済思想の源流と足枷(岡田靖×飯田泰之)
2章 戦争よりバブル、希望はインフレ(赤木智弘×飯田泰之(司会・芹沢一也))
3章 何が貧困を救うのか(湯浅誠×飯田泰之(司会・荻上チキ))
終章 議論を終えて(飯田泰之×芹沢一也×荻上キチ)

経済成長って何で必要なんだろう? (SYNODOS READINGS)

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コーポレート・ファイナンス入門

2009-09-16 10:28:47 | 本と雑誌

砂川さんの文章は読みやすく、分かりやすい。
自分で計算がさっさとできるかというとそこまでにはならないが、非常に面白く読める。

目次

Ⅰ コーポレート・ファイナンスへの招待
Ⅱ 基礎①リスク・リターン関係と資本コスト
Ⅲ 基礎②現在価値とキャッシュフロー
Ⅳ 企業の投資行動はどう決まるか
Ⅴ 企業の資金調達
Ⅵ 企業の利益還元と配当政策

コーポレート・ファイナンス入門 (日経文庫)

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海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈5〉

2009-09-14 12:55:37 | 本と雑誌

いよいよ時代は15世紀末。ポルトガルのインド航路発見は、大きな転換となる。
時代に翻弄され、トルコ帝国との攻防も続く中、ヴェネツィアは立派に自立する。
日本と状況は違うが、考えざるを得ない。

目次

第10話 大航海時代の挑戦
 胡椒ショック
 航海者たち
 危機
 巻き返し
 通商と産業と
 労使の間
 ヴェネツィアの組合
第11話 二大帝国の谷間で
 都市国家から領土国家へ
 統治能力の向上を期して
 ヴェネツィアの光と影
 元首グリッティ
 その息子 ほか
 大国の台頭
 プレヴェザの海戦
 レパントへの道
 レパントの海賊
 海賊
 レパント以後

海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈5〉 (新潮文庫)

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日本を変える「知」

2009-09-14 06:22:40 | 本と雑誌

芹沢一也先生は、シノドスという「知」の交流スペースを主宰している。

この本の中では、経済(飯田泰之)、政治(吉田徹)、教育(本田由紀)、社会(鈴木謙介)、思想(橋本努)のセミナーを取り上げる。

現代の「知」を勉強するのにコンパクトでよい。

目次

Ⅰ  「経済学っぽい考え方」の欠如が日本をダメにする(飯田泰之)
Ⅱ ニッポンの民主主義(吉田徹)
Ⅲ  教育・労働・家族をめぐる問題(本田由紀)
Ⅳ 日本ならではの「再帰的不安」を乗り越えて(鈴木謙介)
Ⅴ  誰もネオリベラリズムを全面否定できない(橋本努)

日本を変える「知」 (SYNODOS READINGS)

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すばらしき愚民社会

2009-09-06 18:08:39 | 本と雑誌

小谷野敦さんは「もてない男―恋愛論を超えて (ちくま新書) 」で興味を持ったのだが、どうも最近は首肯出来ないものが多い。

目次

序 大衆論とその後
第1章 バカが意見を言う世の中
第2章 迷走する階級・格差社会論
第3章 日本の中間階層文化
第4章 「近世」を忘れた日本知識人
第5章 「説得力ある説明」を疑え!―カール・ポパー復興
第6章 他人を嘲笑したがる者たち
第7章 若者とフェミに媚びる文化人
第8章 マスメディアにおける性と暴力
第9章 アカデミズムとジャーナリズム
第10章 禁煙ファシズムと戦う

すばらしき愚民社会 (新潮文庫)

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2010年の金融―変貌するリテールと次なるビジネス戦略 (未来創発2010)

2009-09-03 17:34:23 | 本と雑誌

もう1年もすると2010年だ。

考える材料となる。

目次
第1章 二〇一〇年代の金融サービス―生活者の視座から
第2章 生活の場に溶け込む金融―新しい金融ニーズの誕生
第3章 生活者と共創する金融―顧客参加型サービスの拡大
第4章 金融が浸透する時代の資産運用サービス―拡大する富裕層と準富裕層
第5章 地域の活性化を支援する金融サービス―地域金融生き残りの条件
第6章 顧客参加型バリューチェーンの構築に向けて
補論 アジアの生活者と日本の金融

2010年の金融―変貌するリテールと次なるビジネス戦略 (未来創発2010)

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海の都の物語〈4〉 ―ヴェネツィア共和国の一千年

2009-09-03 06:51:32 | 本と雑誌

トルコとの戦いもすごい。

聖地巡礼は、伊勢参りのようだ。

目次

第8話 宿敵トルコ
第9話 聖地巡礼パック旅行

海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈4〉 (新潮文庫)

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デジタルサイネージ革命

2009-09-01 19:43:45 | 本と雑誌

最近、電子看板を見かけることが、多い。デジタルサイネージという言葉もよく見かけるようになった。

中村 伊知哉さんと石戸奈々子さんが、デジタルサイネージの世界を分かり易く紹介する。概観するのにちょうど良いし、新しい世界が出来つつあるのを感ずる。

目次

第1章 デジタルサイネージとは
第2章 デジタルサイネージへの期待
第3章 デジタルサイネージの実例
第4章 デジタルサイネージの拡張
第5章 海外のデジタルサイネージ
第6章 デジタルサイネージ革命の可能性

デジタルサイネージ革命

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